12期 予想歴24年
◎未定
○エクスペディション7着/3人
今週のメインレースは、サマー2000シリーズの第49回七夕賞である。
第49回七夕賞は、夏場のハンデ戦ということで大混戦が予想される。
そこで競馬理論の競馬予想では、第49回七夕賞に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
鳴尾記念組からは、2着のエクスペディション(浜中俊)及び7着のナリタクリスタル(幸英明)が第49回七夕賞に出走する。
エクスペディションの鳴尾記念の2着という結果は、開幕週のイン有利な馬場でトウケイヘイローの逃げ切りを許したということに過ぎず、非常に強いレース内容であったと言える。
また鳴尾記念は、3着のダノンバラードが次走の宝塚記念で2着、4着のエアソミュールが次走の巴賞勝ちを収めているように、レベルの高い一戦であった。
よって第49回七夕賞の競馬予想においては、エクスペディションに絶対的な評価までは禁物だが、かなり高い評価を与えて当然である。
ナリタクリスタルの鳴尾記念の7着という結果は、イン有利の馬場においてロスのない競馬をしてのものであり、休み明けを考慮しても、見所のないレース内容であった。
よって、第49回七夕賞の競馬予想においては、ナリタクリスタルに高い評価は不要である。
一方、新潟大賞典組からは3着のダコール(丸田恭介)が第49回七夕賞に出走する。
ダコールの新潟大賞典の3着という結果は、直線での不利を受けてのものであり、上位2頭とは3馬身の着差ほどの能力差はない。
よって第49回七夕賞の競馬予想においては、ダコールにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
ただし、ダコールは追い込み一手の脚質なので、福島競馬の開幕週のように、インが有利な馬場が続くようであれば脚を余す可能性が高くなると判断すべきである。
都大路ステークス組からは、2着のマイネルラクリマ(柴田大知)が第49回七夕賞に出走する。
マイネルラクリマの都大路ステークスの2着という結果は、イン有利な馬場でコースロスのない競馬をしてのものであり、レース内容としての価値は微妙である。
ただしマイネルラクリマは、京都金杯勝ちなどの実績が示すように、ローカルのG3ならば能力は上位である。
よって、第49回七夕賞の競馬予想においては、イン有利な馬場において先行力のある器用な脚質を生かせるようであれば、マイネルラクリマが好走する可能性が高まると判断すべきである。
ドバイシーマクラシック組からは、11着のトレイルブレイザー(武豊)が第49回七夕賞に出走する。
トレイルブレイザーのドバイシーマクラシックの11着という結果は、海外のレースなので度外視可能である。
するとトレイルブレイザーは、オウケンブルースリを破ってのアルゼンチン共和国杯勝ちやダークシャドウを破っての京都記念勝ちの実績が光る。
よって第49回七夕賞の競馬予想においては、ドバイからの遠征帰りと厳しいハンデを考慮しても、実績断然で先行力もあるトレイルブレイザーにそれなりの高い評価を与えるべきである。
目黒記念組からは、7着のユニバーサルバンク(川田将雅)が第49回七夕賞に出走する。
ユニバーサルバンクの目黒記念の7着という結果は、1枠からの発走で好位のインを追走する展開に恵まれてのものであり、レース内容としての価値は低い。
ただし第49回七夕賞は、夏場のG3ということもあり、目黒記念よりは急激にメンバーが弱化している。
よって第49回七夕賞の競馬予想においては、ユニバーサルバンクに押さえ程度の評価は与えるべきである。
一方、第49回七夕賞で他に注目すべきは、ケイアイドウソジン(田辺裕信)をはじめとする先行馬及び好位のインを追走できる馬である。
なぜなら例年、第49回七夕賞は
福島競馬の4週目に行われるが、2013年は2週目開催という、馬場が荒れる前のレース開催となるからである。
更に今年の福島競馬は、開幕週の競馬を見る限り、例年以上にイン有利で前が止まらない傾向が強い。
よって第49回七夕賞で穴を狙うのであれば、先行馬及びインで脚をためる馬に注目していただきたい。
以上のように競馬理論の競馬予想では、第49回七夕賞に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、ハンデ、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第49回七夕賞の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第49回七夕賞の予想をお楽しみに。
以下のURLから2013年以前の七夕賞の関連記事がご覧いただけます。http://www.keibariron.com/database/tanabatasho
七夕賞のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。
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