朝日杯FS2013予想
ベルカントが牝馬による朝日杯FS制覇を狙う

予想屋マスター
12期 予想歴24年

◎未定 

○アトム5着/1人


今週のメインレースは第65回朝日杯フューチュリティステークスである。

第65回朝日杯フューチュリティステークスは、1980年以来の牝馬勝ちを狙うベルカントのみが重賞ウィナーという大混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する有力各馬をステップレースごとに分析する。

デイリー杯2歳ステークス組からは、2着のアトム(川田将雅)が第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

アトムのデイリー杯2歳ステークスの2着という結果は、開幕週の前が止まらない馬場によりホウライアキコを捕えられなかっただけであり、3着以下に3馬身の差をつけていることからも、負けて強しの内容であった。

よって第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、アトムに本命級の高い評価を与えるべきである。

ファンタジーステークス組からは、1着のベルカント(武豊)が第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

ベルカントのファンタジーステークスの勝利という結果は、インが有利の京都の馬場状態を生かして逃げ切ったものであり、レース内容としての価値は微妙である。

よって第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、ベルカントが好走するためには、イン有利の馬場で楽に逃げを打つなど展開の助けが必要と判断すべきである。

京王杯2歳ステークス組からは、4着のマイネルディアベル、5着のトーセンシルエット(江田照男)、6着のモーリス、7着のルミニズム(ムーア)、8着のアポロスターズ(勝浦正樹)及び12着のテイイエムキュウコー(三浦皇成)が第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

マイネルディアベル、トーセンシルエット、ルミニズム、アポロスターズ及びテイイエムキュウコーは、京王杯2歳ステークスの見所のない内容を見る限り、第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想において高い評価は不要である。

一方、モーリスの京王杯2歳ステークスの6着という結果は、スタートで煽っての上がり33秒1の脚を使って届かずという競馬の結果であり、度外視可能である。

よって、第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、レコード勝ちしたデビュー戦の内容だけ走ればモーリスが巻き返す可能性が高いと判断すべきである。

東京スポーツ杯2歳ステークス組からは、2着のプレイアンドリアル(柴田大知)、7着のキーンソード(大野拓哉)及び8着のハイアーレート(吉田豊)が第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

プレイアンドリアルの東京スポーツ杯の2着という結果は、勝ったイスラボニータとはコース取りの差だけであり、ゴール前で差し返していることを考慮すると力負けではない。

よって、第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、プレイアンドリアルにも本命級の高い評価を与えるべきである。

キーンソード及びハイアーレートは、東京スポーツ杯2歳ステークスの見所のないレース内容を見る限り、第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想において高い評価は不要である。

一方、千両賞組からは、1着のウインフルブルーム(和田竜二)が第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

ウインフルブルームの千両賞の勝利という結果は、開幕週の馬場をマイペースで逃げる展開に恵まれたものであり、3馬身の着差ほどの圧倒的な能力差があったわけではない。

よって第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、ウインフルブルームが好走するためには、内枠を引いて好位のインを追走するなどの展開の助けが必要と判断すべきである。

ベゴニア賞組からは、1着のショウナンワダチ(北村宏)及び6着のアルバート(戸崎圭太)が第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

ショウナンワダチのベゴニア賞の勝利という結果は、直線までロスのない競馬をさせた北村宏騎手の好騎乗によるものであり、レース内容としての価値は高くない。

よって、第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、2戦2勝で底を見せていない点を考慮しても、ショウナンワダチには押さえ程度の評価を与えれば十分である。

一方、アルバートのベゴニア賞の6着という結果は、仕掛けが遅れてのものであり、力負けではない。

よって第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、アルバートがショウナンワダチを逆転可能と判断すべきである。

一方、京都2歳ステークス組からは、3着のサトノロブロイ(松田大作)及び4着のピークトラムが第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

サトノロブロイ及びピークトラムの京都2歳ステークスの敗戦は、スローペースを先行してのものであり、レース内容としての価値は低い。
よって、第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、サトノロブロイ及びピークトラムに高い評価は不要である。
ただしピークトラムは、新潟2歳ステークスにおいて、東京スポーツ杯馬イスラボニータと互角の競馬をしているので、マイルの距離ならば押さえ程度の評価は必要である。

一方、500万の平場勝ち組からは、1着のツィンクルソード(福永祐一)が第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

ツィンクルソードの500万平場の勝利という結果は、スローペースを2番手で追走する展開に恵まれたものであり、見た目ほどの強さはない。

よって第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、ツィンクルソードにも押さえ程度の評価を与えれば十分である。

一方、オキザリス賞組からは、1着のアジアンエクスプレス(ムーア)が第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

アジアンエキスプレスのオキザリス賞の勝利という結果は、7馬身の着差が示すように力の違いを見せつけたものと言える。
よって第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、芝適性次第でアジアンエキスプレスも好走可能と判断すべきである。

京都の未勝利勝ち組からは、1着のミッキーアイル(浜中俊)が第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

ミッキーアイルの未勝利戦の勝利という結果は、

インが有利な馬場で楽に逃げる展開に恵まれたのは確かだが、5馬身差でのレコード勝ちにはある程度の評価を与えるべきである。

よって第65回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、ミッキーアイルにも押さえ程度の評価は与えるべきである。

以上のように、競馬理論の競馬予想では、第65回朝日杯フューチュリティステークスに出走する有力各馬の能力を分析した。

この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第65回朝日杯フューチュリティステークスの最終的な予想を決断する。

競馬理論のファンの方は、第65回朝日杯フューチュリティステークスの最終的な予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前の朝日杯フューチュリティステークスの関連記事がご覧いただけます。

http://www.keibariron.com/database/asahihaifuturitystakes

朝日杯フューチュリティステークスのコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

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朝日杯FS2013回顧
アジアンエキスプレスが初芝を克服してのG1制覇

予想屋マスター
12期 予想歴24年

次走狙い:アジアエクスプレス


第65回朝日杯フューチュリティステークスは、4番人気に推されたアジアンエクスプレス(ライアン・ムーア)の勝利で幕を閉じた。

競馬理論の競馬予想では、ダート2連勝での他馬を寄せ付けない圧勝劇から高い評価を与えていたが、芝適性が未知であることを考慮し、第65回朝日杯フューチュリティステークスでは本命評価とすることはできなかった。

レースでは、アジアンエクスプレスは中団よりやや後方のインで脚をため、4コーナーでうまく2~3着馬の外に持ち出されると直線で一気に伸び、第65回朝日杯フューチュリティステークスを制覇した。

アジアンエクスプレスの第65回朝日杯フューチュリティステークスの勝利という結果は、4コーナーまでロスのない競馬をさせてスムーズに外に持ち出したムーア騎手の好騎乗によるものだが、初芝でのG1制覇は立派である。

よって2014年のクラシック戦線の競馬予想においては、能力的に底を見せていないアジアンエクスプレスにそれなりの高い評価を与える必要がある。

ただし第65回朝日杯フューチュリティステークスは、出走馬中の重賞勝ち馬が牝馬のベルカントだけであったことや、前日のひいらぎ賞(2歳500万下特別)よりも勝ち時計が見劣ることから、G1にしては低レベルであった可能性が否めない。

よって第65回朝日杯フューチュリティステークスの出走メンバー全部が、2014年のクラシック戦線で通用しない可能性があることも頭に入れておくべきである。

さて、第65回朝日杯フューチュリティステークスの2着には6番人気のショウナンアチーヴ(後藤浩輝)が入った。

ショウナンアチーヴは中団の馬群の中で折り合い、3コーナーで外に出されて早めにスパートすると、4コーナーでは早くも先行集団に取り付いた。
その後ショウナンアチーヴは、アジアンエクスプレスには差されてしまったものの長く良い脚を使ってウインフルブルームとの叩き合いを制し2着を確保した。

ショウナンアチーヴの第65回朝日杯フューチュリティステークスの2着という結果は、自ら早めに勝ちに行く競馬によるものであり、レース内容としては、アジアンエクスプレスと1馬身強の着差ほどの能力差はないと言える。

よって2014年のクラシック戦線の競馬予想においては、展開や条件次第で、ショウナンアチーヴがアジアンエクスプレスを逆転してもおかしくないと判断すべきである。

さて第65回朝日杯フューチュリティステークスの3着にはウインフルブルームが粘り込んだ。
ウインフルブルームは先行集団の一番外を進み、直線では一旦先頭に立ったが、上位2頭に外から差されて3着止まりであった。

ウインフルブルームの第65回朝日杯フューチュリティステークスの3着という結果は、中山1600m戦では不利な外枠からの発走で終始外を回らされてのものであり、レース内容としては上位2頭と互角である。

よって2014年のクラシック戦線の競馬予想においては、先行力を生かせる展開になるようであれば、ウインフルブルームがアジアンエクスプレス及びショウナンアチーヴと互角の競馬が可能と判断すべきである。

以上のように第65回朝日杯フューチュリティステークスは、アジアンエクスプレスの勝利で幕を閉じた。

アジアンエクスプレスは初芝を克服しただけでなく、3戦3勝と能力的に底を見せておらず、2014年のクラシック戦線でも楽しみな存在である。
ただし第65回朝日杯フューチュリティステークスは、低レベルな一戦であった可能性も高いので、それを考慮して2014年のクラシック戦線で第65回朝日杯フューチュリティステークス組の評価を下すべきである。

以下のURLから2013年以前の朝日杯フューチュリティステークスの関連記事がご覧いただけます。http://www.keibariron.com/database/asahihaifuturitystakes

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