関屋記念2013予想
ドナウブルーの連覇なるか?

予想屋マスター
12期 予想歴24年

◎未定 

○ジャスタウェイ2着/1人


今週のメインレースは、夏のマイル王決定戦の第48回関屋記念である。
第48回関屋記念は、直線の長い新潟競馬場のマイルが舞台ということもあり、スローの瞬発力勝負となることが多く、混戦が予想される。そこで、競馬理論の競馬予想では、第48回関屋記念に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

エプソムカップ組からは、2着のジャスタウェイ(福永祐一)が第48回関屋記念に出走する。

ジャスタウェイのエプソムカップの2着という結果は、8枠の発走からうまく内に潜り込ませてロスのない競馬をさせた福永祐一騎手の好騎乗に恵まれたと見ることもできるが、スローペースで若干脚を余し気味の強いレース内容であった。

よって、第48回関屋記念の競馬予想においては、スローペースの瞬発力勝負が得意なジャスタウェイに本命級の高い評価を与えて当然である。

一方、パラダイスステークス組からは、1着のレッドスパーダ(北村宏司)が第48回関屋記念に出走する。

レッドスパーダのパラダイスステークスの勝利という結果は、弱いメンバー構成とスローペースを楽に先行する展開に恵まれたものと見ることもできるが、58キロの斤量を考慮すると立派である。

よって、第48回関屋記念の競馬予想においては、新潟のマイル戦ということでスローペースで先行できる展開面を考慮すると、レッドスパーダの先行粘り込みにも要注意と判断すべきである。

一方、ヴィクトリアマイル組からは、7着のゴールデングローブ(藤岡康太)が第48回関屋記念に出走する。

ゴールデングローブのヴィクトリアマイルの7着という結果は、コーナーワークでロスのない競馬によるものだが、ヴィルシーナが2番手から押し切る前残りの展開を0秒4差まで追い込んでおり、レース内容としては良くも悪くもない。

よって、第48回関屋記念の競馬予想においては、新潟競馬場向きの瞬発力を持つゴールデングローブにもそれ相応の高い評価を与えるべきである。

一方、中京記念組からは、1着のフラガラッハ(高倉陵)、2着のミッキードリーム(太宰啓介)、4着のドナウブルー(内田博幸)、5着のワイズリー(松山弘平)、7着のザラストロ(酒井学)、9着のムクドク(戸崎圭太)、10着のランリョウオー(石橋脩)、11着のウインドジャズ及び15着のシャイニーホーク(蛯名正義)が第48回関屋記念に出走する。

フラガラッハの中京記念の勝利という結果は、スローの前残りの展開を差し切ったこと自体は立派だが、内側が荒れた最終週の馬場に恵まれたものでもある。

よって、第48回関屋記念の競馬予想においては、フラガラッハの瞬発力に注意を払うべきだが、中京記念の連覇だけで過大評価は禁物である。

一方、ミッキードリームの中京記念の2着という結果は、スローペースを気分よく先行する展開及び直線で馬場の綺麗な外目に持ち出せたことによるものであり、重賞2着ほどの価値はない。

よって、第48回関屋記念の競馬予想においては、ミッキードリームに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

一方、ドナウブルー、ワイズリー、ザラストロ、ムクドク、ランリョウオー、ウインドジャズ及びシャイニーホークは、中京記念の見所のないレース内容を見る限り、第48回関屋記念の競馬予想において高い評価は不要である。ただし、ドナウブルーは、去年の関屋記念の覇者であり、去年の関屋記念のようにスローペースを楽に先行できるようであれば前残りの展開を生かして好走可能と判断すべきである。

また、シャイニーホークは、中京記念で折り合いを欠いて大きく敗れただけで度外視可能である。なお、シャイニーホークは、六甲ステークスのように折り合った競馬さえできれば、マイラーズカップ2着且つエプソムカップ3着馬のサンレイレーザーを破っている。

よって、第48回関屋記念の競馬予想においては、シャイニーホークの巻き返しにも注意を払うべきである。

一方、福島テレビオープン組からは、1着のシルクアーネスト(宮崎北斗)が第48回関屋記念に出走する。

シルクアーネストの福島テレビオープンの勝利という結果は、イン有利の馬場において1枠を生かして道中はインで待機する展開に恵まれたものと見ることができる。

ただし、シルクアーネストは、エプソムカップにおいて、出遅れて外を回らされたにもかかわらず0秒5差で走っており、ジャスタウェイやサンレイレーザーと着順ほどの大きな差があるわけではない。

よって、第48回関屋記念の競馬予想においては、外の差しが届く展開になるようであれば、シルクアーネストに多少の注意が必要と判断すべきである。

一方、バーデンバーデンカップ組からは、3着のレオアクティブ(横山典弘)及び5着のラインブラッド(田中勝春)が第48回関屋記念に出走する。

レオアクティブのバーデンバーデンカップの3着という結果は、イン有利の馬場において大外を回らされてのものであり、負けて強しのレース内容であった。

よって、第48回関屋記念の競馬予想においては、外の差しが届く展開になるようであればレオアクティブにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

一方、ラインブラッドは、バーデンバーデンカップの見所のないレース内容を見る限り、第48回関屋記念の競馬予想で高い評価は不要である。

以上のように、競馬理論の競馬予想では、第48回関屋記念に出走する有力各馬の能力を分析した。

この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第48回関屋記念の最終的な予想を決断する。

競馬理論のファンの方は、第48回関屋記念の予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前の関屋記念の関連記事がご覧いただけます。http://www.keibariron.com
/database/sekiyakinen 関屋記念のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。予想屋マスターhttp://www.keibariron.com/


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関屋記念2013回顧
レッドスパーダが完全復活

予想屋マスター
12期 予想歴24年

次走狙い:ジャスタウェイ


第48回関屋記念は、4番人気のレッドスパーダ(北村宏)の勝利で幕を閉じた。

競馬理論の競馬予想では、先行馬不在のメンバー構成と、スローになりやすい新潟の外回り1600m戦ということを考慮して、先行力のあるレッドスパーダにかなり高い評価を与えていたが、ドナウブルーの関屋記念連覇の可能性の方が高いと判断し、レッドスパーダを本命にできなかった。

レースでは、レッドスパーダは逃げるナンシーシャインから離れた2番手を追走した。
そしてレッドスパーダは、残り600mで押し出されるように早めに先頭に立つと、脚色は衰えずに後続の追い上げを退けて、第48回関屋記念を制覇した。

レッドスパーダの第48回関屋記念の勝利という結果は、2着以下に1馬身以上の差をつけており、スピードの違いを見せつけた。

よって第48回関屋記念以降のマイル重賞戦線の競馬予想においては、レッドスパーダに高い評価を与えるべきである。
特にレッドスパーダは器用な先行力を持つので、先行馬不在のメンバー構成やインが有利な馬場においては、評価を更にあげるべきである。

第48回関屋記念では、1番人気のジャスタウェイ(福永祐一)が2着に追い込んだ・
競馬理論の競馬予想では、毎日王冠2着時の内容が抜群で能力断然のジャスタウェイに、追い込み脚質ながらも高い評価を与えていた。

レースでは、ジャスタウェイはスタートで出遅れてしまい、後方の内目で待機する競馬となった。
直線に向いても抜群の手応えを見せたジャスタウェイではあったっが、前が壁になってしまい、外に持ち出せたのは残り1ハロンの時点であった。しかしジャスタウェイは、そこから一気に追い込み、2着を確保した。

ジャスタウェイの第48回関屋記念の2着という結果は、直線で前が壁になっての仕掛け遅れによるものであり、レース内容としてはレッドスパーダを上回る。

よって第48回関屋記念以降の重賞戦線の競馬予想においては、ジャスタウェイに最も高い評価を与えるべきである。

第48回関屋記念では3番人気のレオアクティブ(横山典弘)が3着に入った。
レオアクティブは、中団のインで待機し、直線でも最内から追い込んだが、3着止まりであった。

レオアクティブの第48回関屋記念の3着という結果は、横山騎手がロスのない競馬をさせたことによるものであり、上位2頭には力負けであった。

よって第48回関屋記念以降の重賞戦線の競馬予想においては、レオアクティブが好走するためには、展開などの助けが必要と判断すべきである。

一方、第48回関屋記念では2番人気のドナウブルー(内田博幸)が4着に敗れてしまった。

ドナウブルーは、レッドスパーダをマークするように3番手からレースを進めた。
そしてドナウブルーは、直線に向くとジリジリと伸びたものの、レッドスパーダとの差は詰まらず、逆にジャスタウェイ及びレオアクティブに差されてしまい、4着に敗れてしまった。

ドナウブルーの第48回関屋記念の4着という結果は、去年よりもペースが速かったこととメンバーが強化されたことによるものであり、力負けであった。

よって第48回関屋記念以降の重賞戦線の競馬予想においては、ドナウブルーが好走するためには、スローで気分よく先行する必要があると判断すべきである。

以上のように第48回関屋記念は、レッドスパーダの復活劇で幕を閉じた。
ただし第48回関屋記念で一番強いレース内容であったのはジャスタウェイである。
競馬理論のファンの方は、レッドスパーダ及びジャスタウェイの今後の走りに期待して頂きたい。

以下のURLから2013年以前の関屋記念の関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/sekiyakinen

関屋記念のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

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