08期 予想歴14年
◎マストビートゥルー
5着/15人気
○サンライズマックス1着/7人
▲ヤマニンキングリー2着/1人
×ミヤビランベリ
×フィールドベアー
長篠Sを昇級初戦ながら人気薄で勝利、現在連勝中のマストビートゥルー。走破タイムや2着以降との着差は非常に地味だったが、常に相手なりというか、レースでの渋太さには光るものがある。また、前走は比較的時計のかかる結果であったが、芝1600では新潟で1分33秒前半、京都・中京・小倉の芝1800では1分46秒台前半の持ち時計での好走歴がある。父オペラハウス・母父アンバーシャダイから、時計かかってナンボというイメージもあるが、決して荒れ芝専用の馬ではなく、ある程度速い時計に対応できる素地も十分に備えている。また、昨夏の復帰以来、勝ち馬とのタイム差は最も開いて0.7秒差。勝っても負けても僅差が多く、この数字も良い意味で「相手なり」を証明している。
この馬の長所を最大限生かすには、小倉の芝1800は願ってもないほどの好条件。相手関係は厳しくなるが、適度に展開を引っ張ってくれそうな馬もチラホラ、スローペースの不安もない。軽ハンデで開幕週の馬場もむしろ歓迎。ローカルのハンデ重賞ならオープンでも楽しみ。
サンライズマックスは展開に関係なく自分の好走条件にさえ合致すれば堅実に差して来れる印象がある。前がある程度速くなっても開幕週で後方一気だと本来は厳しいのだが、芝1800、小回り平坦、軽い馬場は少なくともこの馬には適した条件。勝つまではどうかだが、2、3着なら食い込みがあっても。
順調さと近走の実績ならヤマニンキングリーが本命でも十分かもしれない。ただ、開幕週の速い時計で適度に速い流れを突き抜けるこの馬のイメージが、私の頭に正直湧かなかったため評価を少し落とした。とはいえ、前回は坂越えに加えミヤビランベリもキッチリとらえているのだから、大崩れはしないはず。あとは斤量が障らなければ。
ミヤビランベリはどちらかと言えば、緩急をつけず淡々とペースを維持して走る傾向のある馬。ただでさえ道中で息の入りにくい逃げ馬なのに、スパイラルカーブを採用している小倉では、コーナーでさらに息を入れにくくなることは避けられない。同じ小回り平坦コースでも、もっとカーブがきつくて強制的に息が入るような競馬場のほうがこの馬には向いている。また、鋭い決め手を持ってないがゆえ、芝1800という距離自体も微妙。
札幌記念が評価されての?トップハンデには驚いたが、フィールドベアーは重賞を勝つにはいつも何かが足りなく思う。足りないというよりも、スピード・決め手・スタミナ全てソコソコは持っているが、傑出した要素を持っていないだけなのかもしれない。また、ジリな面もあるから開幕週の馬場も不向きだろう。
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