08期 予想歴18年
◎クロフネサプライズ
12着/4人気
○サクラプレジール14着/6人
▲アユサン4着/3人
△セレブリティモデル13着/12人
×デニムアンドルビー
×エバーブロッサム
桜花賞の上位は総じて差し追込での決着。馬場も高速という感じではなく、逃げ先行勢には相当なタフさを要求されるレースだった。クロフネサプライズはその厳しい展開と長い直線で4角先頭。本来ならもっと失速しても不思議なかったが4着に踏ん張った。スピードを前面に出して走るタイプで、マイルでは瞬発力のある馬に屈したが、2400に距離が延びればそのスピードを武器に後続を煙にまくことも可能ではないか、レース終了直後にそう考えさせられた桜花賞でもあった。
そして、2400が初物という点ではどの馬にとってもほぼ共通の話。また、引っ掛かるタイプではなく前走も最後は差し返す素振りもあり、距離を克服できそうな要素がある。逃げるか控えるかはともかく、焦点は有力な差し馬を道中のどこかでいかに引き離せるか、その1点に尽きる。
サクラプレジールは強力な相手との対戦という点で不安もあるが、2戦ともスッと先手を取り抜け出す快勝。このセンスは距離が延びて生かされるとも。ローテーションに無理がないのも評価に。
アユサンは騎手云々というより、距離延長で道中後ろに控え過ぎることがないかどうか、心配のタネはそこ。桜花賞の激走は、巷で言われている体質改善だけでなく、チューリップ賞で前目のレースで好走できたこともきっかけとして一因だろう。クロフネサプライズがスローを演出する可能性は低いので、案外スムーズに折り合って中団辺りを追走できるのかもしれないが。
オークスを意識した使われ方という点ではセレブリティモデルにも注目。牡馬混合の2400Mを叩いて忘れな草賞を制するローテは他馬とは一味違うタフさを思わせる。先行好位で長く渋太く脚を使えるレースをすれば、もしかして。
フローラSはラスト3F以外でペースが澱み過ぎていて、本番に向けてあまり参考にはならないレース内容だった。もっと締った流れになっていたら果たして同じような結果になったかどうか、レースレベル自体にもやや疑問が残った。勝ち馬と2着馬は素質の片鱗チラリも、個人的には凡戦という一語でここは一刀両断しておきたい。
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