09期 予想歴15年
◎バンデ
3着/3人気
○ヤマイチパートナー10着/9人
▲エピファネイア1着/1人
△ユールシンギング15着/4人
×マジェスティハーツ
私の大好きな菊花賞の季節がやってきた。
嵐山Sの無くなった今、菊花賞は出走馬全頭が3000mという長距離のレースに初挑戦するという、未知の魅力が一杯に詰まったレースである。
菊花賞を予想するうえで大切になるのが以下の2点である。
1.血統
父、母父(、母母父)に父として菊花賞勝ち馬を輩出した種牡馬を持っている馬の好走例が多数。
2.枠順
スタート直後にコーナーを迎えるコース形態と内ラチ沿いの最短距離を走れる内枠(特に1枠)が断然有利。
また、日曜の京都はあいにくの雨予報で、さらにスタミナを要求される競馬になりそう。
上記ポイントを踏まえつつ予想した結果が以下の通り。
◎ バンデ
血統も枠順も上記のポイントに当てはまらないが、その無尽蔵なスタミナはいかにも菊花賞向き。
前走の逃げて上がり最速の6馬身差圧勝は展開に恵まれた面が大きいが、秀逸なのが3走前。
タフな函館の洋芝で道中激しく絡まれながらも後続を突き離しての大差圧勝劇はまさに圧巻。
セントライト記念でも差し馬が掲示板を独占する流れで先行馬最先着の0.3秒差6着。
未勝利戦は番手からの競馬で勝ち上がっており、ハナに拘らずネコタイショウの番手からの競馬も可能。
血統面では父オーソライズドは菊花賞と相性イマイチなサドラーズウェルズ系。
兄弟に香港ヴァーズ連覇のドクターディーノがいる良血。
ただ血統的にも雨予報は大歓迎で馬場が悪化すればするほど期待値アップ。
あとは松田騎手の仕掛けのタイミング一つ。
○ ヤマイチパートナー
血統だけ見ればこの馬しかいないと言っていいほど菊花賞血統馬。
なんと言っても目を引くのが母父リアルシャダイ。
同じく母父にリアルシャダイを持つフローテーションの好走は記憶に新しいところ。
牝系はスペシャルウィークを輩出した名牝シラオキ系。
母母父シーホークは菊花賞勝ち馬こそ輩出していないが、モンテプリンス、スダホークという2頭の2着馬を輩出。
母母母母父ソロナウェーはBMSとして菊花賞馬ニホンピロムーテーを輩出している。
父サムライハートには長距離のイメージは無いが、半弟には菊花賞2着馬フォゲッタブルがおり、母父にトニービンを持っている点は頼もしい。
前走はいかにも負けすぎというレース内容だが、2走前に重馬場の函館の2600m戦を勝利しており雨予報は歓迎。
内寄りの6番枠と枠順も悪くない。
道中インの中団で脚をタメて坂の下りを利用して上手くスパートできれば。
▲ エピファネイア
このメンバー入ると流石に絶対能力が2、3枚違うといった印象が強い。
ただ、折り合いに難のある馬で距離延長はいかにも不安。
父シンボリクリスエス(ロベルト系)、母父スペシャルウィーク(フローテーションの父)、母母父サドラーズウェルズという血統から血統面での距離不安は無いが、菊花賞に強い血統という訳ではない。
枠は内の3番枠という好枠をゲット。
道中は中段後方のインで折り合いに専念。
直線入り口で馬群を捌いてどこまで前との差を詰められるか。
△ ユールシンキング
流石に隔世の感があるものの母母母父リアルシャダイが目を引く。
世代を経てスタミナを伝える母母父トニービン
も心強い。
父シンボリクリスエスは菊花賞で心もとないが、前走スタミナの問われる流れで勝ち切った点は評価。
中段からレースを運ぶタイプだけにコーナーで外を回らされる外寄りの15番枠は減点。
道中で上手く内に潜り込めれば。
△ ダービーフィズ
父ジャングルポケットは菊花賞勝ち馬オウケンブルースリを輩出。
母ダービーフィズは菊花賞馬マンハッタンカフェの全妹。
血統的に菊花賞は合うが、同馬も外寄りの13番枠は減点。
GIで勝負弱い鞍上も不安材料ではある。
△ ケイアイチョウサン
最内1番枠という絶好枠を引いた。
父ステイゴールドはオルフェーヴル、ゴールドシップと2頭の菊花賞馬を輩出。
牝系に菊花賞に強い種牡馬の名前は無いが、母母父ミルジョージ、母母母父ネヴァービートという血統なら距離延長もこなせるだろう。
ただ2000m以上の距離実績が無い点がネック。
道中インの後方で死んだフリをして直線に賭ける競馬で着を拾えれば。
× マジェスティハーツ
父ハーツクライは母父にトニービンを持っておりウインバリアシオンという菊花賞2着馬を輩出しているが、同馬の問題は牝系の血統。
まず母父ボストンハーバーという時点で菊花賞では買いたい気分が全くしない。
母母父ストームキャット、母母母父ファピアノではもうお手上げといったところ。
前走はスローペースでスタミナを必要としない流れだったし、鞍上武豊というだけに人気している印象。
大外枠も素直に減点で馬券は切る。
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