小倉記念2013予想
エクスペディションの重賞連覇なるか?

予想屋マスター
12期 予想歴24年

◎未定 

○エクスペディション6着/2人


今週のメインレースは、サマー2000シリーズの第49回小倉記念である。
第49回小倉記念は、2009年に16番人気のダンスアジョイを本命に予想して的中した相性の良いレースである。そこで、競馬理論の競馬予想では、第49回小倉記念に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

七夕賞組からは、1着のマイネルラクリマ(柴田大知)、3着のタガノエルシコ、4着のマックスドリーム(古川吉洋)、5着のダコール(丸田恭介)、7着のエクスペディション(浜中俊)、8着のタムロスカイ(北村友一)、11着のナリタクリスタル(松山弘平)及び15着のトシザマキが第49回小倉記念に出走する。

マイネルラクリマの七夕賞の勝利という結果は、イン有利で追い込みが届きにくい馬場に恵まれたにせよ、2着に2馬身半もの差をつける強い内容であった。

よって、第49回小倉記念の競馬予想においても、充実著しいマイネルラクリマに七夕賞の着差ほどではないにせよ、本命級の高い評価を与えるべきである。

一方、タガノエルシコの七夕賞の3着という結果は、イン有利の馬場で最内をつくロスのない競馬をしたものであって、レース内容としての価値は低い。

よって、第49回小倉記念の競馬予想においては、タガノエルシコに七夕賞3着ほどの高い評価は不要である。

一方、マックスドリーム、ダコール及びエクスペディションは、4~7着に敗れはしたものの、イン有利の馬場において終始外を回らされてのものであって、悲観すべき内容ではない。

よって、第49回小倉記念の競馬予想においては、マックスドリーム、ダコール及びエクスペディションの巻き返しに注意すべきである。特に、エクスペディションは、去年の小倉記念を2馬身半差で圧勝したことからもわかるように、夏場の小倉競馬は最も得意な舞台なので、今年の第49回小倉記念の競馬予想においても本命級の高い評価を与えるべきである。

また、マックスドリーム、ダコール及びトシザマキは、追い込み一手の脚質なので、先行争いが激化する展開や外の差しが届く馬場になるようであれば、まとめての差し切りの可能性が高まる。

一方、タムロスカイ及びナリタクリスタルは、七夕賞の見所のないレース内容を見る限り、第49回小倉記念の競馬予想で高い評価は不要である。

一方、福島テレビ杯組からは、4着のミキノバンジョー、5着のゲシュタルト及び9着のオートドラゴンが第49回小倉記念に出走する。

ミキノバンジョーの福島テレビ杯の4着という結果は、イン有利の馬場で逃げを打ってのものであり、レース内容としての価値は低い。

よって、第49回小倉記念の競馬予想においては、ミキノバンジョーに高い評価は不要である。

一方、ゲシュタルトの福島テレビ杯の5着という結果は、イン有利の馬場において終始外を回らされてのものであって悲観すべき内容ではない。

よって、第49回小倉記念の競馬予想においては、ゲシュタルトにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

一方、オートドラゴンは、福島テレビ杯の見所のないレース内容から高い評価は不要である。

一方、中京記念組からは、6着のサトノパンサー(和田竜二)及び8着のセイクリットセブンが第49回小倉記念に出走する。サトノパンサー及びセイクリットセブンは、G3にしては冴えないメンバー構成の中京記念で敗れており、第49回小倉記念の競馬予想で高い評価は不要である。

一方、関ヶ原ステークス組からは、メイショウナルト(武豊)が第49回小倉記念に出走する。メイショウナルトの関ヶ原ステークスの関ヶ原ステークスの2着という結果は、格上げ初戦で準OPにメドをつける内容ではあったが、重賞では通用していないニューダイナスティに敗れてしまったのは残念である。

よって、第49回小倉記念の競馬予想においては、更にメンバーが強化する点を考慮すると、メイショウナルトに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

以上のように、競馬理論の競馬予想では、第49回小倉記念に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教、ハンデ及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第49回小倉記念の最終的な予想を決断する。

競馬理論のファンの方は、第49回小倉記念の予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前の小倉記念の関連記事がご覧いただけます。http://www.keibariron.com
/database/ogurakinen 小倉記念のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。予想屋マスターhttp://www.keibariron.com/


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小倉記念2013回顧
武豊騎手の好騎乗がメイショウナルトを勝利に導く

予想屋マスター
12期 予想歴24年

次走狙い:マイネルラクリマ


第49回小倉記念は、3番人気のメイショウナルト(武豊)が上がり馬の勢いそのままに勝利を収めた。

競馬理論の競馬予想では、好位のインを走れそうな展開面を評価しつつも、重賞では通用していないニューダイナシティに関ヶ原ステークスで敗れてしまったことを考慮し、メイショウナルトを押さえ程度の評価にとどめてしまった。

レースでは、メイショウナルトは激しい先行争いから大きく離れた好位のインを進んだ。
そしてメイショウナルトは、内からスルスルとポジションをあげて4コーナーでは早くも先頭に立つと、そのまま後続の追い上げを凌ぎ切り、第49回小倉記念を制覇した。

メイショウナルトの第49回小倉記念の勝利という結果は、若干だがインが有利になった馬場において、ロスのない競馬をさせた武豊騎手の好騎乗及び、53キロの軽ハンデに恵まれたことによるものであって、1馬身強の着差ほどの圧倒的なレース内容ではなかった。

よって今後のサマー2000シリーズにおいては、先行力があり競馬が上手なメイショウナルトに高い評価を与えるべきだが、展開に恵まれての第49回小倉記念の着差のみをもって過大評価することは禁物である。

第49回小倉記念では3歳馬のラブリーデイ(川田将雅)が2着に入った。
競馬理論の競馬予想では、夏場の一線級不在のメンバー構成ならば能力的に通用可能と判断しつつも、今年の3歳世代のレベルが低いことから、ラブリーデイを連下評価としてしまった。

レースでは、ラブリーデイはメイショウナルトと並ぶ位置を進み、3コーナー過ぎから外を回って上位に進出した。
そしてラブリーデイは、直線に向くとメイショウナルトに外から迫るようにも見えたが、逆に突き放されてしまい2着止まりであった。

ラブリーデイの第49回小倉記念の2着という結果は、メイショウナルトと内外のコース取りの差を考慮すると、レース内容としては着差ほどの能力差はない。

よって今後のサマー2000シリーズの競馬予想においては、展開や条件次第でラブリーデイがメイショウナルトを逆転可能と判断すべきである。

一方、第49回小倉記念では1番人気に推された七夕賞馬マイネルラクリマ(柴田大知)が3着に敗れてしまった。

レースでは、マイネルラクリマは逃げ争いの直後からレースを進めた。
そしてマイネルラクリマは、3コーナーすぎから先頭に並び掛け早め先頭で押し切りを狙ったものの、内からメイショウナルト、外からラブリーデイに差されてしまい、3着止まりであった。

マイネルラクリマの第49回小倉記念の3着という結果は、58キロのトップハンデであった上にハイペースを外を回って早めに先頭に立つ横綱競馬で押し切りを狙ったことによるものであり、悲観すべき内容ではない。

よって今後のサマー2000シリーズにおいては、マイネルラクリマの巻き返しに注意すべきである。
特にマイネルラクリマは、軽快な先行力を持つので、インが有利な馬場や先行馬が少ないメンバー構成においては、更に評価をあげるべきである。

第49回小倉記念では4番人気のダコール(丸田恭介)が4着に、6番人気のマックスドリームが5着に追い込んだ。

ダコールの第49回小倉記念の4着という結果は、追い込みが届きにくい小倉の馬場で脚を余したと見ることもできるが、4コーナーまで内で脚をためながらロスのない競馬をさせたことによって、上がりナンバーワンの脚を使うことができたため、と見ることもできる。
また、マックスドリームの第49回小倉記念の5着という結果は、インが若干有利な馬場において終始大外を回らされたものであり、レース内容としては上位3頭と大きな差はない。

よって今後のサマー2000シリーズの競馬予想においては、外の差しが届く馬場や先行争いが激化する展開になるようであれば、ダコール及びマックスドリームの追い込みに高い評価を与えるべきである。

以上のように第49回小倉記念は、メイショウナルトの勝利で幕を閉じたが、イン有利の馬場が結果に大きな影響を与えた。
そのため第49回小倉記念組は、展開や条件次第で大きく着順が入れ替わりそうである。
競馬理論のファンの方は、混戦のサマー2000シリーズの穴予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前の小倉記念の関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/ogurakinen

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