12期 予想歴24年
◎未定
○アドマイヤタイシ10着/5人
今週のメインレースは第30回エプソムカップである。
第30回エプソムカップは、G1の狭間ということもあり、一線級不在で混戦が予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第30回エプソムカップに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
新潟大賞典組からは、2着のアドマイヤタイシ(丸山元気)、4着のサトノアポロ(蛯名正義)及び7着のセイクリットバレー(津村明秀)が第30回エプソムカップに出走する。
アドマイヤタイシの新潟大賞典の2着という結果は、インが有利という馬場でなかったにせよ、好位のインを追走する展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は微妙である。
また、新潟大賞典の勝ち馬のパッションダンスが次走の鳴尾記念で人気を裏切っていることからもわかるように、新潟大賞典のレベルにも疑問が残る。
ただし、アドマイヤタイシは、5戦連続で重賞2着と崩れなく走っており、器用な脚質でG3ならばいつでも勝てる能力を秘めることは間違いない。
よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、アドマイヤタイシが悲願の重賞制覇を果たしてもおかしくないと判断すべきである。
一方、サトノアポロの新潟大賞典の4着という結果は、直線で大きな不利を受けのものであり、度外視可能である。
なお、サトノアポロは、中日新聞杯において、アドマイヤタイシを外から差し切っている。
よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、サトノアポロにアドマイヤタイシと互角の評価を与えるべきである。
一方、セイクリットバレーの新潟大賞典の7着という結果は、直線で不利を受けてのものだが不利を受けなくても勝ち負けまでは難しいといったレース内容であった。
よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、セイクリットバレーに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
一方、マイラーズカップ組からは、2着のサンレイレーザー(藤岡康太)、8着のクラレント(岩田康誠)及び9着のファイナルフォーム(戸崎圭太)が第30回エプソムカップに出走する。
サンレイレーザーのマイラーズカップの2着という結果は、安田記念3着馬のダノンシャーク及びNHKマイルカップ馬カレンブラックヒルに先着しており、非常に強い内容であった。
よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、本格化の兆しがうかがえるサンレイレーザーに本命級の高い評価を与えて当然である。
一方、クラレントのマイラーズカップの8着という結果は、直線で窮屈な位置に押し込まれてしまったものであり、度外視可能である。なお、クラレントは、東京新聞杯において後の京王杯スプリングカップ馬ダイワマッジョーレを破っている。
よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、クラレントにも高い評価を与えるべきである。
一方、ファイナルフォームのマイラーズカップの9着という結果は、休み明けで且つスタートで出遅れて脚を余したものと見ることもできるが、見所のないレース内容であったことも確かである。
よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、マイルチャンピオンシップでも3番人気に推された素質に注目すべきだが、ファイナルフォームは人気先行タイプでもあるので押さえ程度の評価にとどめるのも一つの手と判断すべきである。
一方、都大路ステークス組からは、1着のリルダヴァル(ウィリアムズ)、5着のサクラアルディート及び9着のタガノエルシコが第30回エプソムカップに出走する。
リルダヴァルの都大路ステークスの勝利という結果は、インが
極端に有利な馬場において好位のインを追走する展開に恵まれたものであり、1馬身弱の着差ほどの強い内容ではない。
よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、都大路ステークスの勝利だけでリルダヴァルの評価をあげるべきではない。
一方、サクラアルディートの都大路ステークスの5着という結果は、イン有利の馬場において外から追い込んだものであり、リルダヴァルと着差ほどの能力差はない。
よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、展開や枠順次第で、サクラアルディートがリルダヴァルを逆転可能と判断すべきである。
一方、タガノエルシコは、都大路ステークスの見所のないレース内容を見る限り、第30回エプソムカップの競馬予想において高い評価は不要である。
一方、サトノアポロが勝利した中日新聞杯組からは、8着のジャスタウェイ(福永祐一)が第30回エプソムカップに出走する。
ジャスタウェイの中日新聞杯の8着という結果は、上位2頭には力負けと判断せざるを得ないレース内容であった。
しかしながら、ジャスタウェイは、強敵相手の毎日王冠でも2着の実績があり、低調なG3で本領さえ発揮できれば互角以上である。
よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、立て直された効果で調子さえ戻っていればジャスタウェイの巻き返しがあってもおかしくないと判断すべきである。
一方、メイステークス組からは、1着のタムロスカイ(田中勝春)、2着のセイウンジャガーズ(北村宏)及び15着のホッカイカンティが第30回エプソムカップに出走する。
タムロスカイのメイステークスの勝利という結果は、
逃げ争いから大きく離れた3番手を単騎逃げと同じ状態で気分よく追走したものであり、レース内容としての価値は高くない。
また、セイウンジャガーズのメイステークスの2着という結果は、タムロスカイから更に少し離れたラチ沿いを気分よく走ってのものである。
よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、メイステークス組のタムロスカイ及びセイウンジャガーズに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
一方、ホッカイカンティは、メイステークスの見所のないレース内容から、第30回エプソムカップの競馬予想において高い評価は不要である。
以上のように競馬理論の競馬予想では、第30回エプソムカップに出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第30回エプソムカップの最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第30回エプソムカップの最終的な予想をお楽しみに。
以下のURLから2013年以前のエプソムカップの関連記事がご覧いただけます。http://www.keibariron.com
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