08期 予想歴16年
◎ドナウブルー
2着/1人気
○ウリウリ1着/2人
▲ゴールデンナンバー6着/3人
△ミッドサマーフェア4着/7人
★傾向分析★
2009年 タイム 1'35"1 (稍重) 1FAve=11.89 3FAve=35.66
テン35.4-中盤23.8(3F換算35.70)-上がり35.9 『前傾・一貫』
1着チェレブリタ・・・ブラックホーク×アンバーシャダイ=ヌレイエフ×ノーザンテースト 〔11-c〕 14-11
2着レインダンス・・・ダンスインザダーク×Bob Back=サンデーサイレンス×ロベルト 〔1-s〕 10-10
3着ザレマ・・・ダンスインザダーク×Zafonic=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔4-m〕 2-2
2010年 タイム 1'36"4 (稍重) 1FAve=12.05 3FAve=36.15
テン36.7-中盤25.0(3F換算37.50)-上がり34.7 『加速・中弛み』
1着ヒカルアマランサス・・・アグネスタキオン×A.P. Indy=サンデーサイレンス×エーピーインディ 〔16-d〕 15-15
2着ベストロケーション・・・クロフネ×ノーザンテースト=ヴァイスリージェント×ノーザンテースト 〔1-x〕 2-2
3着ザレマ・・・ダンスインザダーク×Zafonic=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔4-m〕 1-1
2011年 タイム 1'33"7 (良) 1FAve=11.71 3FAve=35.14
テン35.4-中盤24.3(3F換算36.45)-上がり34.0 『加速・中弛み』
1着ショウリュウムーン・・・キングカメハメハ×ダンスインザダーク=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔12〕 10-10
2着ヒカルアマランサス・・・アグネスタキオン×A.P. Indy=サンデーサイレンス×エーピーインディ 〔16-d〕 13-12
3着サングレアズール・・・クロフネ×Nabeel Dancer=ヴァイスリージェント×ノーザンダンサー 〔4-p〕 5-5
2012年 タイム 1’33”8 (良) 1FAve=11.73 3FAve=35.18
テン35.4-中盤23.5(3F換算35.25)-上がり34.9 『加速・一貫』
1着ドナウブルー・・・ディープインパクト×Bertolini=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔16-f〕 6-2
2着ショウリュウムーン・・・キングカメハメハ×ダンスインザダーク=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔12〕 10-9
3着アスカトップレディ・・・アドマイヤボス×Shaadi=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔3-d〕 7-8
2013年 タイム 1’34”3 (良) 1FAve=11.79 3FAve=35.36
テン35.7-中盤23.9(3F換算35.85)-上がり34.7 『加速・中弛み』
1着ハナズゴール・・・オレハマッテルゼ×シャンハイ=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔5-g〕 12-11
2着エーシンメンフィス・・・Medaglia d’Oro×Pine Bluff=サドラーズウェルズ×ダンチヒ 〔1-n〕 13-13
3着ベストクルーズ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔12〕 9-7
流れは、『加速』(=10年、11年、12年、13年)と『一貫』(=09年、12年)とに近5年では分けられ、展開の有利・不利に沿って、『加速』ならば逃げ・先行が好走、『一貫』なら差しが好走しやすい傾向。
10年、11年、13年は『中弛み』の流れも複合していますが、牝馬限定戦のため弛みやすい傾向にあるのかもしれません。
また流れが『加速』になっても『一貫』になっても、サンデーサイレンス系が非常に強い傾向にあります。
サンデーサイレンス系やヘイロー系も好走していることから、大系統ターントゥ系が有利と考えてまず良いと思います。
特にダンスインザダーク産駒の好走が多く(=母父ダンスインザダークも好走)、相性は抜群に良いです(=09年2着レインダンス、08年3着・09年3着ザレマ、11年1着・12年2着ショウリュウムーンは母父ダンスインザダークなど)。
その他にはプリンスリーギフト系(=テスコボーイ、トウショウボーイ、エアジハードなど)、ノーザンテースト系(=アンバーシャダイ)、ダンチヒ系などといった血統が好走していることから、ある程度のスピードの持続能力が必要と考えます。
ヴァイスリージェント系のクロフネ産駒も好走馬を輩出し(=10年2着ベストロケーション、11年3着サンクレアズール、13年3着ベストクルーズ)、ダート的な持続する流れの対応力も必要と思います。
それからポイントはエリザベス女王杯の結果は重要。上位馬が出走ならば結果につながりやすく、前走内容には気にしないで狙うべし。
また近年のステップとしては、愛知杯は好走馬が連続好走しやすい傾向。相性の良いステップと考えます。
★予想★
京都牝馬Sのポイントは、
①サンデーサイレンス系向きの重賞。特にダンスインザダーク産駒は特注(=母父ダンスインザダークも)。
②ヴァイスリージェント系(=特にクロフネ産駒)も相性が良く、要注目。
③京都芝1600mコース実績は重要。
④リピーターの好走も多いが、「老馬の法則」は当てはまる。
⑤内枠有利。特に馬番6番以内の馬が最低1頭は好走する。
⑥エリザベス女王杯の結果はそのまま通用する。近走が悪くてもエリザベス女王杯好走馬は侮るべからず(=ただし5着以内)。
⑦愛知杯好走馬も連続好走しやすい。
◎ドナウブルー・・・ディープインパクト×Bertolini=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔16-f〕
前走マイルCS5着(=京都芝1600m:0.6秒差)。京都芝コースは(4-0-2-2)で、芝1600m戦は(4-1-1-9)。前走マイルCSでは、牡馬相手に上がりも上位で追込んだが届かずの内容で、今回は牝馬限定戦となるので能力上位は明らか。昨年も牡馬相手の重賞では掲示板内に好走していて、前々走府中牝馬S2着(=東京芝1800m:0.1秒差)と牝馬重賞では上位好走している。6歳馬ながら能力の衰えも少ない馬にて、好走必至と考えて期待して評価する。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Bertoliniはダンチヒ系で、仕上がりの早い短距離・マイラー血統だが、底力に欠ける。2歳の新馬から走り、3歳前半までは芝の重賞でも無視できないが、あくまでも穴狙いが正解。
No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
○ウリウリ・・・ディープインパクト×フレンチデピュティ=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔1-m〕
前走1000万条件戦衣笠特別1着(=京都芝1800m)。京都芝コースは(2-2-0-4)、芝1600m戦は(2-1-0-5)。3走前ローズS3着(=阪神芝2000m:0.1秒差)→2走前秋華賞10着(=京都芝2000m:0.4秒差)、前走は自己条件に戻り上がり1位で好走。緩い流れの瞬発力勝負には向く馬にて、斤量52kgと斤量にも恵まれているし、本格化モードの今なら好走可能と考えて好走に期待して評価する。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父フレンチデピュティはヴァイスリージェント系で、セカンドステージが存在する芝・ダート兼用タイプ。鮮度や勢いが好走に重要なポイントで、好走中なら馬体重がポイントになる。使い詰めると馬体重が減りやすい傾向があり、パフォーマンスが低下する。距離の守備範囲は広いが、牡馬は1600m以上、牝馬は1600m以下の勝ち鞍が中心。芝・ダート兼用型のため、“時計のかかる芝”や“時計の速いダート”が得意で、芝もダートも重馬場を得意。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号mは、勝ち上がり率は高いが、能力の壁にぶつかると乗り越えることが少ないタイプ。よく言えば自分の持てる力を全て吐き出すが、相手がそれ以上だとあっさり負けてしまうタイプ。ただし弱い相手には滅法強いタイプ。 ただし自身が強ければとことん強い可能性は十分(=テイエムオペラオーやカワカミプリンセスなどが分子記号mで、連続好走中の上昇期は逆らうのは痛い目をみることが多い)。
▲ゴールデンナンバー・・・ダイワメジャー×Selkirk=サンデーサイレンス×ネイティヴダンサー 〔8-f〕
前走愛知杯13着(=中京芝2000m:0.8秒差)。京都芝コースは(2-0-0-0)、芝1600m戦は(4-3-0-1)。近3走は全て上がり1位を繰り出している馬で、展開が嵌れば好走は可能な馬。京都芝コースとも好相性だし、芝1600mの戦績からも今回の条件はベストな条件と思われる。緩い流れの瞬発力勝負になりそうなコースでもあり、好走に期待して評価する。
ダイワメジャー産駒はサンデーサイレンス系で、力強いスピードを持ち、芝1600~2000mを得意とするマイラーや中距離型。フジキセキに近いイメージで、自身がダートを圧勝した実績もあるのでダートの得意な馬力型のタイプと、芝で鋭く斬れる脚を使うタイプと存在するはず。ダイワメジャー自身が中山芝コースで好走が多かったように、また古馬で本格化するまでは直線の長い東京芝コースや京都芝コースなどで最後につかまるレースが多かったことからも、キレよりもスピードの持続性能を活かしたレースに向くと考えますが、完成度は高い。本格化すると鋭く斬れる脚も使えるようになる(=父母父ノーザンテーストの成長能力で引き出される感じと思います。また直線の短い中山・阪神芝コースでは1着も多いが、東京・京都芝コースになると勝ちきれずに2・3着になることが多い。母父Selkirkはネイティヴダンサー系で、2歳から走り、3歳~4歳時が最も充実し、短距離~マイルで能力を発揮する。平坦なら中距離もこなすが、ダートはまったく向かない。またこの系統の最大の特徴は“狂気”で、狙うなら穴に限る。
No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
△ミッドサマーフェア・・・タニノギムレット×Kingmambo=ロベルト×キングマンボ 〔1-o〕
前走ターコイズS3着(=中山芝1600m:0.1秒差)。京都芝コースは(0-0-0-2)、芝1600m戦は(1-0-2-3)。前々走エリザベス女王杯11着(=京都芝2200m:0.6秒差)だが、今回出走馬の中では唯一エリザベス女王杯に出走した馬。また前走ターコイズSでは追い込んで届かずの僅差の内容からも、やはり能力はある馬と考えて、展開が嵌れば好走は十分可能と考えて、好走に期待して評価する。
タニノギムレット産駒はロベルト系だが、父母父グレイソヴリン系の影響なのか直線の長いコースとの相性が良い。またロベルト系なので叩き良化型のタイプでもある。長い直線、急坂のないコースで、後方から33秒~34秒台のカミソリの切れ味で差してくる。自分から動くと末脚をなくしてしまうので、展開が向かなければ不発の危険はあるが、嵌った時の能力の高さには期待。母父Kingmamboはミスプロ系だが、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。究極のスピード勝負に強く厳しい展開こそ持ち味が活きるタイプ。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋以降は緩やかに成長する。分枝記号oは、時計のかかる馬場や上がりのかかる展開で能力を発揮するが、急坂に弱い。シーズンオフも得意。
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