08期 予想歴45年
◎リラヴァティ
3着/4人気
○ケンタッキーミント9着/8人
▲グリサージュ10着/2人
△ニシノアカツキ2着/10人
フェアリーS
【最終予想】
今年に入って6連敗中だったのだが、シンザン記念がミッキーアイルの1着固定馬単・三連単が的中。もっとも、ここまでの回収率は80%でプラスにはなっていない。
タイキシャトル産駒の親子丼(◎○)と考えていたのだが、2頭とも回避。シンザン記念にまわったワイレアワヒネは好走したと思う。前が止まらない展開と読んでの4.5番手からの競馬で、4着は立派だ。3歳牝馬は強いのが2頭いるが、それに次ぐ第三勢力の1頭と評価していいだろう。
さて、フェアリーSだが、1勝馬だけの3歳重賞というのは非常に珍しいのではないだろうか。それだけに大混戦といえる。
タイキシャトルに代わり、ゼンノロブロイの親子丼にしたい。
◎ リラヴァティ
○ ケンタッキーミント
配当を考えると、単勝はケンタッキーミントを買いたい。
▲ グリサージュ
△ ニシノアカツキ
人気薄ではニシノアカツキに注目してみた。前2走は不利あり。オペラハウス産駒らしい、持続する末脚に期待。
暫定◎のオメガハートロックはやや調子落ちか。
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◎○を付けた馬が想定表に載っていないというアクシデント発生。印がないと予想をUPできないので、オメガハートロックに◎を付けておくが・・・。
中山マイルということもあり、枠順が気になる。最終予想は枠順発表後にして、現時点で気になる馬を数頭ピックアップしておきたい。
◎ ニシノミチシルベ
○ ワイレアワヒネ
重賞競走でタイキシャトル産駒に◎○を付けることなどめったにないことなので狙ってみる。
この2頭の血統を素材として、中島国治「4枚のカード理論」を説明したい。
「4枚のカード理論」というのは、簡単に言うと、配合設計において4枚のカードをバランスよく使えというようなものである。4枚のカードというのは、エクリプス系、ヘロド系、マッチェム系の3枚のキングと、中島氏独自の概念「アメリカンダミー」というジョーカーを加えた4枚をいう。
ただ、現代においてこの理論に基づき配合を決めることには困難が伴う。理由は、4枚のうちの2枚、ヘロド系とマッチェム系のカードがほぼ存在しないということである。
ヘロデ系は、日本においてのみ発展していたが、メジロマックイーン、トウカイテイオーに有力後継種牡馬が出なかったことにより、今や風前のともしびという状況だし、マッチェム系も日本では、かつては月友が一世を風靡したが、今はアメリカで細々と枝を繋いでいる状況である。
この2枚に代わるカードを準備しなければならない。具体的には、エクリプス系で、ネアルコを経由していない血脈。たとえば、社台SSが導入したダークロナルド系のノヴェリストとか、ナリタトップロードの早世でまずいことになったサッカーボーイの系統(ゲインズバラ系)とか、晩成型で成功しなかったタップダンスシチーのリボー系とかの系統が候補になる。あとは、「地域間アウトクロス」ともいえる、北米、南米の異系系統が候補になる。
ニシノミチシルベの5代累代配合をみてみると、ヘイロー系×ハイペリオン系×ネイティヴダンサー系×ノーザンダンサー系×セントサイモン系という配合である。
これは、「4枚のカード理論」では、過去4代のうち3枚のカードを使っていればベストということなので、5代すべて異系からなるこの血統構成は理想的といえるだろう(一方、インブリード論者からみれば、バラバラで焦点のボケた配合ということになるのかもしれない)。
配合理論においては、インブリード理論が圧倒的に優勢なので、このニシノミチシルベのような配合の馬を探すのはかなり難しい作業となる。
賢く(人の意志を理解する能力が高く)、器用でレースが上手なタイプの馬といえるだろう。
一方、ワイレアワヒネの5代累代配合は、ヘイロー系×SS(ヘイロー)系×ネイティヴダンサー系×フェアウェイ系×マノンウォー系という配合である。
異系を3代続けた後にヘイロー系を2代続けて交配している。
実は、この配合も悪くはない。さらにヘイロー系を続ければ弊害が出てきそうだが、牝系にノーザンダンサーの血が入っていないというのは、この馬の繁殖としての価値を高めるだろう。
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