フェアリーS2009予想
フェアリーS 好走血統を狙い撃つ!

軍神マルス
08期 予想歴11年

◎ジェルミナル
  1着/1人気

○マイティースルー5着/6人
▲マイネアリス7着/11人


★傾向分析★
今年から芝1200m→芝1600mへと距離変更のため、同時期に行われていた菜の花賞を参考にします。

2006年 タイム 1'35"3 (やや重) 1FAve=11.91 3FAve=35.74
テン35.6-中盤23.8(3F換算35.7)-上がり35.9 『一貫』
1着コイウタ・・・フジキセキ×ドクターデヴィアス=サンデーサイレンス×ヘロド 6-4
2着ルビーレジェンド・・・アグネスタキオン×Rubiano=サンデーサイレンス×ミスプロ 3-3
3着タイキクラリティ・・・スペシャルウィーク×Ogygian=サンデーサイレンス×ダマスカス 6-5

2007年 タイム 1'35"5 (良) 1FAve=11.94 3FAve=35.81
テン35.5-中盤24.8(3F換算37.2)-上がり35.2 『一貫・中弛み』
1着ピンクカメオ・・・フレンチデピュティ×Silver Hawk=ヴァイスリージェント×ロベルト 3-5
2着ショウナンタレント・・・アグネスタキオン×Great Commotion=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 1-1
3着イクスキューズ・・・ボストンハーバー×Majestic Light=ボールドルーラー×レイズアネイティヴ 6-2

2008年 タイム 1'35"6 (良) 1FAve=11.95 3FAve=35.85
テン34.6-中盤24.4(3F換算36.6)-上がり36.6 『前傾・中弛み』
1着デヴェロッペ・・・ボストンハーバー×Nashwan=ボールドルーラー×レッドゴッド 1-1
2着スワンキーポーチ・・・アグネスタキオン×ターゴワイス=サンデーサイレンス×セントサイモン 2-2
3着マルターズオリジン・・・Swain×Affirmed=レッドゴッド×レイズアネイティヴ 12-10

中山芝1600mはコース形態から『一貫』や『前傾』になりやすく、比較的厳しい流れになりやすい。しかし牝馬限定戦から『中弛み』もなりやすい傾向にあると考える。
好走馬の位置取りは、逃げ・先行が多く、4コーナー5番手以内が好走のポイントと思われる。

血統の傾向は、過去3年は毎年アグネスタキオン産駒が好走。共通点は母系にボールドルーラー系とノーザンダンサー系の血が入っている点。
また近2年は、ボストンハーバー産駒も好走。ボストンハーバーもボールドルーラー系。持続型の流れに強い特性あり。

★予想★
◎ジェルミラル・・・アグネスタキオン×Double Bed=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー
前走阪神JF6着。アグネスタキオン産駒で、母父ノーザンダンサー系×母母父ボールドルーラー系と好走の多い配合。前走は不利な外枠と前に厳しい流れでの内容から巻き返し可能と考える。傾向通りであれば脚質からも好走必至と考え中心と考える。

○マイティスルー・・・クロフネ×Seattle Slew=ヴァイスリージェント×ボールドルーラー
前走未勝利戦1着(=東京芝1600m)。クロフネ産駒(ヴァイスリージェント系)で、母父Seattle Slewは好走の多いボールドルーラー系。ここ2年の好走馬のデヴェロッペやピンクカメオはヴァイスリージェント系×ボールドルーラー系配合で共通点あり。好走に期待する。

▲マイネアリス・・・スペシャルウィーク×トウカイテイオー=サンデーサイレンス×マイバブー
前走未勝利戦1着(=東京芝1400m)のスペシャルウィーク産駒。未勝利戦を勝ち上がるまで5戦費やしたが徐々に着差をつめての内容から集中力型と考え、この手のタイプは相手強化の格上挑戦時での好走が多く、好走に期待する。父母父ニジンスキー系・母母父ノーザンテースト系と持続型の流れ向きにて中山コース向きと考える。

△イナズマアマリリス・・・スエヒロコマンダー×ラムタラ=リファール×ニジンスキー
前走阪神JF5着。スエヒロコマンダー産駒で、母父ラムタラでニジンスキー系。距離が延びてもどんとこいというタイプで本格ステイヤー配合と考えるが、芝1200mのファンタジーSも好走しスピードも備えている。阪神JFの内容からここでは力上位と考え、評価する。


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フェアリーS2009回顧
フェアリーS ジェルミラルの適性。

軍神マルス
08期 予想歴11年

次走狙い:ジェルミナル
次走危険:グッデーコパ


2009年 タイム 1'36"5 (良) 1FAve=12.06 3FAve=36.19

ラップ
①12.8-②11.6-③12.0-④12.2-⑤12.3-⑥12.2-⑦11.4-⑧12.0
1FAveとの誤差
①+0.7 ②-0.5 ③-0.1 ④+0.1 ⑤+0.2 ⑥+0.1 ⑦-0.7 ⑧-0.1
テン36.4-中盤24.5(3F換算36.75)-上がり35.6 『加速・中弛み』

『加速』・・・逃げ◎ 先行○ 差し△ 追込×
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○

1着ジェルミナル・・・アグネスタキオン×Double Bed=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 5-4
2着アイアムネオ・・・ネオユニヴァース×Mr.Prospector=サンデーサイレンス×ミスプロ 11-11
3着グッデーコパ・・・マンハッタンカフェ×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 1-1

流れはテン-上がりのラップ差から『加速』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。牝馬限定戦は『中弛み』になりやすい傾向があり、昨年までの菜の花賞にもその傾向が見られたので『中弛み』の流れは想定していたが、『一貫』や『前傾』になりやすい中山コースで『加速』の流れになったことで、逃げがもっとも有利で後ろに展開した馬にはきつい流れ(=特に差しが一番きつい流れ)と考える。

ジェルミナルは、前走阪神JF6着からの好走。前走阪神JFは前に展開した馬にきつく、また外枠が不利なコースで、不利が重なっての6着。今回内枠で前走2番人気を考えるとここでの巻き返し好走は順当か。アグネスタキオン産駒で、母父ノーザンダンサー系。菜の花賞ではここ数年好走していた血統配合で、適性は非常に高かったと考える。アグネスタキオン産駒で、母系にノーザンダンサー系とボールドルーラー系が入った馬は今後も要注目。
アグネスタキオン産駒は、勢いに乗じて連続好走しやすいので、今後も注目。

アイアムネオは、前走新馬戦1着(=中山芝1600m)からの好走。ネオユニヴァース産駒で、母父ミスプロ系。ネオユニヴァースはサンデーサイレンス×ネイティヴダンサー系配合で、本馬はミスプロ系が強調されたような感じに思える。ミスプロ系の利点は、仕上がりが早くダート質な流れに向く。サンデーサイレンスの利点も持ち合わせるため、トライアルまでが稼ぎどころと考える。先行して早め先頭で抜け出して粘るような競馬向きと考える。
初年度産駒で鮮度は高い状態と今後は考えて、サンデーサイレンス向きの重賞ではネオユニヴァースは要注目することにする。アグネスタキオンやフジキセキよりは距離適性は長く、スペシャルウィークやダンスインザダーク産駒ほどスタミナ寄りではないのかもと今の感想を書いてみます。

グッデーコパは、前走ホープフルS11着からの好走。マンハッタンカフェ産駒で、前走よりも前に位置取りショックを仕掛けての好走。マンハッタンカフェ産駒は、溜めてキレる流れより体力勝負の消耗戦に向き、今回は流れに助けられたのも好走の要因と思います。走るときには全能力を発揮して走るため、次走に反動が出やすく次走は危険かも。
またグッデーコパの配合は、母系がグレイソヴリン系×ノーザンダンサー系。ジェルミラルに近い配合だったと考えると好走も納得かも。

菜の花賞だった頃は、好走馬が後で東京芝1600mで好走していることから(=06年1着コイウタはクイーンC1着、07年1着ピンクカメオはNHKマイルC1着)、しかも共に好走の2頭は前走阪神JFで6着・8着とジェルミラルに似た戦績。ジェルミラルは東京芝1600mに向くのかもと言ってみます。


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