エリザベス女王杯2013予想
ヴィルシーナが去年の雪辱を果たせるか?

予想屋マスター
12期 予想歴24年

◎未定 

○ヴィルシーナ10着/1人


今週のメインレースは、第38回エリザベス女王杯である。
第38回エリザベス女王杯は、2冠馬メイショウマンボや去年の2着馬のヴィルシーナなどが出走を予定しており、混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第38回エリザベス女王杯に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

秋華賞組からは、1着のメイショウマンボ(武幸四郎)、4着のデニムアンドルビー(内田博幸)及び8着のセキショウ(吉田豊)が第38回エリザベス女王杯に出走する。

メイショウマンボの秋華賞の勝利という結果は、ハイペースの展開に恵まれたものではあるものの、イン有利の馬場において外を回る横綱競馬により2着に1馬身以上の差をつけており、3歳牝馬世代でトップの能力を示した。

よって第38回エリザベス女王杯の競馬予想においては、メイショウマンボに、3歳世代ではナンバーワンの評価を与えるべきである。
そこで問題となるのは古馬との比較だが、今年の3歳牝馬世代は、古馬相手の場合には条件級でも通用しないことが多く、低レベルであることは否めない。
よって第38回エリザベス女王杯の競馬用においては、3歳牝馬世代トップのメイショウマンボであっても絶対視までは禁物である。

一方、デニムアンドルビーの秋華賞の4着という結果は、前崩れの展開にもかかわらず差し切れなかったので、出遅れを考慮してもレース内容としてはメイショウマンボに見劣る。

よって、第38回エリザベス女王杯の競馬予想においては、行き脚がつかないデニムアンドルビーが差し切るためには、前崩れなどの展開の助けが必要と判断すべきである。

セキショウの秋華賞の8着という結果は、逃げ馬から大きく離れた2番手を追走する展開によるものであり、レース内容としての価値は低い。

よって第38回エリザベス女王杯の競馬予想においては、セキショウに高い評価は不要である。

府中牝馬ステークス組からは、1着のホエールキャプチャ(蛯名正義)、7着のアロマティコ(北村友一)及びマルセリーナ(ミルコ・デムーロ)、9着のハナズゴール(武豊)、10着のミッドサマーフェア(福永祐一)並びに12着のスピードリッパーが第38回エリザベス女王杯に出走する。

ホエールキャプチャの府中牝馬ステークスの勝利という結果は、超スローペースを3番手から押し切ったものであり、レース内容としての価値は微妙ではあるが、スローペースで出遅れながらも追い込んだヴィクトリアマイル以降、ホエールキャプチャは完全に復調していると見てよい。

よって第38回エリザベス女王杯の競馬予想においては、器用な脚質で競馬が上手なホエールキャプチャに高い評価を与えて当然である。

アロマティコの府中牝馬ステークスの7着という結果は、4コーナーで馬群に囲まれて脚を余したものであり、悲観すべき内容ではない。

よって、第38回エリザベス女王杯の競馬予想においては、外の差しが届く展開になるようであれば、アロマティコに高い評価を与えるべきである。

一方、マルセリーナ、ハナズゴール、ミッドサマーフェア及びスピードリッパーは、府中牝馬ステークスの見所のないレース内容を見る限り、第38回エリザベス女王杯の競馬予想において高い評価は不要である。
ただしレインボーダリアは、去年のエリザベス女王杯の勝ち馬であることから、得意な条件での一変には注意を払うべきである。

京都大賞典組からは、8着のヴィルシーナ(岩田康誠)及び9着のオールザットジャズ(バルザロ)が第38回エリザベス女王杯に出走する。

ヴィルシーナの京都大賞典の8着という結果は、マイペースで先行する展開に恵まれたものであり、牡馬の強敵相手といえどもレース内容としての価値は低い。

よって第38回エリザベス女王杯の競馬予想においては、牝馬限定ならば崩れないヴィルシーナに高い評価を与えて当然だが、絶対視までは禁物と判断している。

オールザットジャズの京都大賞典の9着という結果は、インが極端に有利な馬場で終始外を回らされてのものであり、レース内容としては着順ほど悪くはない。

よって第38回エリザベス女王杯の競馬予想においては、オールザットジャズに押さえ程度の評価は与えるべきである。

1000万特別組からは、ディアデラマドレ(藤岡康太)及びラキシス(川田将雅)が第38回エリザベス女王杯に出走する。

ディアデラマドレ及びラキシスの1000万特別の勝利という結果は、イン有利の馬場で大外を回って差し切ってのものであり、着差以上に強い内容であった。

よって第38回エリザベス女王杯の競馬予想においては、能力的に底を見せていないディアデラマドレ及びラキシスを、格下であっても無視すべきではない。

別路線組では、ピクシープリンセス(秋山真一郎)が第38回エリザベス女王杯に出走する。
ピクシープリンセスは、

去年のエリザベス女王杯の3着馬であり、長距離の牝馬限定戦ならばトップクラスとも差のない競馬が可能である。

よって第38回エリザベス女王杯の競馬予想においては、ピクシープリンセスにも押さえ程度の評価は与えるべきである。

以上のように競馬理論の競馬予想では、第38回エリザベス女王杯に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第38回エリザベス女王杯の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第38回エリザベス女王杯の最終的な予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前のエリザベス女王杯の関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/queenelizabeth

エリザベス女王杯のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

予想屋マスター
http://www.keibariron.com/


tipmonaとは?

エリザベス女王杯2013回顧
メイショウマンボが古馬を撃破

予想屋マスター
12期 予想歴24年

次走狙い:ラキシス


第38回エリザベス女王杯は、2番人気に推された2冠牝馬メイショウマンボ(武幸四郎)の完勝で幕を閉じた。
競馬理論の競馬予想では、3歳牝馬世代で最強のメイショウマンボに高い評価を与えていたが、今年の3歳牝馬世代のレベルの低さを考慮し、本命にすることはできなかった。

レースでは、メイショウマンボは、先行争いをした6頭から離れた7番手を追走し、3コーナー過ぎから徐々に外目に持ち出された。そして、メイショウマンボは、直線で武幸四郎騎手に外に持ち出されると、上がりナンバーワンタイとなる34秒1の脚を駆使して突き抜け、第38回エリザベス女王杯を制覇した。

メイショウマンボの第38回エリザベス女王杯の勝利という結果は、2着に1馬身以上の差をつけており牝馬同士では力が違うことを示したものではあるが、先行集団から大きく離れた位置で馬群に包まれずに気分良く走る展開に恵まれたものでもあり、2着以下との着差だけで絶対的な評価までは禁物である。

よって、第38回エリザベス女王杯以降のG1戦線の競馬予想においても、メイショウマンボに高い評価を与えて当然だが、断然の人気になった場合には取りこぼしの可能性も考慮すべきである。

一方、第38回エリザベス女王杯では、6番人気のラキシス(川田将雅)が2着に入った。
ラキシスは、大外枠からの発走だったが、積極的に出ていき3番手の外目からレースを進めた。そして、ラキシスは、直線に向くとメイショウマンボには差されてしまったが、しぶとく2着に粘り込んだ。

ラキシスの第38回エリザベス女王杯の2着という結果は、道悪のスタミナ比べの適性の高さを示したものではあるが、キャリア5戦であったことを考慮すると立派である。

よって、第38回エリザベス女王杯以降のG1戦線の競馬予想においては、今後の成長次第でラキシスがメイショウマンボとの差を詰めてもおかしくないと判断すべきである。

一方、第38回エリザベス女王杯では、5番人気のアロマティコ(三浦皇成)が3着に追い込んだ。アロマティコは、いつものように後方集団から競馬を進め、向こう正面から馬群を縫うように徐々にポジションをあげ、4コーナーではメイショウマンボの直後に取り付いた。そして、アロマティコは、直線で外に持ち出されるとジリジリと伸びたが、上位2頭を捕えることはできず、3着止まりであった。

アロマティコの第38回エリザベス女王杯の3着という結果は、馬場を考慮してもスローペースの流れを追い込んだものであり、レース内容としては悪くない。

よって、第38回エリザベス女王杯以降のG1戦線の競馬予想においては、外の差しが届く馬場や前崩れの展開になるようであれば、アロマティコがまとめて差し切ってもおかしくないと判断すべきである。

以上のように、第38回エリザベス女王杯は、メイショウマンボの3つめのG1制覇で幕を閉じた。

競馬理論のファンは、メイショウマンボの今後の走りに期待して頂きたいが、絶対視までは禁物と判断して欲しい。

以下のURLから2013年以前のエリザベス女王杯の関連記事がご覧いただけます。http://www.keibariron.com/database/queenelizabeth エリザベス女王杯のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。予想屋マスターhttp://www.keibariron.com/


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >