有馬記念2013予想
オルフェーヴルが有終の美を飾れるか?

予想屋マスター
12期 予想歴24年

◎未定 

○オルフェーヴル1着/1人


第58回有馬記念は、オルフェーヴルの引退レースということもあり例年以上の注目を集める。そこで、競馬理論の競馬予想では、第58回有馬記念に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

凱旋門賞組からは、2着のオルフェーヴル(池添謙一)が第58回有馬記念に出走する。

オルフェーヴルの凱旋門賞の2着という結果は、勝ったトレヴが強すぎただけであり、日本ダービー馬キズナにはきっちりと先着している。また、オルフェーヴルは、去年のジャパンカップで2着に敗れてはしまったが、コース取りの差によるものであり、現役最強馬であることは疑いの余地がない。

よって、第58回有馬記念の競馬予想においては、オルフェーヴルに本命級の高い評価を与えて当然である。

一方、ジャパンカップ組からは、3着のトーセンジョーダン(内田博幸)、4着のアドマイヤラクティ(ウィリアムズ)、6着のルルーシュ(福永祐一)、9着のナカヤマナイト(柴田善臣)、10着のエイシンフラッシュ(ミルコ・デムーロ)及び15着のゴールドシップ(ムーア)が第58回有馬記念に出走する。

ジャパンカップは、レースの全体時計が500万下よりも遅くなるくらいの超スローペースであり、ジャパンカップの着順が第58回有馬記念に直結しない可能性が高い。

トーセンジョーダン、ルルーシュ及びエイシンフラッシュのジャパンカップの結果は、超スローペースを先行してのものであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。

また、アドマイヤラクティ及びナカヤマナイトのジャパンカップの結果は、コースロスのない競馬をしてのものであり、こちらもレース内容としては着順ほどの価値はない。また、ゴールドシップのジャパンカップの15着という結果は、負け過ぎである。

よって、トーセンジョーダン、アドマイヤラクティ、ルルーシュ、ナカヤマナイト、エイシンフラッシュ及びゴールドシップは、ジャパンカップの冴えないレース内容を見る限り、第58回有馬記念の競馬予想において押さえ程度の評価を与えれば十分である。ただし、第58回有馬記念はオルフェーヴルを除けば冴えないメンバー構成なので、過去の実績を再度振り返って、オルフェーヴルの相手候補を探すべきである。

であれば、日本ダービー馬のエイシンフラッシュ、グランプリ2連覇中のゴールドシップの実績が浮かびあがるが、ゴールドシップはジャパンカップの内容が悪すぎるので、人気になるようであれば押さえ評価にとどめるべきである。

一方、金鯱賞組からは、1着のカレンミロティック(戸崎圭太)、2着のラブリーデイ(蛯名正義)、3着のウインバリアシオン(岩田康誠)及び4着のトゥザグローリー(ルメール)が第58回有馬記念に出走する。

カレンミロティックの金鯱賞の勝利という結果は、G2にしては冴えないメンバー構成に恵まれたものではあるが、2着のラブリーデイに2馬身半もの差をつける快勝であった。

よって、第58回有馬記念の競馬予想においては、カレンミロティックにも相手候補の評価は与えるべきである。

一方、ウインバリアシオンの金鯱賞の3着という結果は1年半ぶりの長期休養明けを考えれば立派である。

よって、第58回有馬記念の競馬予想においては、どんな相手でも確実に追い込むウインバリアシオンの叩き2走目による一変に注意を払うべきである。

一方、ステイヤーズステークス組からは、1着のデスペラード(横山典弘)が第58回有馬記念に出走する。
デスペラードのステイヤーズステークスの勝利という結果は、長距離ならば力が上であることを示した。しかしながら、メンバーが強化して距離が短縮する第58回有馬記念の競馬予想においては、デスペラードが好走するためにはかなりの展開の助けが必要と判断すべきである。

一方、天皇賞・秋組からは、8着のヴェルデグリーン(田辺裕信)が第58回有馬記念に出走する。

ヴェルデグリーンの天皇賞・秋の8着という結果は、不利な外枠からの発走ではあったが、力負けであった。

よって、第58回有馬記念の競馬予想においては、オールカマー勝ちを考慮してもヴェルデグリーンに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

以上のように、競馬理論の競馬予想では、第58回有馬記念に出走する有力各馬の能力を分析した。

この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第58回有馬記念の最終的な予想を決断する。

競馬理論のファンの方は第58回有馬記念の予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前の有馬記念の関連記事がご覧いただけます。http://www.keibariron.com/database/arimakinen 有馬記念のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。予想屋マスターhttp://www.keibariron.com/


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有馬記念2013回顧
オルフェーヴルが8馬身差でラストランを飾る

予想屋マスター
12期 予想歴24年

次走狙い:ウインバリアシオン


第58回有馬記念では、単勝1.6倍と断然の人気に推されたオルフェーヴルが人気にこたえて楽勝した。
競馬理論の競馬予想では、グランプリにしてはかなり寂しいメンバー構成であることから、現役最強馬のオルフェーヴルを自信の本命に予想した。
レースでは、オルフェーヴルは、後方3~4番手からレースを進めた。
そして、オルフェーヴルは、2週目の3コーナーで一気に加速すると、4コーナーでは早くも先頭に並びかけ、そこからは後続との差を広げる一方で、第58回有馬記念を制覇した。

オルフェーヴルの第58回有馬記念の勝利という結果は、凱旋門賞からの遠征帰りにもかかわらず8馬身もの着差をつけ、日本国内では敵なしであることを証明した。

この強さを見ると引退は残念だが、オルフェーヴルの種牡馬としての活躍にも大いに期待したい。

第58回有馬記念では4番人気のウインバリアシオン(岩田康誠)が2着に追い込んだ。
競馬理論の競馬予想では、長期休養明けで開幕週の馬場ながらも2着に追い込んだ金鯱賞の内容から、ウインバリアシオンにオルフェーヴルの相手候補の高い評価を与えていた。
レースでは、ウインバリアシオンは、後方のラチ沿いでじっくりと脚をためた。
そして、ウインバリアシオンは、勝負どころに入ると、オルフェーヴルをマークするように動いていき、直線でもきっちりといい脚を使って、2着に追い込んだ。

ウインバリアシオンの第58回有馬記念の2着という結果は、オルフェーヴルにこそ力負けであったが、一線級相手でも確実に追い込む能力を証明した。

オルフェーヴルが引退する2014年のG1戦線の競馬予想においては、外の差しが届く馬場や展開になるようであれば、ウインバリアシオンが悲願のG1制覇を果たしてもおかしくないと判断すべきである。

グランプリ3連覇を狙った2番人気のゴールドシップ(ムーア)は3着に敗れてしまった。
競馬理論の競馬予想では、グランプリ2勝の実績には敬意を評しつつも2013年秋競馬の内容があまりにも悪いゴールドシップを押さえ評価にとどめていた。
レースでは、ゴールドシップは、中団よりやや後方の外目を追走し、2周目の4コーナーではオルフェーヴルにあっさりと交わされてしまったものの、そこからはジリジリとしぶとい脚を使って、3着を確保した。

ゴールドシップの第58回有馬記念の3着という結果は、ジャパンカップよりは走っており復調気配をうかがわせたが、オルフェーヴルを除くとグランプリにしては寂しいメンバー構成に恵まれたものとみることもできる。

よって、2014年のG1戦線の競馬予想においては、過去の実績で人気になるゴールドシップを過信すべきでないと判断している。

以上のように、第58回有馬記念は、オルフェーヴルの歴史的な強さだけが目立つ一戦となった。

競馬理論のファンの方は、オルフェーヴルの子どもたちの活躍に大いに期待して頂きたい。

以下のURLから2013年以前の有馬記念の関連記事がご覧いただけます。
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