10期 予想歴16年
◎トーセンラー
3着/2人気
台風が中国の方に向かったことで天気も回復傾向。これなら明日の京都はパンパンの良馬場だろう。土曜日はある程度高速想定はしていたんだが、それ以上に斜め上の超高速馬場状態にあきれるレベル。デイリー杯のレコードはまだしも、２歳未勝利の1200ｍで時計が出にくい京都の坂スタートのコースで1:08.6とか異常な高速馬場。デイリー杯にしても完全に前傾ラップではなくＬ２で加速する流れでもあり、想像以上に高速馬場状態だと言える。
展開はまあどれが逃げるかってなると難しい面もあるが、ある程度引っ張る馬は多い。ニューダイナスティは一応ハッキリした逃げ馬の１頭だが、番手でも問題ないタイプ。ヴィルシーナもハナを切ることはできる。この２頭にトレイルブレイザー辺りも突いて序盤はそれなりのペースにはなるだろう。ただ、それでも今の馬場だと結果的にハイペース、なんてことはまずないだろう。どれだけ飛ばしたつもりでも、実際は時計推移でみたら平均的になると思う。土曜の京都1800清滝特別やデイリー杯ですらＬ１そんなに落ち込まない馬場。かなり特殊で、トップスピードが無いと苦しいだろう。
◎トーセンラーはトップスピードの高さはここでは屈指の実力馬。京都記念では少しタフな馬場ではあったもののスローを後方で構えて11.9 - 12.2 - 12.0 - 11.8 - 11.3 - 11.5のラップ推移でＬ２で最速地点で突き抜ける強い競馬。このようにトップスピードの質が高い。弱点は序盤の基礎スピードがちょっと足りないのとギアチェンジ面ですっと動けないという点。序盤無理が出来ない馬で、馬場に関わらず、前後半の自身の３Ｆ通過でも後半の方が明らかに速いレースで結果を出している、完全な後半型。その点で距離延長で良さが出てきているので、本質的には長距離向きの馬だろう。天皇賞春では12.4 - 12.5 - 12.8 - 12.9 - 11.9 - 11.8 - 12.6のラップ推移、ゴールドシップをおいでおいでして３角の下りですっと出し抜いて下り坂でゴールドシップの弱点であるトップスピードの足りなさを突いてコーナーワークでリードを広げての競馬。トップスピード勝負なら普通にゴールドシップに負ける馬ではない。今回はどれだけ飛ばしてもＬ１落ち込まずにハイペースにはなりづらい超高速馬場状態。そこまで快速馬もおらず、飛ばしたつもりでも結果的にややスローぐらいの競馬になる。しかも超高速馬場でギアチェンジはまず要求されない。2400ｍなら基礎スピード面で苦労することもない。条件は完全に整った。自信の本命。
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