12期 予想歴24年
◎未定
○ゴールドシップ1着/2人
今週のメインレースは、春のグランプリ第54回宝塚記念である。
第54回宝塚記念は、オルフェーヴルの出走回避により、春の総決算としては寂しいメンバー構成となった。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第54回宝塚記念に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
天皇賞・春組からは、1着のフェノーメノ(蛯名正義)、2着のトーセンラー(武豊)及び5着のゴールドシップ(内田博幸)が第54回宝塚記念に出走する。
フェノーメノの天皇賞・春の勝利という結果は、トーセンラーに1馬身強の差をつけて力の違いを見せつけたかのようにも見えるが、長距離戦ということで、G1
にしては冴えないメンバー構成と、ゴールドシップの凡走に助けられたものでもある。
よって第54回宝塚記念の競馬予想においては、フェノーメノに高い評価を与えて当然ではあるが、天皇賞馬というだけで過信は禁物である。
なおフェノーメノは、好位で競馬ができる器用な脚質なので、イン有利の馬場で好位のインを追走する展開に恵まれるようであれば、勝利の可能性が更に高まると判断すべきである。
トーセンラーの天皇賞・春の2着という結果は、フェノーメノに力負けと言わざるを得ない内容であった。
よって第54回宝塚記念の競馬予想においては、更にメンバーが強化される点を考慮すると、トーセンラーにフェノーメノ以上の評価は不要である。
一方、ゴールドシップの天皇賞・春の5着という結果は、差しが届きにくい高速馬場で終始大外を回らされたものが影響したものであり、悲観すべき内容ではない。
よって第54回宝塚記念の競馬予想においては、外の差しが届くような馬場・展開であれば、ゴールドシップがフェノーメノを逆転可能と判断すべきである。
ただし、ゴールドシップは追い込み一手の極端な脚質なので、イン有利の馬場や前残りの展開では再度脚を余す可能性も考慮しておくべきである。
ドバイシーマクラシック組からは、2着のジェンティルドンナ(岩田康誠)が第54回宝塚記念に出走する。
ジェンティルドンナのドバイシーマクラシックは、海外のレースで比較が難しいので度外視する。
するとジェンティルドンナは、3歳牝馬でのジャパンカップ勝ちの実績が浮かび上がる。
ジェンティルドンナのジャパンカップの勝利という結果は、オルフェーヴルを破ってのものではあるが、イン有利の馬場において、インの3番手の絶好位に潜り込ませた岩田康誠騎手の好騎乗に恵まれたものであって、レース内容としてはオルフェーヴルに大きく見劣る。
よって第54回宝塚記念の競馬予想において、ジェンティルドンナに高い評価を与えるべきだが、オルフェーヴル以上の能力と判断するのは間違いである。
安田記念組からは、12着のナカヤマナイト(柴田善臣)及び18着のシルポート(酒井学)が第54回宝塚記念に出走する。
ナカヤマナイトの安田記念の12着という結果は、距離不足で能力を発揮できなかったものであり、度外視可能である。
なおナカヤマナイトは、G1では能力不足を露呈しているが、G2を2勝しており、ゴールドシップ、ジェンティルドンナ及びフェノーメノの3強以外とであれば能力・実績的に上位である。
よって第54回宝塚記念の競馬予想においては、ナカヤマナイトには、3強が能力を出しきれなかった場合の押さえ候補程度といった評価を与えるべきである。
一方、シルポートは、安田記念の見所のないレース内容を見る限り、第54回宝塚記念の競馬予想においても逃げて止まると判断すべきである。
鳴尾記念組からは、3着のダノンバラード(川田将雅)が第54回宝塚記念に出走する。
ダノンバラードの鳴尾記念の3着という結果は、
トウケイヘイローの逃げ切りを許してしまったことは仕方ないとしても、エクスエディションに後ろから差される残念な内容であった。
よって第54回宝塚記念の競馬予想においては、アメリカジョッキークラブカップ勝ちの実績を考慮しても、ダノンバラードにナカヤマナイトより下の評価を与えれば十分である。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第54回宝塚記念に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第54回宝塚記念の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第54回宝塚記念の最終的な予想をお楽しみに。
以下のURLから2013年以前の宝塚記念の関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/takarazukakinen
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