エプソムC2013予想
アドマイヤタイシの悲願の重賞制覇なるか?

予想屋マスター
12期 予想歴24年

◎未定 

○アドマイヤタイシ10着/5人


今週のメインレースは第30回エプソムカップである。
第30回エプソムカップは、G1の狭間ということもあり、一線級不在で混戦が予想される。

そこで、競馬理論の競馬予想では、第30回エプソムカップに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
新潟大賞典組からは、2着のアドマイヤタイシ(丸山元気)、4着のサトノアポロ(蛯名正義)及び7着のセイクリットバレー(津村明秀)が第30回エプソムカップに出走する。

アドマイヤタイシの新潟大賞典の2着という結果は、インが有利という馬場でなかったにせよ、好位のインを追走する展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は微妙である。

また、新潟大賞典の勝ち馬のパッションダンスが次走の鳴尾記念で人気を裏切っていることからもわかるように、新潟大賞典のレベルにも疑問が残る。

ただし、アドマイヤタイシは、5戦連続で重賞2着と崩れなく走っており、器用な脚質でG3ならばいつでも勝てる能力を秘めることは間違いない。

よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、アドマイヤタイシが悲願の重賞制覇を果たしてもおかしくないと判断すべきである。

一方、サトノアポロの新潟大賞典の4着という結果は、直線で大きな不利を受けのものであり、度外視可能である。
なお、サトノアポロは、中日新聞杯において、アドマイヤタイシを外から差し切っている。

よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、サトノアポロにアドマイヤタイシと互角の評価を与えるべきである。

一方、セイクリットバレーの新潟大賞典の7着という結果は、直線で不利を受けてのものだが不利を受けなくても勝ち負けまでは難しいといったレース内容であった。
よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、セイクリットバレーに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

一方、マイラーズカップ組からは、2着のサンレイレーザー(藤岡康太)、8着のクラレント(岩田康誠)及び9着のファイナルフォーム(戸崎圭太)が第30回エプソムカップに出走する。

サンレイレーザーのマイラーズカップの2着という結果は、安田記念3着馬のダノンシャーク及びNHKマイルカップ馬カレンブラックヒルに先着しており、非常に強い内容であった。

よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、本格化の兆しがうかがえるサンレイレーザーに本命級の高い評価を与えて当然である。

一方、クラレントのマイラーズカップの8着という結果は、直線で窮屈な位置に押し込まれてしまったものであり、度外視可能である。なお、クラレントは、東京新聞杯において後の京王杯スプリングカップ馬ダイワマッジョーレを破っている。

よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、クラレントにも高い評価を与えるべきである。

一方、ファイナルフォームのマイラーズカップの9着という結果は、休み明けで且つスタートで出遅れて脚を余したものと見ることもできるが、見所のないレース内容であったことも確かである。

よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、マイルチャンピオンシップでも3番人気に推された素質に注目すべきだが、ファイナルフォームは人気先行タイプでもあるので押さえ程度の評価にとどめるのも一つの手と判断すべきである。

一方、都大路ステークス組からは、1着のリルダヴァル(ウィリアムズ)、5着のサクラアルディート及び9着のタガノエルシコが第30回エプソムカップに出走する。
リルダヴァルの都大路ステークスの勝利という結果は、インが

極端に有利な馬場において好位のインを追走する展開に恵まれたものであり、1馬身弱の着差ほどの強い内容ではない。
よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、都大路ステークスの勝利だけでリルダヴァルの評価をあげるべきではない。

一方、サクラアルディートの都大路ステークスの5着という結果は、イン有利の馬場において外から追い込んだものであり、リルダヴァルと着差ほどの能力差はない。
よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、展開や枠順次第で、サクラアルディートがリルダヴァルを逆転可能と判断すべきである。

一方、タガノエルシコは、都大路ステークスの見所のないレース内容を見る限り、第30回エプソムカップの競馬予想において高い評価は不要である。

一方、サトノアポロが勝利した中日新聞杯組からは、8着のジャスタウェイ(福永祐一)が第30回エプソムカップに出走する。

ジャスタウェイの中日新聞杯の8着という結果は、上位2頭には力負けと判断せざるを得ないレース内容であった。
しかしながら、ジャスタウェイは、強敵相手の毎日王冠でも2着の実績があり、低調なG3で本領さえ発揮できれば互角以上である。

よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、立て直された効果で調子さえ戻っていればジャスタウェイの巻き返しがあってもおかしくないと判断すべきである。

一方、メイステークス組からは、1着のタムロスカイ(田中勝春)、2着のセイウンジャガーズ(北村宏)及び15着のホッカイカンティが第30回エプソムカップに出走する。
タムロスカイのメイステークスの勝利という結果は、


逃げ争いから大きく離れた3番手を単騎逃げと同じ状態で気分よく追走したものであり、レース内容としての価値は高くない。

また、セイウンジャガーズのメイステークスの2着という結果は、タムロスカイから更に少し離れたラチ沿いを気分よく走ってのものである。

よって、第30回エプソムカップの競馬予想においては、メイステークス組のタムロスカイ及びセイウンジャガーズに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

一方、ホッカイカンティは、メイステークスの見所のないレース内容から、第30回エプソムカップの競馬予想において高い評価は不要である。

以上のように競馬理論の競馬予想では、第30回エプソムカップに出走する有力各馬の能力を分析した。

この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第30回エプソムカップの最終的な予想を決断する。

競馬理論のファンの方は、第30回エプソムカップの最終的な予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前のエプソムカップの関連記事がご覧いただけます。http://www.keibariron.com
/database/epsomcup エプソムカップのコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。予想屋マスターhttp://www.keibariron.com/


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エプソムC2013回顧
クラレントがG1へ向けて賞金を加算

予想屋マスター
12期 予想歴24年

次走狙い:サクラアルディート


第30回エプソムカップは、ジャスタウェイ(福永祐一)と3センチ差の大接戦をクラレント(岩田康誠)が制し、4つ目の重賞をゲットした。
競馬理論の競馬予想では、先行馬不在のメンバー構成により、岩田康誠騎手ならば好位のインを走らせて展開に恵まれる可能性が高いと判断し、クラレントにも高い評価を与えていた。

レースでは、クラレントはスズジュピターの大逃げから離れた2番手を気分よく追走し、直線の坂の途中で早くも先頭に立つと、そのまま押し切り第30回エプソムカップを制覇した。

クラレントの第30回エプソムカップの勝利という結果は、スズジュピターの大逃げを受けて、スローペースの単騎逃げと同じような展開となったことに恵まれたものであり、レース内容としての価値は高くないものの、1800mの距離を克服したことは評価に値する。

よって第30回エプソムカップ以降の重賞戦線の競馬予想においては、クラレントに重賞4勝の実績ほど高い評価は不要である。
ただしクラレントは、東京新聞杯や第30回エプソムカップのように好位のインを追走する展開となれば好走する可能性が高いので、もし内枠を引いた場合には評価を上げるべきである。

第30回エプソムカップでは3番人気のジャスタウェイが2着に追い込んだ。

競馬理論の競馬予想では、毎日王冠の強いレース内容から、東京1800mならば力を最大限に発揮すると判断し、ジャスタウェイを本命に予想した。
レースでは、ジャスタウェイはスタートで出遅れてしまったが、福永騎手が思い切って内ラチ沿いの後方で待機させた。
そしてジャスタウェイは、直線勝負に徹すると、最内から上がり32秒7の強烈な脚で追い込んだのではあるが、クラレントに3セントだけ届かず、2着止まりと終わった。

ジャスタウェイの第30回エプソムカップの2着という結果は、コースロスのない競馬をさせた福永騎手の好騎乗によるものではあるが、上がり32秒7の脚を使って追い込んでいるように若干脚を余し気味であったことを考慮すると、レース内容としては勝ったクラレントを大きく上回る。

よって、第30回エプソムカップ以降の重賞戦線の競馬予想においても、得意な東京コースであれば、ジャスタウェイにかなり高い評価を与えるべきである。

一方、第30回エプソムカップでは、7番人気のサンレイレーザー(藤岡康太)が3着に入った。

競馬理論の競馬予想では、G1級のメンバー相手に2着に好走したマイラーズカップのレース内容及び1枠を引いたことにより好位のインを追走できそうな展開面を考慮して、サンレイレーザーを対抗に予想した。
レースでは、サンレイレーザーはクラレントの直後となる4~5番手のインを進んだ。
そしてサンレイレーザーは、直線で追い出されるとジリジリと伸びたのだが、クラレントとの差はなかなか詰まらずに3着止まりであった。

サンレイレーザーの第30回エプソムカップの3着という結果は、好位のインを追走する展開に恵まれたものであり、レース内容としては着順ほどの高い評価は不要である。

よって第30回エプソムカップ以降の重賞戦線の競馬予想においては、相手なりに崩れることなく走るサンレイレーザーにそれなりの高い評価を与えるべきだが、勝ち切るためには展開などの助けが必要と判断すべきである。

さて、第30回エプソムカップの4着以下で注目すべきレース内容だったのは、サクラアルディートである。

サクラアルディートは、第30回エプソムカップで6着に敗れているが、内ラチ沿いを通った馬が1~4着までを独占している中を大外から追い込むというレース内容を考えれば、着順以上の評価が必要である。
よって第30回エプソムカップ以降の重賞戦線の競馬予想においては、外の差しが届く展開になるようであれば、第30回エプソムカップ組の中でもサクラアルディートに高い評価を与えるべきである。

以上のように第30回エプソムカップは、クラレントの勝利で幕を閉じたが、第30回エプソムカップは展開が結果に大きな影響を与えたものであり、出走メンバーの中で大きな能力差はない。
よって競馬理論のファンの方は、展開や馬場、条件次第で第30回エプソムカップ組の着順が大きく入れ替わることを頭に入れて、今後の重賞戦線を予想して頂きたい。

以下のURLから2013年以前のエプソムカップの関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/epsomcup 

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