10期 予想歴16年
◎ルルーシュ
3着/3人気
○アスカクリチャン1着/7人
展開は結構難しいが逃げ馬が意外と多いし、逃げたくても逃げられそうにない馬も多く、かなり縦長になってペースが上がる可能性が高いのは間違いないだろう。まず極端なスローはないとみる。ハナは内からニューダイナスティが積極的に出て行くが、後藤のシゲルササグリなんかもプレッシャーをかけにハナを奪いに来る可能性は有る。またコスモラピュタやモズ、イケドラゴンなんかも行けるかは別にして積極的な主張をしてくる。この辺がごった返すうえに先行力があるメイショウナルトやルルーシュ辺りも先行できる。縦長で平均的な競馬から、更にもう一段階ペースを上げる競馬になるかなというイメージでこれを多少前後させて対応していきたい。
鉄ルルーシュはこの条件ならまともな状態ならまず勝ち負けだろう。この馬はロブロイ産駒らしいわかりやすく緩いコーナーで良さが出る馬。前走の札幌記念なんかは一番買ってはいけない条件で、道悪で極悪だったうえに、何より今年は札幌ではなく小回りでコーナリングを要求される函館開催。これでトウケイヘイローが淡々と厳しい流れを刻むようではこの馬の良さは全く出ない。ある程度のペースをある程度の位置につけ、そこからペースを引き上げ後半勝負に持ち込む形、かつコーナーがきつくないコースで高速馬場という条件なら常に高いパフォーマンスを引き出してきている馬で、それゆえ府中は非常に安定する。今回もその条件にぴったりとあてはまる。目黒記念が2着なのだが、昨年勝ったアル共と比較してもタフな競馬となっていて、12.0-12.0-11.8-11.5-11.9とロンスパ戦の流れで大外をウィリアムズが追走していく形の競馬になった。このラップからコーナーでのロスはそこそこ痛いはずなので、ここで押し上げて目標になってポテンシャルでは優位に立つムスカテールに差されたのは仕方ない。それに今回は斤量も同じになる。ペースがある程度スローで要所のペースアップが要求される舞台ですっとトップスピードに乗せられるギアチェンジや最速地点で抜け出すトップスピードが武器でどちらかというと器用さが売りの馬。今回は内枠で脚を貯められるという条件も非常に良い。スローのギアチェンジ戦なら強く、ある程度ペースが上がっても東京なら自由度が高い。この条件なら確実に好勝負とみているし、ポジションの差を活かせる競馬ならばムスカテールより上。
〇アスカクリチャンはオールカマーが意外と面白かった。序盤スローからのロンスパ戦の内容。11.8 - 12.2 - 12.1 - 12.4 - 11.8 - 12.1と平均的な流れにはなっているが、3~4角で終始外々の競馬、出口で少し置かれつつもL1で伸びてきているのはこの馬のポテンシャルの高さを物語っている。ポテンシャルに関しては北海道シリーズで証明済みで、アンコイルドが秋天4着なのだから、このメンツなら最上位にあたるのは間違いないので僅差の5着自体は別に驚かない。それよりも序盤ゆったり運ばせてからのロンスパ戦に対応できていた点を評価したい。これなら2500mの距離もある程度こなせる目途は立てたと言える。トップスピード勝負自体は意外と苦にしている馬ではなく、ギアチェンジ面で不安があるぐらいでスピードに乗れば良い脚を使えるのは昨年の新潟記念からも見せている。力関係だけなら互角以上にやれるしポテンシャルに関してはまだまだ未知数。出来ればある程度ポジションを取ってほしいが、それよりも内目を狙えればなお良いかなという所。ルルーシュを目標にする競馬が出来れば連れられて突っ込んでこれるはず。ムスカテールよりも前でルルーシュを意識出来れば面白い。
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