12期 予想歴24年
◎未定
○スイートサルサ6着/3人
今週のメインレースは、第48回フローラステークスである。
第48回フローラステークスは、オークストライアルということもあり、混戦の3歳牝馬クラシック戦線を占う意味でも注目される。 そこで、競馬理論の競馬予想では、第48回フローラステークスに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
クイーンカップ組からは、2着のスイートサルサ(蛯名正義)及び3着のイリュミナンス(武豊)が第48回フローラステークスに出走する。
スイートサルサのクイーンカップの2着という結果は、イン有利の馬場においてラチ沿いで脚を溜めたものではあるが、直線で前が塞がって外に立て直す不利を受けてのものであり、スムーズな競馬ならば勝てた内容であった。
よって、第48回フローラステークスの競馬予想においては、スイートサルサに高い評価を与えて当然である。 ただし、スイートサルサは、差し一手の脚質なので、外枠などを引いて終始外を回らされてしまう場合には、開幕週の馬場で脚を余す可能性も考慮すべきである。
一方、イリュミナンスのクイーンカップの2着という結果は、好位のイン追走を追走する展開に恵まれたにもかかわらず、直線で不利を受けたスイートサルサに切れ味で負けてしまった。
よって、第48回フローラステークスの競馬予想においては、イリュミナンスがスイートサルサを逆転するためには展開などの助けが必要と判断すべきである。 なお、第48回フローラステークスが行われる開幕週の馬場を考慮すると、イリュミナンスが器用な先行力を生かして好位のインを追走するようであれば、スイートサルサを逆転可能である。
一方、フラワーカップ組からは、2着のエバーブロッサム(戸崎圭太)及び4着のエクスパーシヴ(村田一誠)が第48回フローラステークスに出走する。
エバーブロッサムのフラワーカップの2着という結果は、スローペースの前残りの展開を大外から追い込んだものであるが、弱いメンバーに恵まれた可能性も否定できない。
よって、第48回フローラステークスの競馬予想においては、2000mの距離適性の高いエバーブロッサムにもそれなりの高い評価を与えるべきだが、追い込み一手の脚質なので開幕週の馬場で脚を余す可能性も考慮すべきである。
一方、エクスパーシヴのフラワーカップの4着という結果は、スローペースを先行して粘り込んだものであり、レース内容としての価値は低い。
よって、第48回フローラステークスの競馬予想においては、エクスパーシヴが好走するためにはかなりのスローで先行するなど展開に恵まれる必要があると判断すべきである。
一方、チューリップ賞組からは、5着のグッドレインボー(石橋脩)が第48回フローラステークスに出走する。
グッドレインボーのチューリップ賞の5着という結果は、イン有利の馬場において1枠を生かしてロスのない競馬をしたものであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。
ただし、チューリップ賞組は桜花賞で上位を独占しており、メンバー的にはかなりレベルの高い一戦であった。
よって、第48回フローラステークスの競馬予想においては、先行力があって開幕週の馬場向きのグッドレインボーにも高い評価を与えるべきである。
一方、ミモザ賞組からは、1着のセキショウ(横山典弘)、2着のアドマイヤイチバン及び3着のロジプリンセス(三浦皇成)が第48回フローラステークスに出走する。
セキショウのミモザ賞の勝利という結果は、スローペースを先行して押し切ったものであり、レース内容としては2馬身の着差ほどの圧倒的な強さではなかった。
ただし、セキショウは器用な先行力を持つので、開幕週の馬場を生かせるようであれば、第48回フローラステークスの競馬予想においてもそれなりの評価が必要である。
一方、アドマイヤイチバンのミモザ賞の2着という結果は、スローな展開と外の差しが届く馬場に恵まれたものであり、レース内容としての価値は低い。
よって、第48回フローラステークスの競馬予想においては、アドマイヤイチバンに高い評価は不要である。
一方、ロジプリンセスのミモザ賞の3着という結果は、出遅れたことによってスローペースで脚を余してしまったものであり、悲観すべき内容ではない。
よって、第48回フローラステークスの競馬予想においては、スタートさえ互角であればロジプリンセスがセキショウを逆転可能と判断すべきである。
一方、中山の500万下勝ち組からは、1着のテンシンランマン(田中勝春)が第48回フローラステークスに出走する。
テンシンランマンの500万下戦の勝利という結果は、後のミモザ賞勝ちのセキショウを破ってのものではあるが、スローペースを先行して押し切ったものであり、この一戦だけでセキショウより上とは判断できない。
よって、第48回フローラステークスの競馬予想においては、テンシンランマンにセキショウと互角程度の評価を与えれば十分である。
一方、新馬組からは、ラストグルーヴが第48回フローラステークスに出走する。
ラストグルーヴの新馬戦の勝利は、ゴール前でも余裕があり着差以上に強い内容であった。
ただし、新馬線の2着馬のスリーベラミが次走の未勝利戦で断然人気を裏切っており、弱いメンバーに恵まれた可能性も否定できない。
よって、第48回フローラステークスの競馬予想においては、能力的に底を見せていないラストグルーヴに高い評価を与えるべきだが、血統的な背景で過剰に人気になるようであれば絶対視は禁物と判断すべきである。
一方、未勝利戦組からは、デニムアンドルビー(内田博幸)が第48回フローラステークスに出走する。
デニムアンドルビーは、
初勝利まで3戦を要したが、関西の中距離の芝戦という最も高いメンバー構成の未勝利戦を勝ち上がっており、牝馬限定の重賞ならば能力的には上位である。
よって、第48回フローラステークスの競馬予想においては、展開次第でデニムアンドルビーも好走可能と判断すべきである。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第48回フローラステークスに出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第48回フローラステークスの最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第48回フローラステークスの予想をお楽しみに。
以下のURLから2013年以前のフローラステークスの関連記事がご覧いただけます。http://www.keibariron.com
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