オークス2013予想
アユサンの2冠制覇なるか?

予想屋マスター
12期 予想歴24年

◎未定 

○レッドオーヴァル17着/2人


今週のメインレースは第74回オークス(優駿牝馬)である。

第74回オークス(優駿牝馬)は、桜花賞から一気に800mも距離が延長されることもあり、混戦が予想される。
そこで競馬理論の競馬予想では、第74回オークス(優駿牝馬)に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

1冠目の桜花賞組からは、1着のアユサン(丸山元気)、2着のレッドオーヴァル(クリスチャン・デムーロ)、3着のプリンセスジャック(福永祐一)、4着のクロフネサプライズ(武豊)、5着のローブティサージュ(岩田康誠)、7着のトーセンソレイユ(ウィリアムズ)、10着のメイショウマンボ(武幸四郎)及び16着のクラウンロゼ(三浦皇成)が第74回オークス(優駿牝馬)に出走する。

アユサンの桜花賞の勝利という結果は、デムーロ騎手が最高の騎乗で持ち味を最大限に発揮させたものだが、ゴール前で差し返す勝負根性は目を見張るものがあった。


またアユサンは、大外から追い込んだアルテミスステークスのレース内容から、東京コースは得意な舞台であると言える。
よって第74回オークス(優駿牝馬)の競馬予想においては、丸山騎手への乗り替りを考慮しても、アユサンにはそれなりの高い評価を与えるべきである。


レッドオーヴァルの桜花賞の2着という結果は、アユサンにゴール寸前で差し返されてしまったものの、直線で強風をもろに受けながらも上がりナンバーワンの脚を使っており、アユサンを上回るレース内容であった。


よって第74回オークス(優駿牝馬)の競馬予想においては、レッドオーヴァルに鞍上弱化のアユサンと互角又はそれ以上の評価を与えるべきである。
なおレッドオーヴァルは、追い込み一手の脚質なので、第74回オークス(優駿牝馬)がイン有利の馬場で行われる場合には、評価を下げるべきとも判断している。


クロフネサプライズの桜花賞の4着という結果は、1番人気を裏切ってしまったものではあるものの、ハイペースの展開ながらも折り合いを欠き気味に先行する厳しい競馬によるものであり、悲観すべき内容ではない。


よって第74回オークス(優駿牝馬)の競馬予想においては、イン有利の馬場やスローで先行する展開になるようであれば、クロフネサプライズの先行力が生きて巻き返す可能性が高まると判断すべきである。

プリンセスジャック、ローブティサージュ、トーセンソレイユ、メイショウマンボ及びクラウンロゼは、桜花賞の見所のないレース内容から、第74回オークス(優駿牝馬)の競馬予想において高い評価は不要である。

フローラステークス組からは、1着のデニムアンドルビー(内田博幸)、2着のエバーブロッサム(戸崎圭太)、3着のブルネット(和田竜二)、6着のスイートサルサ(蛯名正義)、5着のタガノミューチャン(吉田豊)、9着のセキショウ(勝浦正樹)及び16着のブリリアントアスク(武士沢友治)が第74回オークス(優駿牝馬)に出走する。

デニムアンドルビーのフローラステークスの勝利という結果は、外も不利でない馬場であったにせよ、終始大外を回って差し切る着差以上に強い内容であった。


よって第74回オークス(優駿牝馬)の競馬予想においては、デニムアンドルビーにフローラステークス組で最も高い評価を与えるべきである。

そこで問題となるのは、デニムアンドルビーが桜花賞組相手でも通用するか否かだが、クイーンカップ2着馬のスイートサルサを寄せ付けなかったことを考慮すると、通用する可能性は高いと言える。

ただしデニムアンドルビーは、追い込み一手の脚質なので、一線級相手の第74回オークス(優駿牝馬)で差し切るためには、外の差しも届く展開や馬場になる必要があると判断すべきである。

一方、エバーブロッサムのフローラステークスの2着という結果は、終始外目を回らされたものではあったが、更に外を回らされたデニムアンドルビーに差されており、力負けであった。


よって第74回オークス(優駿牝馬)の競馬予想においては、エバーブロッサムがデニムアンドルビーを逆転するためには展開の助けが必要と判断すべきである。


ブリュネットのフローラステークスの3着という結果は、直線で前が塞がって仕掛けがおくれてしまったものであり、上位2頭と大きな差はない。


よって第74回オークス(優駿牝馬)の競馬予想においては、フローラステークス組が通用するようであれば、ブリュネットにも押さえ程度の評価を与えるべきである。

スイートサルサ、タガノミューチャン、セキショウ及びブリリアントアスクは、フローラステークスの見所のないレース内容を見る限り、第74回オークス(優駿牝馬)の競馬予想で高い評価は不要である。

スイートピーステークス組からは、1着のリラコサージュ(柴田善臣)、2着のフロアクラフト(松山弘平)が第74回オークス(優駿牝馬)に出走する。

リラコサージュ及びフロアクラフトのスイートピーステークスでの好走は、弱いメンバー構成、並びにスローペースで好位のインを追走する展開に恵まれたものであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。


よって、第74回オークス(優駿牝馬)の競馬予想においては、スイートピーステークス組のリラコサージュ及びフロアクラフトに高い評価は不要である フラワーカップ組からは、1着のサクラプレジール(横山典弘)が第74回オークス(優駿牝馬)に出走する。

サクラプレジールのフラワーカップの勝利という結果は、フローラステークス2着馬エバーブロッサム及びスイートピーステークス馬リラコサージュに先着してのものだが、超スローペースを先行する展開に恵まれたものであり、レース内容としてはエバーブロッサムに大きく見劣る。


よって第74回オークス(優駿牝馬)の競馬予想においては、サクラプレジールに、エバーブロッサムより下の評価を与えれば十分と判断すべきである。

忘れな草賞組からは、1着のセレブリティモデル(田中勝春)が第74回オークス(優駿牝馬)に出走する。

セレブリティモデルの忘れな草賞の勝利という結果は、

一線級不在のかなり弱いメンバー構成に恵まれたものである。
これは、忘れな草賞で2着のナンヨーユナが次走のフローラステークスで7着に敗れてしまったことからもわかる。

よって、第74回オークス(優駿牝馬)の競馬予想においては、セレブリティモデルにも高い評価は不要と判断している。

以上のように競馬理論の競馬予想では、第74回オークス(優駿牝馬)に出走する有力各馬の能力を分析した。

この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第74回オークス(優駿牝馬)の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第74回オークス(優駿牝馬)の最終的な予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前の第74回オークス(優駿牝馬)の関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/oaksyushunhinba
 
第74回オークス(優駿牝馬)のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

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tipmonaとは?

オークス2013回顧
メイショウマンボが波乱を演出

予想屋マスター
12期 予想歴24年

次走狙い:エバーブロッサム


第74回オークスは、9番人気のメイショウマンボ(武幸四郎)が勝利を収め、馬連でも万馬券となる波乱の決着となった。
競馬理論の競馬予想では、フィリーズレビューの着差以上に強い内容から、展開がはまれば好走可能と判断していたが、先行馬不在で、かつ出走メンバーのほとんどが初距離という点から、スローペースの展開を想定していたため、差し脚質のメイショウマンボに高い評価を与えることができなかった。

レースでは、メイショウマンボは中団のインで脚をため、直線で徐々に外に持ち出されると良い脚を長く使って差し切り、第74回オークスを制覇した。

メイショウマンボの第74回オークスの勝利という結果は、終始ロスのない競馬をさせ、直線でもスムーズに馬群をさばいた武幸四郎騎手の好騎乗によるものだが、2着のエバーブロッサムに1馬身以上の差をつけており、速い流れのスタミナ比べのレースならば持ち味を最大限に発揮することを示した。

よって第74回オークス以降の3歳牝馬クラシック戦線の競馬予想においても、ある程度ペースが上がってスタミナ勝負となるようであれば、メイショウマンボにオークス馬として高い評価を与えるべきである。

第74回オークスでは、5番人気のエバーブロッサム(戸崎圭太)が2着に追い込んだ。
競馬理論の競馬予想では、フローラステークスのレース内容からスローの瞬発力勝負ならばデニムアンドルビーが上と判断し、エバーブロッサムを押さえ程度の評価にとどめてしまった。
レースでは、エバーブロッサムは中団の外目を追走し、直線でも、外から長く良い脚を使って好走したものの、メイショウマンボに並びかけるところまではいかず、2着止まりであった。

エバーブロッサムの第74回オークスの2着という結果は、インが有利という馬場ではないにせよ、終始外目を回らされてのものである。レース内容としては、コース取りの違いを考慮すれば、エバーブロッサムに、メイショウマンボと着差ほどの能力差はない。

よって第74回オークス以降の3歳牝馬クラシック戦線の競馬予想においては、エバーブロッサムにメイショウマンボと互角又はそれ以上の評価を与えるべきである。

一方、第74回オークスで1番人気に推されたデニムアンドルビー(内田博幸)は3着に敗れてしまった。
競馬理論の競馬予想では、フローラステークスの着差以上に強い内容から、デニムアンドルビーに高い評価を与えていたが、スローペースを想定し本命には予想しなかった。
レースでは、デニムアンドルビーは最後方からレースを進め、2週目の3コーナー過ぎから外を回ってポジションを上げた。
そしてデニムアンドルビーは、直線で大外に持ち出されて追い込んだものの、前との差はなかなか詰まらず、3着までが精一杯であった。

デニムアンドルビーの第74回オークスの3着という結果は、現時点では上位2頭に力負けと言わざるを得ない内容であったが、スタミナ比べではなくフローラステークスのようなスローの瞬発力勝負ならば逆転可能と判断すべきである。

よって第74回オークス以降の3歳牝馬クラシック戦線の競馬予想においては、切れ味勝負になるかどうかでデニムアンドルビーの評価を判断すべきである。

さて、第74回オークスにおいて、桜花賞馬アユサン(丸山元気)は4着止まりであった。
競馬理論の競馬予想では、デムーロ騎手から丸山騎手への乗り替りを考慮し、アユサンを押さえ程度の評価にとどめていた。
レースでは、アユサンは勝ったメイショウマンボと並ぶような位置取りで競馬を進めたが、直線では伸び負けてしまい、4着に敗れてしまった。

アユサンの第74回オークスの4着という結果は、2400mのスタミナ比べでは上位3頭に見劣ることを示す内容であった。

よって第74回オークス以降の3歳牝馬クラシック戦線の競馬予想においては、距離がもう少し短くなりさえすれば、アユサンが上位3頭と互角の競馬が可能と判断すべきである。

以上のように第74回オークスは、メイショウマンボの勝利で幕を閉じた。 今年の3歳牝馬クラシック戦線は、レースごとに着順が大きく入れ替わる混戦模様である。

競馬理論のファンの方は、混戦の3歳牝馬クラシック戦線の予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前の第74回オークスの関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/oaksyushunhinba

第74回オークスのコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。予想屋マスターhttp://www.keibariron.com/


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