08期 予想歴15年
◎ニンジャ
2着/5人気
○サドンストーム10着/1人
▲マイネルエテルネル7着/3人
△ザッハトルテ14着/8人
★傾向分析★
2008年 タイム 1’07”5 (稍重) 1FAve=11.25 3FAve=33.75
テン33.0-上がり34.5 『前傾』
1着スリープレスナイト・・・クロフネ×Nureyev=ヴァイスリージェント×ヌレイエフ 〔7-f〕 2-3
2着マルカフェニックス・・・ダンスインザダーク×Miswaki=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔5-g〕 7-8
3着ゼットカーク・・・Selkirk×ディンヒル=ネイティヴダンサー×ダンチヒ 〔1〕 5-4
2009年 タイム 1’07”5 (良) 1FAve=11.25 3FAve=33.75
テン32.3-上がり34.8 『前傾』
1着サンダルフォン・・・サクラバクシンオー×ジェイドロバリー=プリンスリーギフト×ミスプロ 〔1-w〕 8-4
2着レディルージュ・・・ブライアンズタイム×Kingmambo=ロベルト×キングマンボ 〔2-p〕 6-4
3着カノヤザクラ・・・サクラバクシンオー×Woodman=プリンスリーギフト×ミスプロ 〔9-h〕 6-4
2010年 タイム 1’07”1 (良) 1FAve=11.18 3FAve=33.55
テン32.1-上がり35.0 『前傾』
1着メリッサ・・・ホワイトマズル×トニービン=リファール×グレイソヴリン 〔3-l〕 13-10
2着スカイノダン・・・サクラバクシンオー×Wild Again=プリンスリーギフト×ニアークティック 〔2-n〕 5-5
3着サンダルフォン・・・サクラバクシンオー×ジェイドロバリー=プリンスリーギフト×ミスプロ 〔1-w〕 8-6
2011年 タイム 1’07”2 (良) 1FAve=11.20 3FAve=33.60
テン32.4-上がり34.8 『前傾』
1着トウカイミステリー・・・キングカメハメハ×Green Forest=キングマンボ×ダンチヒ 〔2-d〕 13-9
2着エーシンリジル・・・フレンチデピュティ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔8-f〕 6-4
3着エーシンヴァーゴウ・・・ファルブラヴ×Thunder Gulch=ノーザンダンサー×ミスプロ 〔4-c〕 3-3
2012年 タイム 1’06”9 (良) 1FAve=11.15 3FAve=33.45
テン32.2-上がり34.7 『前傾』
1着スギノエンデバー・・・サクラバクシンオー×ブライアンズタイム=プリンスリーギフト×ロベルト 〔9-f〕 13-12
2着シゲルスダチ・・・クロフネ×ブライアンズタイム=ヴァイスリージェント×ロベルト 〔12〕 10-9
3着エピセアローム・・・ダイワメジャー×Cozzene=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔14〕 16-16
流れは、コース形態も相まって毎年『前傾』の流れ。テンは他の芝1200mと比べて、かなりきつめで32秒台になるようで、そのまま先行馬が押し切ることが難しい傾向にある。中心は4コーナー5番手前後に位置した馬の好走が多いが、それよりも後ろから差す馬の好走も多い傾向。
血統の傾向は、サクラバクシンオー産駒、ヴァイスリージェント系、キングマンボ系など、スピードに優れた血統が好走が多い。時計も1’06秒台になることもあるためか、レコード決着向きの速い時計に対応する血統がやはり強い傾向と思われる。レコード決着に強いということでは、ブライアンズタイムやトニービンも血統としては向いていて、過去の好走馬の血統に入っていることも納得できると思います。
牝系の傾向は、No.〔2〕の牝系が好走馬多し。
また差し馬の好走が多いことからも、前走上がり上位馬に注目すべし。特に前走上がり最速馬はやはり好走に期待できると思われる。
サマースプリントシリーズでは、基本先行馬が好走する重賞が多いが、北九州記念では差し馬が中心なので、求められる適性が異なると思われ、CBC賞好走馬やアイビスサマーD好走馬でも上がり上位でなければ過信禁物と注意したい。
★予想★
◎ニンジャ・・・グラスワンダー×アドマイヤベガ=ロベルト×サンデーサイレンス 〔1-n〕
前走1000万条件戦九州スポーツ杯1着(=小倉芝1200m)。小倉芝コースは(2-0-0-1)、芝1200m戦は(2-0-0-3)。前走は上がり最速33秒1にて好走。外枠の差し馬として今回展開は向きそうで、格上挑戦ながらも強敵相手に好走するロベルト系の特性と、53kgと軽量な点もプラス要因と考えて好走に期待して評価する。
グラスワンダー産駒はロベルト系で、グラスワンダーの母父ダンチヒの特性も活かしやすい「ダンチヒ型」と父系そのままの「ロベルト型」とがいる。得意距離や得意コースがピンポイントで存在し、守備範囲がはっきりしている。スピードの豊かなタイプが「ダンチヒ型」で、ハイペースの二枚腰が持ち味で、時計勝負を苦にせず内枠や小回りの成績が良い。「ロベルト型」は、叩き良化型で根幹距離の厳しい流れが向き、不器用だが底力を問われたりスタミナのいる展開でこそのタイプ。能力が開花する中長距離に向き、成長力に富み、若い時期はジリ脚で詰めの甘かった馬が、切れ味を身に付けて上昇する。母父アドマイヤベガはスタミナ型サンデーサイレンス系で、同じ重賞で違う産駒が良く好走する特性がある。また前走0.5秒差以内で5着以内で好走した馬が次走も好走しやすい特性も併せ持つが、近年は高齢馬も増えてきたため毎回堅実に走る馬は少なくなり、叩かれながら上昇する馬や得意コースで一変する馬などムラ駆けの傾向が強まっている。また人気だと不発になることも多いが伏兵の立場だと好走しやすいタイプでもある。
タイプ。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋以降は緩やかに成長する。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。
○サドンストーム・・・ストーミングホーム×Green Desert=ミスプロ×ダンチヒ 〔6-a〕
前走CBC賞3着(=中京芝1200m:0.4秒差)。小倉芝コースは初で、芝1200m戦は(4-0-2-7)。前走は上がり最速32秒9で差したが届かずの内容で、今回は展開が向きそうなため差し届くと考えて評価する。
ストーミングホーム産駒はミスプロ系で、中距離で活躍する産駒が多い。軽いスピードを有し、持続する流れに強い特性を持つが、その上でキレる末脚を繰り出す。仕上がりは早く、2歳戦から狙える。レース間隔をあけると走り、使い込むと成績が下降する傾向があり、勝負は休み明けから数戦以内が狙い目。母父Green Desert産駒はダンチヒ系で、ダンチヒのスピードをそのまま受け継いだスプリンター血統。早い時期からオープン入りし、途中で壁にぶつかっても、レースで揉まれながら力をつけ、古馬になって一皮むける。時計のかかる馬場や重馬場はやたらと強い。
No.〔6〕の牝系は、直線の長いコース向きで、ハイペースの消耗戦に強い牝系。厳冬期や真夏などシーズンオフに強い特性をもつ。成長能力は早い時期から走るのだが、詰め甘にて人気を背負うと脆い傾向がある。3歳クラシックでは脇役の方が良い仕事をし、古馬になり本格化する。分枝記号aは、気性的には素直な産駒が多いが父親よりはスケールが小さくなる傾向。
▲マイネルエテルネル・・・Tamayuz×Piccolo=ミスプロ×マッチェム 〔3-c〕
前走バーデンBC1着(=福島芝1200m)。小倉芝コースは(2-0-0-0)、芝1200m戦は(3-0-0-1)。前走は上がり最速35秒5で差しての好走で、今回は好走の多い小倉芝コースという点にも期待して評価する。
Tamayuz産駒はミスプロ系で、2歳から走る産駒もいれば、古馬になって強くなる産駒も出る、マイル~中距離血統。芝だと鋭さ負けする恐れはあるが、ダートならパワーを活かせそう。使われながら成長し、高齢まで走る。母父Picoloはマッチェム系で、産駒データは不明。マッチェム系としての特徴は、マイルを中心に短距離から中距離までこなし、平坦コースを得意としている。芝道悪は鬼。
No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
△ザッハトルテ・・・クロフネ×Kingmambo=ヴァイスリージェント×キングマンボ 〔7-a〕
前走CBC賞4着(=中京芝1200m:0.6秒差)。小倉芝コースは初で、芝1200m戦は(0-1-0-3)。斤量52kgと軽量な点と、近走こそ不振だが、それまでは条件戦ながら好走していた勢いに期待して、また北九州記念向きの血統配合にも期待して評価する。
クロフネ産駒はヴァイスリージェント系で、鮮度と勢いが好走に非常に重要なポイントとなる。芝もダートも走れる兼用型だが、同系のフレンチデピュティと比べるとややパワー型で、持久力も豊富。勢いがある時には連勝も多く、上昇馬はクラスの壁を突き抜けて短期間にまとめて稼ぐ特性を持つ。“ダートから芝に転じて急上昇”や“詰めの甘かったマイラーが地力先行勝負で本格化”という成長パターンを示す。充実期は連勝が多く、積極的に狙える。重不良の成績も抜群で、“雨のダートのクロフネ”には要注意。母父Kingmamboはキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。究極のスピード勝負に強く厳しい展開こそ持ち味が活きるタイプ。
No.〔7〕の牝系は、牡馬と互角に戦う牝馬が多く、京都コースや阪神コースでの好走が多い牝系。また距離変更ショックや位置取りショックなどのショックが良く効く特性があり、間隔を詰めた時にも良く好走する。分枝記号aは、気性的には素直な産駒が多いが父親よりはスケールが小さくなる傾向。
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