有馬記念2008予想
中山2500ならどんな馬を買ってもいい ◎ドリームジャーニー

編集長おくりばんと
08期 予想歴18年

◎マツリダゴッホ
  12着/2人気

○アサクサキングス14着/9人
▲カワカミプリンセス7着/6人


先日書いたように、中山2500というのはかなり特殊なコース。先日は、だからこそ波乱を呼びやすいという風に結論づけたが・・・

特殊なコースだからこそ、その特殊なコースを得意とする特殊能力を持っている馬を狙うという手もあるな、という風に今日思いなおした。

マツリダゴッホは去年の有馬記念が強い競馬だったのは当然だが。
日経賞も非常に強かったと思う。他馬より2キロ多く背負っての3馬身差というのは決定的な差だ。オールカマーも2キロ余計に背負っていたことを忘れてはいけない。
この馬は480キロ台の中肉中背の馬なので、斤量による影響というのはそこそこ出るものだと思う。それを克服してのあの内容は、なかなか出来るものではない。一流馬(中山限定かもしれないが)の証拠だろう。

先週あたりから中山の馬場はやや時計がかかり始めて、なんとなく重い感じがする。そこへきて、去年重い馬場の有馬記念を制しているのも心強い。
今回はダイワスカーレットという1番人気の馬が前に行く競馬で、タイトな流れになると見ているが、そういった競馬は、AJCCをぶっちぎって勝ってブレイクしたように、元来得意。
私には死角らしい死角は見当たらない。

現時点で4.9倍。
私は3倍そこそこと踏んでいただけに非常に食指が動く。

やはりこの馬は中山コースでは5割増くらいの馬だと思っているので、JCであそこまで良い競馬できるとは思わなかったし。
あんな良い競馬してしまったから今度はすごく人気するだろうと。
ダイワスカーレットと2強対決だろうと思っていたら。



ダイワスカーレット
   |
マツリダゴッホ・スクリーンヒーロー・メイショウサムソン


くらいの扱いなんですねえ。読み違えた。これは美味しい、という感覚です。




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あのディープインパクトがたった一度だけ負けたことがあるのがこの有馬記念。
あっと驚くダイユウサクや、オグリキャップ奇跡の復活や。
地味なところではアメリカンボスやダイワテキサスやマイネルブリッジが激走してみたり。

どうにも説明のつきにくいことが多くおこるのが有馬記念だと思っている。実績や、能力や、距離適性や、そういったことで簡単に説明することはできない。
やれ八百長だなんだという人が多く出てきそうなところだが・・・
私は単純に、中山2500というのが変なコースだからだと思う。2500m走る間にコーナーを6回もくるくる回るし、急坂を2回も上るし。冬場の最終日開催で、馬場もところどころガタがきていて。。
上手く立ち回ることができなければディープインパクトだって負ける。

なので予想は非常に難解。ステイヤーズSもそうだったが、長距離レースで、どの馬がどこを通ってどういう展開の競馬になるかなんて予測することは到底不可能。

これじゃ予想にならないが。ひとつだけ言えるのは人気馬をあまり過信すべきではないレース。穴を狙っていいレース。極端な話、好きな馬なんでも買って、運頼みで楽しむようなイベントではないかとさえ思う。


◎ドリームジャーニー
ずんだ餅さんが論じてくれた通りで、コーナーリングの上手い馬。フットワークを見ればわかる。一流馬にはなかなかいないピッチ走法。朝日杯を勝てたのはマイラーだからではなくて、中山のようなトリッキーコース向きだからだと思う。
神戸新聞杯を勝っているように距離がどうにもならない馬ではない。
ダイユウサクやオグリキャップやマイネルブリッジやダイワメジャーが大丈夫ならこの馬だって大丈夫、中山の2500なら。

そして何より57キロで出れるというのがいい。
420キロしかない馬なので、58キロは酷。今年は3回58で走らされているが、度外視してしまっていい。
むしろ前走は東京2000の大外枠という最悪の条件でもあり、58を背負って外を回っての10着は強い内容と言ってもよかったくらい。

前走から、コース、斤量、明らかに条件は好転する。

○アサクサキングス
春の3戦を思えば、「あと一歩」の馬で、能力はあるはず。ダイワスカーレットより3キロ多く背負って1馬身ちょっと差。エイシンデピュティより1キロ多く背負って半馬身差で走っていることを忘れてはならない。
「あと一歩」の馬なら、中山コースのアシストがあればいくらでも勝つチャンスは出てくる。
そして、この秋大舞台で2度も過ちを犯した。タメても切れないことは小学生でもわかるだろう。
もうあんなことをするとは思えない。

▲アルナスライン
アルゼンチン共和国杯がどれだけハイレベルなものだったかはあとから証明された。58キロでのあの内容。
京都大賞典は出遅れと勝負所からの和田騎手の失敗騎乗。宝塚記念は道悪。
一番の未知数の馬。
フットワークからは、中山2500のクルクルコースは向くと思う。


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有馬記念2008回顧
おしっこすればもっと エアシェイディ

編集長おくりばんと
08期 予想歴18年

次走狙い:エアシェイディ
次走狙い:マツリダゴッホ
次走危険:アサクサキングス


アドマイヤモナークは、中山2500でタイトな流れ、この馬の力が存分に発揮できた結果であって。フロックではないと思いました。

ジャパンカップで◎にした馬なので、そこで詳しく書きましたが。京都大賞典が非常に強い競馬。一番強い競馬だった。あれがこの馬が力をつけたことの証明だったと思う。あの時点で遅咲きの能力開花。人気になっていたアルナスラインは完璧に負かしていたのだし。今回はアルナスラインに比してあの人気の無さは異常。
アドマイヤモナークだけは買えなかったと言う感想がレース後聞かれたが、じゃあアルナスラインはどうなるんだということになる。。
天皇賞は距離不足、JCは流れ向かずと敗因はハッキリしていた。今回限りの非常に美味しい馬券だったと思う。


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エアシェイディは、おしっこをしなかったにも関わらず、向いているといえない2500の距離で頑張った。
天皇賞秋も、ここも、内容ある競馬。かなりの遅咲きだったのかもしれない。来年、適距離で、おしっこもできれば・・

アサクサキングスは、それなりに速いペースを先行して、力を出せる流れではあったと思う。
スローの瞬発力勝負でダメ、今回のような持久力勝負でもだめとなると・・つまり展開に恵まれないと勝てない馬。G1では力が足りない馬というのが確定してしまった感がある。

マツリダゴッホはさすがに6つのコーナーで全て大外を回った上、4角で無理にまくるという、どっからどう見ても無理な競馬。苦しかったと思う。
あれではディープインパクトでなければ勝てない。
着順をそのまま真に受けることはできない。


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