ヴィクトリアM2013予想
ヴィルシーナが悲願のG1制覇なるか?

予想屋マスター
12期 予想歴24年

◎未定 

○サウンドオブハート14着/3人


今週のメインレースは、第8回ヴィクトリアマイルである。
第8回ヴィクトリアマイルは、不動の女王ジェンティルドンナが不在ということもあり、混戦が予想される。

そこで、競馬理論の競馬予想では、第8回ヴィクトリアマイルに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

阪神牝馬ステークス組からは、1着のサウンドオブハート(池添謙一)、2着のイチオクノホシ(デムーロ)、3着のクイーンズバーン、4着のハナズゴール(浜中俊)、6着のマルセリーナ(吉田豊)、7着のフミノイマージン(太宰啓介)、10着のアイムユアーズ(戸崎圭太)及び14着のホエールキャプチャ(蛯名正義)が第8回ヴィクトリアマイルに出走する。

サウンドオブハートの阪神牝馬ステークスの勝利という結果は、外枠からの発走で終始外を回らされてのものであり、本格化を印象づける内容であった。

よって、第8回ヴィクトリアマイルの競馬予想においても、自在な脚質で競馬が上手なサウンドオブハートに高い評価を与えて当然である。

一方、イチオクノホシの阪神牝馬ステークスの2着という結果は、スローペースを上がり33秒2の脚で追い込んだものであり、レース内容としてはサウンドオブハートと互角又はそれ以上の評価が必要である。

よって、第8回ヴィクトリアマイルの競馬予想においては、追い込みが届くような展開になるようであれば、イチオクノホシがサウンドオブハートを逆転可能と判断すべきである。

一方、クイーンズバーンの阪神牝馬ステークスの3着という結果は、スローペースで楽に逃げを打つ展開に恵まれたものであって、レース内容としての価値は低い。

よって、第8回ヴィクトリアマイルの競馬予想においては、イン有利の馬場で且つスローの単騎逃げなど相当恵まれない限り、クイーンズバーンが好走する可能性は低いと判断すべきである。

一方、ハナズゴールの阪神牝馬ステークスの4着という結果は、後ろのイチオクノホシに交わされてしまったものであり、断然1番人気の割に残念な内容であった。

しかしながら、阪神牝馬ステークスの敗戦は、雨による緩い馬場が影響したものと見ることもできる。なお、ハナズゴールは、京都牝馬ステークスにおいて、クイーンズバーンを楽に差し切って3馬身近い差をつけていることからもわかるように、能力的には牝馬限定のG1ならば互角以上である。

よって、第8回ヴィクトリアマイルの競馬予想においては、ハナズゴールの巻き返しにも注意を払うべきである。

一方、マルセリーナ、フミノイマージン、アイムユアーズ及びホエールキャプチャは、阪神牝馬ステークスの見所のないレース内容を見る限り、第8回ヴィクトリアマイルの競馬予想において高い評価は不要である。

一方、福島牝馬ステークス組からは、1着のオールザットジャズ(岩田康誠)、2着のマイネイサベル(柴田大知)、4着のアロマティコ(福永祐一)、5着のオメガハートランド(石橋脩)、8着のミッドサマーフェア、10着のトーセンベニザクラ及び15着のアラフネが第8回ヴィクトリアマイルに出走する。

オールザットジャズの福島牝馬ステークスの勝利という結果は、54キロの斤量とデムーロ騎手の好騎乗に恵まれたもので
ある。

よって、第8回ヴィクトリアマイルの競馬予想においては、オールザットジャズに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

マイネイサベルの福島牝馬ステークスの2着という結果は、56キロの斤量であった上に不得意なハイペースの競馬でのものであり、レース内容としてはオールザットジャズを大きく上回る。

よって、第8回ヴィクトリアマイルの競馬予想においては、福島牝馬ステークス組の中ではマイネイサベルに最も高い評価を与えるべきである。特に、マイネイサベルはスローの瞬発力勝負が得意なので、第8回ヴィクトリアマイルがスローペースになるようであれば、本命級の更に高い評価に上げるべきである。

一方、アロマティコの福島牝馬ステークスの4着という結果は、直線でマイネイサベルに寄られてしまったものであり、着順ほどの能力差はない。

よって、第8回ヴィクトリアマイルの競馬予想においては、アロマティコがオールザットジャズを逆転可能と判断すべきである。

一方、オメガハートランド、ミッドサマーフェア、トーセンベニザクラ及びアラフネは、福島牝馬ステークスの見所のないレース内容を見る限り、第8回ヴィクトリアマイルの競馬予想において高い評価は不要である。

一方、大阪杯組からは6着のヴィルシーナ(内田博幸)が第8回ヴィクトリアマイルに出走する。ヴィルシーナの大阪杯の6着という結果は、牡馬の一線級相手ではあったものの、見所がなく残念なレース内容であった。

なお、ヴィルシーナは、G1で4度の2着の実績があるように、ジェンティルドンナ不在の牝馬限定のG1ならばいつでも勝てる実力を秘める。

よって、第8回ヴィクトリアマイルの競馬予想においては、ヴィルシーナにも本命級の高い評価を与えるべきである。

一方、ダービー卿チャレンジトロフィー組からは、10着のドナウブルー(ウィリアムズ)が第8回ヴィクトリアマイルに出走する。ドナウブルーのダービー卿チャレンジトロフィーの10着という結果は、牡馬が相手であったにせよ、見所のないレース内容であった。

しかしながら、ドナウブルーは、去年のヴィクトリアマイル2着という実績だけでなく、牡馬の一線級相手のマイルチャンピオンシップでも3着に好走しており、能力的には互角以上である。

よって、第8回ヴィクトリアマイルの競馬予想においては、マイルチャンピオンシップの内容だけ走れるようであればドナウブルーも好走可能と判断すべきである。

一方、マイラーズカップ組からは、7着のレインボーダリア(柴田善臣)が第8回ヴィクトリアマイルに出走する。
レインボーダリアのマイラーズカップの7着という結果は、

牡馬相手で着差も0秒3差であり、着順ほどひどい内容ではなかった。
また、レインボーダリアは、去年の秋にエリザベス女王杯を制しており、実績的には互角以上である。

よって、第8回ヴィクトリアマイルの競馬予想においては、レインボーダリアにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

以上のように、競馬理論の競馬予想では、第8回ヴィクトリアマイルに出走する有力各馬の能力を分析した。この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第8回ヴィクトリアマイルの最終的な予想を決断する。

競馬理論のファンの方は、第8回ヴィクトリアマイルの予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前のヴィクトリアマイルの関連記事がご覧いただけます。http://www.keibariron.com
/database/victoriamile ヴィクトリアマイルのコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。予想屋マスターhttp://www.keibariron.com/


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ヴィクトリアM2013回顧
ヴィルシーナが悲願のG1制覇

予想屋マスター
12期 予想歴24年

次走狙い:ジョワドヴィーヴル


第8回ヴィクトリアマイルは、1番人気のヴィルシーナ(内田博幸)が勝利を収め、5度目の正直で悲願のG1タイトルを手にした。 競馬理論の競馬予想では、G1で4度の2着という実績から、ジェンティルドンナ不在のメンバー構成ならば、ヴィルシーナはいつでもG1を勝ち抜くと判断して高い評価を与えていたものの、単騎逃げ濃厚のドナウブルーに展開的な魅力を感じて、本命評価にはできなかった。 レースでは、ヴィルシーナは好スタートを切ると、アイムユアーズを行かせて2番手からレースを進めた。 そしてヴィルシーナは、直線に向くと内からマイネイサベルに一旦交わされてしまったものの、外からホエールキャプチャが迫るともう一度脚を使って差し返し、第8回ヴィクトリアマイルを制覇した。

ヴィルシーナの第8回ヴィクトリアマイルの勝利という結果は、スローペースの2番手を追走する展開に恵まれたものではあるが、牝馬限定のG1であれば力が上であることを見せつけた。
よって第8回ヴィクトリアマイル以降の牝馬限定G1戦線の競馬予想においては、牝馬相手ならば崩れないヴィルシーナに、常に高い評価を与えるべきである。 ただしヴィルシーナは、大阪杯で見せ場なく敗れていることからも分かるように、牡馬相手のG1戦線の競馬予想では苦戦を免れないと判断すべきである。

一方、第8回ヴィクトリアマイルにおいては、12番人気のホエールキャプチャ(蛯名正義)が2着に入った。 競馬理論の競馬予想では、去年の覇者で最も得意な条件である上に先行馬不在のメンバー構成を考慮すると、ホエールキャプチャを無視はできないと判断していたものの、近走の成績が悪すぎるため、ホエールキャプチャに高い評価を与えることができなかった。 レースでは、ホエールキャプチャは出負け気味のスタートだったこともあり、中団よりやや後方の馬群の中から競馬を進めた。 そしてホエールキャプチャは、直線に向くと馬群を縫うように脚を伸ばし、ヴィルシーナに並びかけたところでゴールに入ったが、ハナ差だけ届かず連覇はならなかった。

ホエールキャプチャの第8回ヴィクトリアマイルの2着という結果は、スローペースの前残りの展開を、出遅れながらも追い込んだものであり、勝ったヴィルシーナを上回る強いレース内容であった。
よって第8回ヴィクトリアマイル以降の牝馬限定G1戦線の競馬予想においては、復調したホエールキャプチャにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

一方、第8回ヴィクトリアマイルにおいては、マイネイサベル(柴田大知)が3着に粘り込んだ。

マイネイサベルは、インの3番手の絶好位を追走し、直線では一旦先頭に立って勝利を収めたかにも見えたが、ゴール寸前でヴィルシーナ及びホエールキャプチャに差されてしまい、3着に敗れてしまった。
マイネイサベルの第8回ヴィクトリアマイルの3着という結果は、得意な瞬発力勝負の流れ、及びスローのインの3番手を追走する絶好の展開に恵まれたものであり、上位2頭には力負けと言わざるを得ない。 よって第8回ヴィクトリアマイル以降の牝馬限定G1戦線の競馬予想においては、マイネイサベルが勝ちきるにはかなりの展開の助けが必要と判断すべきである。 ただしマイネイサベルは、スローの瞬発力勝負ならば古馬牝馬の中で上位であることは疑いの余地がないので、メンバー次第では今後も高い評価を与えるべきである。

第8回ヴィクトリアマイルにおいては、2歳女王ジョワドヴィーヴルが4着に追い込んだ。 ジョワドヴィーヴルは、後方の馬群の中を追走し、直線で大外に持ち出されると迫力十分の脚を披露したが、前も止まらず4着止まりであった。

ジョワドヴィーヴルの第8回ヴィクトリアマイルの4着という結果は、スローペースを大外から追い込んで脚を余したものであり、レース内容としてはナンバーワンと見ることも可能で、復調をうかがわせた。
よって、第8回ヴィクトリアマイル以降の牝馬限定G1戦線の競馬予想においては、ジョワドヴィーヴルにかなり高い評価を与えるべきである。

以上のように第8回ヴィクトリアマイルは、ヴィルシーナが悲願のG1制覇で幕を閉じた。 ただし第8回ヴィクトリアマイルは、11着までが0秒5差以内で走っており、出走各馬に大きな能力差はなく、展開や条件次第で大きく着順が入れ替わる可能性が高いことも示した。 競馬理論のファンの方は、今後も混戦の牝馬限定重賞の穴予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前のヴィクトリアマイルの関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/victoriamile

ヴィクトリアマイルのコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

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