12期 予想歴24年
◎未定
○レッドアリオン4着/3人
今週のメインレースは、3歳のマイル王決定戦の第18回NHKマイルカップである。
第18回NHKマイルカップは、クラシックの上位組が不在ということもあり、中心馬不在の混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第18回NHKマイルカップに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
ニュージーランドトロフィー組からは、1着のエーシントップ(内田博幸)、2着のレッドアリオン(川須栄彦)、3着のストーミングスター(ミルコ・デムーロ)、5着のカシノピカチュウ(クリスチャン・デムーロ)、6着のモグモグパクパク(北村宏司)、7着のマイネルホウオウ(柴田大地)、8着のガチバトル、9着のゴットフリート(戸崎圭太)、10着のザラストロ(江田照男)及び13着のディアセルヴィス(菱田裕二)が第18回NHKマイルカップに出走する。
エーシントップのニュージーランドトロフィーの勝利という結果は、1000m通過60秒0のスローペースを3番手の外目追走から抜け出す展開に恵まれたものである。
また、エーシントップは、シンザン記念でも勝利を収めたが、極端にインが有利な馬場を生かして逃げ切ったものである。
よって、第18回NHKマイルカップの競馬予想においては、エーシントップに高い評価を与えるべきだが、重賞3勝の実績ほどの絶対的な評価は禁物である。
特に、第18回NHKマイルカップが外の差しも届く馬場になるようであれば、人気と実力のバランスを考慮し、エーシントップの評価を下げるべきである。
一方、レッドアリオンのニュージーランドトロフィーの2着という結果は、スタートで出遅れてしまったがすぐに巻き返して好位のインを追走する展開によるものだが、直線で馬場の悪い内側に入ってしまったことを考慮すると、エーシントップと互角以上のレース内容であった。
よって、第18回NHKマイルカップの競馬予想においては、展開次第でレッドアリオンがエーシントップを逆転可能と判断すべきである。
一方、ストーミングスターのニュージーランドトロフィーの3着という結果は、スローペースを2番手から流れ込んだだけであり、レース内容としての価値は低い。
よって、第18回NHKマイルカップの競馬予想においては、デムーロ騎手騎乗を考慮しても、ストーミングスターには押さえ程度の評価を与えれば十分である。
一方、マイネルホウオウのニュージーランドトロフィーの7着という結果は、外枠からの発走で終始大外を回らされてしまったものであり、着差を考えると悲観すべき内容ではない。
よって、第18回NHKマイルカップの競馬予想においては、展開に恵まれさえすればマイネルホウオウも差のない競馬が可能と判断すべきである。
一方、ゴットフリートのニュージーランドトロフィーの9着という結果は、スタートで躓いて能力を発揮できなかったものであり、度外視可能である。
なお、ゴットフリートは、朝日杯フューチュリティステークス3着や、共同通信杯2着の実績が示すように、重賞級相手でも通用する能力を秘める。
よって、第18回NHKマイルカップの競馬予想においては、ゴットフリートの巻き返しにも注意を払うべきである。
一方、カシノピカチュウ、モグモグパクパク、ガチバトル、ザラストロ及びディアセルヴィスは、ニュージーランドトロフィーの見所のないレース内容を見る限り、第18回NHKマイルカップの競馬予想で高い評価は不要である。
一方、ファルコンステークス組からは、1着のインパルスヒーロー(田中勝春)が第18回NHKマイルカップに出走する。
インパルスヒーローのファルコンステークスの勝利という結果は、弱いメンバー構成に恵まれたものではあるが、3連勝中と能力的に底を見せていない魅力がある。
よって、第18回NHKマイルカップの競馬予想においては、インパルスヒーローにもそれなりの高い評価を与えるべきである。ただし、ファルコンステークス2着のカシノピカチュウがニュージーランドトロフィーで5着、4着のモグモグパクパクがニュージーランドトロフィーで6着に敗れていることを考えると、インパルスヒーローよりもニュージーランドトロフィー組が上である可能性が高いことも頭に入れておくべきである。
一方、皐月賞組からは、13着のコパノリチャード(福永祐一)及び14着のサトノネプチューン(岩田康誠)が第18回NHKマイルカップに出走する。
コパノリチャードの皐月賞の11着という結果は、距離が長すぎた上にハイペースに巻き込まれてしまったものであり、度外視可能である
なお、コパノリチャードは、前々走のアーリントンカップにおいて、1000m通過60秒7のスローペースの2番手を追走する展開に恵まれたにせよ、レッドアリオンに2馬身近い差をつけて勝利を収めている。
よって、第18回NHKマイルカップの競馬予想においては、イン有利の馬場や前残りの展開になるようであれば、コパノリチャードの先行力を生かしての粘り込みに注意を払うべきである。
一方、毎日杯組からは、2着のガイヤースヴェルト(ウィリアムズ)及び3着のバッドボーイ(川田将雅)が第18回NHKマイルカップに出走する。
ガイヤースヴェルトの毎日杯の2着という結果は、キズナが強すぎただけなので、初芝であったことをも考慮すると立派であった。
しかしながら、若干インが有利な馬場で、好位のインを追走する展開に恵まれたものでもある。
よって、第18回NHKマイルカップの競馬予想においては、ガイヤースヴェルトにとって試金石の一戦になると判断すべきである。
一方、バッドボーイの毎日杯の4着という結果は、ハイペースを追いかけたものではあるが、2着のガイヤースヴェルトに3馬身も離されてしまった。
よって、第18回NHKマイルカップの競馬予想においては、バッドボーイに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
一方、マーガレットステークス組からは、1着のローガンサファイア(浜中俊)、3着のアットウィル(三浦皇成)及び12着のマイネルエテルネル(石橋脩)が第18回NHKマイルカップに出走する。
ローガンサファイアのマーガレットステークスの勝利という結果は、2着に1馬身以上の差をつける快勝であったが、弱いメンバー構成と追い込みが届きやすい展開に恵まれたものであり、着差ほどの高い評価は不要である。
よって、第18回NHKマイルカップの競馬予想においては、急激にメンバーが強化する点を考慮すると、ローガンサファイアにも押さえ程度の評価で十分と判断している。
一方、アットウィル及びマイネルエテルネルは、マーガレットステークスの見所のないレース内容から、第18回NHKマイルカップの競馬予想において高い評価は不要である。
一方、橘ステークス組からは、1着のシャイニープリンスが第18回NHKマイルカップに出走する。
シャイニープリンスの橘ステークスの勝利という結果も、弱いメンバー構成と好位のインで脚をためる展開に恵まれたものだが、初芝で3連勝を達成したこと自体は評価が必要である。
よって、第18回NHKマイルカップの競馬予想においては、未知の魅力を秘めるシャイニープリンセスを無視すべきでないと判断している。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第18回NHKマイルカップに出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第18回NHKマイルカップの最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第18回NHKマイルカップの予想をお楽しみに。
以下のURLから2013年以前のNHKマイルカップの関連記事がご覧いただけます。http://www.keibariron.com
/database/nhkmilecup NHKマイルカップのコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。予想屋マスターhttp://www.keibariron.com/
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