JCダート2013予想
『ニホンピロアワーズの連覇なるか? 』

予想屋マスター
12期 予想歴24年

◎未定 

○ホッコータルマエ3着/1人


今週のメインレースは、第14回ジャパンカップダートである。
第14回ジャパンカップダートは、9頭もの統一ダートG1馬が出走することもあり、ダート戦線のナンバーワン決定戦として相応しいメンバー構成となった。
そこで競馬理論の競馬予想では、第14回ジャパンカップダートに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

JBCクラシック組からは、1着のホッコータルマエ(幸英明)、2着のワンダーアキュート(武豊)、3着のソリタリーキング(戸崎圭太)及び5着のクリソライト(内田博幸)が第14回ジャパンカップダートに出走する。

ホッコータルマエのJBCクラシックの勝利という結果は、マイペースで逃げる展開に恵まれたものではあるが、ワンダーアキュートに2馬身もの差をつけており、力の違いを見せつけた。
またホッコータルマエは、2月以降7戦6勝・2着1回というほぼ完璧な成績を残している。
よって第14回ジャパンカップダートの競馬予想においては、充実著しくて崩れないホッコータルマエに、本命級の高い評価を与えて当然である。

一方、ワンダーアキュートのJBCクラシックの2着という結果は、ホッコータルマエには力負けであったが、今年に入ってから馬券圏内を外しておらず、ダートならば一線級相手でも崩れない安定感を見せている。

よって第14回ジャパンカップダートの競馬予想においては、ワンダーアキュートにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

ソリタリーキング及びクリソライトは、JBCクラシックの見所のないレース内容を見る限り、第14回ジャパンカップダートの競馬予想において高い評価は不要である。

一方、JBCスプリント組からは、1着のエスポワールシチー(後藤浩輝)及び4着のテスタマッタ(ホワイト)が、第14回ジャパンカップダートに出走する。

エスポワースシチーのJBCスプリントの勝利という結果は、着差以上に余裕のある勝ちっぷりであった。

またエスポワールシチーは、南部杯マイルチャンピオンシップにおいてホッコータルマエを破っている。
よって第14回ジャパンカップダートの競馬予想においては、距離が若干長いことを考慮しても、楽に逃げを打てる展開や先行馬が有利な馬場になるようであれば、エスポワールシチーがホッコータルマエに再度先着してもおかしくないと判断すべきである。

テスタマッタは、JBCスプリントの見所のないレース内容を見る限り、第14回ジャパンカップダートの競馬予想において高い評価は不要である。

みやこステークス組からは、1着のブライトライン(福永祐一)、2着のインカンテーション(大野拓哉)、3着のローマンレジェンド(岩田康誠)、5着のグランドシチー(津村明秀)、10着のグレープブランデー(ミルコ・デムーロ)及び12着のケイアイレオーネが第14回ジャパンカップダートに出走する。

ブライトラインのみやこステークスの勝利という結果は、追い込みが届きにくい馬場に恵まれたのは確かと言えるものの、早め先頭の自ら勝ちに行く競馬で押し切ったものであり、レース内容としても悪くはない。

よって第14回ジャパンカップダートの競馬予想においては、先行馬有利の展開になるようであれば、ブライトラインの流れ込みにも注意を払うべきである。

一方、インカンテーションのみやこステークスの2着という結果は、ハナ差まで迫ったブライトラインと互角の内容ではあるが、こちらも先行有利の馬場状態に恵まれたものである。

よって、第14回ジャパンカップダートの競馬予想においては、インカンテーションが好走するためには展開などの助けが必要と判断すべきである。

ローマンレジェンドのみやこステークスの3着という結果は、休み明け59キロの斤量を背負い、更には4コーナーでの不利を受けてのものであり、負けて強しの内容であった。

よって第14回ジャパンカップダートの競馬予想においては、ローマンレジェンドの巻き返しにも注意を払うべきである。

一方、グランドシチー、グレープブランデー及びケイアイレオーネは、みやこステークスの見所のないレース内容から、第14回ジャパンカップダートの競馬予想において高い評価は不要である。

武蔵野ステークス組からは、1着のベルシャザール(ルメール)、3着のベストウォーリア、7着のイジゲン(ムーア)及び13着のナムラタイタンが第14回ジャパンカップダートに出走する。

ベルシャザールの武蔵野ステークスの勝利という結果は、直線で馬群に包まれる厳しい位置から突き抜けたものであり、着差以上に強い内容であった。

よって第14回ジャパンカップダートの競馬予想においては、ダートならば能力的に底を見せていないベルシャザールにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

ベストウォーリア、イジゲン及びナムラタイタンは、武蔵野ステークスの見所のないレース内容から、第14回ジャパンカップダートの競馬予想において高い評価は不要である。

帝王賞組からは、2着のニホンピロアワーズ(酒井学)が第14回ジャパンカップダートに出走する。
ニホンピロアワーズの帝王賞の2着という結果は、

ホッコータルマエには力負けであったものの、後続に1馬身以上の差をつけており、能力の高さを示した。

よって第14回ジャパンカップダートの競馬予想においては、去年圧勝した得意の阪神1800mであれば、ニホンピロアワーズの連覇の可能性も低くないと判断すべきである。

以上のように、競馬理論の競馬予想では、第14回ジャパンカップダートに出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第14回ジャパンカップダートの最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第14回ジャパンカップダートの予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前のジャパンカップダートの関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/japancupdirt

ジャパンカップダートのコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

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JCダート2013回顧
ベルシャザールが悲願のG1初制覇

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12期 予想歴24年

次走狙い:ホッコータルマエ


第14回ジャパンカップダートでは、3番人気のベルシャザール(ルメール)が断然の1番人気に推されたホッコータルマエ(幸英明)を差し切り、悲願のG1制覇を果たした。
競馬理論の競馬予想では、ダートでは底を見せていない未知の魅力を高く評価しつつも、急激なメンバー強化の感も否めない点を考慮し、ベルシャザールを本命には予想できなかった。

レースでは、ベルシャザールは中団の外目を追走し、3~4コーナーで外を回って先団に取り付くと、直線で先に抜け出したホッコータルマエを見事に差し切り、第14回ジャパンカップダートを制覇した。

ベルシャザールの第14回ジャパンカップダートの勝利という結果は、終始外を回らされたにもかかわらず、力で押し切る強い内容であった。

よって第14回ジャパンカップダート以降のダートG1戦線の競馬予想においても、ベルシャザールには本命級の高い評価を与えるべきである。

一方、第14回ジャパンカップダートでは、6番人気のワンダーアキュート(武豊)が2着に入った。
競馬理論の競馬予想では、どんな相手でも崩れないワンダーアキュートにも高い評価を与えていた。

レースでは、ワンダーアキュートは、ベルシャザールと並ぶような位置で競馬を進めたが、ベルシャザールが先に仕掛けてもじっと我慢し、直線勝負に賭けた。
そしてワンダーアキュートは、直線で大外に持ち出されると、上がりナンバーワンの脚で追い込んだのだが、ベルシャザールにクビ差だけ届かず、去年に続き2着止まりであった。

ワンダーアキュートの第14回ジャパンカップダートの2着という結果は、4コーナーで外に持ち出すタイミングが若干遅れたことによるものであり、もう少しスムーズに運べたならばまとめて差し切った可能性が高い。

よって第14回ジャパンカップダート以降のダートG1戦線の競馬予想においては、逃げ差し自在で崩れないワンダーアキュートが展開や条件次第ではベルシャザールを逆転してもおかしくないと判断すべきである。

さて、第14回ジャパンカップダートで断然の1番人気に推されたホッコータルマエは、直線で上位2頭に差されて人気を裏切ってしまった。

ホッコータルマエは、逃げるエスポワールシチーをピッタリとマークする2番手からレースを進めた。
そして、ホッコータルマエは、直線で先頭に立つとそのまま押し切るかのように見えたものの、外から馬体を併せて追い込んだ2頭にまとめて差されてしまい、3着に敗れてしまった。

ホッコータルマエの第14回ジャパンカップダートの3着という結果は、2番手から抜け出す横綱競馬が標的とされて差されてしまったものであり、人気は裏切ってしまったとはいえ、悲観すべき内容ではない。

よって、第14回ジャパンカップダート以降のG1戦線の競馬予想においては、ホッコータルマエの巻き返しに注意を払うべきである。
特に、前が止まらない地方競馬で行われる交流G1戦線においては、ホッコータルマエの先行力が生きる可能性が極めて高いと判断すべきである。

以上のように、第14回ジャパンカップダートは、ベルシャザールの勝利で幕を閉じた。
しかしながら、第14回ジャパンカップダートの上位3頭は、僅かな着差が示すように大きな能力差はなく、展開や条件次第では着順が入れ替わる可能性も高い。
競馬理論のファンの方は、今後のダートG1戦線の予想もお楽しみに。

以下のURLから2013年以前のジャパンカップダートの関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/japancupdirt

ジャパンカップダートのコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

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