京都記念2014予想
ジェンティルドンナがドバイへ向けて始動

予想屋マスター
12期 予想歴25年

◎未定 

○ジェンティルドンナ6着/1人


今週のメインレースは第107回京都記念である。
第107回京都記念は、ジャパンカップを連覇したジェンティルドンナが始動するということで例年以上の注目を集める。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第107回京都記念に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

ジャパンカップ組からは、1着のジェンティルドンナ(ムーア)、8着のアンコイルド(後藤浩輝)及び11着のヒットザターゲットが第107回京都記念に出走する。

ジェンティルドンナのジャパンカップの勝利という結果は、スローペースを先行して押し切ってのものであり、レース内容としては圧倒的な力差があるという内容ではなかったが、連覇自体は立派である。

第107回京都記念の競馬予想においては、一線級不在のメンバー構成を考慮すると、ジェンティルドンナに本命級の高い評価を与えて当然である。

一方、アンコイルドのジャパンカップの8着という結果は、切れ味負けではあったが、終始馬群に包まれて動けない厳しい競馬によるものであり、着順ほど悲観すべき内容ではない。

よって、第107回京都記念の競馬予想においては、アンコイルドが天皇賞4着の内容だけ走れば好走可能と判断すべきである。

一方、ヒットザターゲットのジャパンカップの11着という結果は、スローペースを早目に捲ってのものであり、見所はなかった。

そのため第107回京都記念の競馬予想においてヒットザターゲットが好走するためには、京都大賞典のような展開の助けが必要と判断すべきである。

一方、マイルチャンピオンシップ組からは、1着のトーセンラー(武豊)が第107回京都記念に出走する。

トーセンラーのマイルチャンピオンシップの勝利という結果は、初距離でペースに戸惑いながらもまとめて差し切ってのものであり、着差以上に強い内容であった。

また、トーセンラーは、京都大賞典で3着に敗れているが、インが極端に有利な馬場で外を回らされて敗れてしまったものであり、1着のヒットザターゲット及び2着のアンコイルドよりも強い内容であった。
よって、第107回京都記念の競馬予想においては、トーセンラーにもかなり高い評価を与えるべきである。

一方、エリザベス女王杯組からは、2着のラキシス(川田将雅)が第107回京都記念に出走する。
ラキシスのエリザベス女王杯の2着という結果は、メイショウマンボにこそ力負けであったが、後のジャパンカップ2着馬のデニムアンドルビーに先着している。

よって、第107回京都記念の競馬予想においては、能力的に底を見せていないラキシスにも押さえ程度の評価は与えるべきである。

以上のように、競馬理論の競馬予想では、第107回京都記念に出走する有力各馬の能力を分析した。

この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第107回京都記念の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第107回京都記念の予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前の京都記念の関連記事がご覧いただけます。

http://www.keibariron.com/database/kyotokinen 
京都記念のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

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京都記念2014回顧
デスペラードがまんまと逃げ切る

予想屋マスター
12期 予想歴25年

次走狙い:トーセンラー


第107回京都記念は、単勝1.6倍と断然人気のジェンティルドンナ(福永祐一)が惨敗し、
中波乱の決着となった。
その第107回京都記念を制覇したのは、6番人気のデスペラード(横山典弘)である。

競馬理論の競馬予想では、長距離実績からデスペラードのスタミナには高い評価を与えていたが、先行馬不在のメンバー構成を考慮し、デスペラードを押さえ評価にとどめてしまった。

レースでは、横山典弘が逃げ馬不在のメンバー構成を考慮し気合をつけて、デスペラードをハナに立たせた。そして、デスペラードは、直線に向くと一旦は外から捲ってきたトゥザグローリーに先頭を譲ったが内から差し返して、第107回京都記念を制覇した。

デスペラードの第107回京都記念の勝利という結果は、先行馬不在のメンバー構成を逃した横山典弘騎手の好騎乗によるものであり、レース内容としての価値は低い。

よって、今後の重賞戦線においては、デスペラードに第107回京都記念馬ほどの高い評価は不要である。ただし、デスペラードは、ステイヤーズステークスを楽勝しているように、スタミナは抜群なので、長距離戦線では高い評価を与えるべきである。

一方、第107回京都記念では、2番人気のトーセンラー(武豊)が2着に追い込んだ。
競馬理論の競馬予想では、マイルチャンピオンシップの勝利だけでなく、イン有利の馬場で終始外を回らされた京都大賞典の内容から、トーセンラーにも高い評価を与えていた。

レースでは、トーセンラーは、中団の外目を追走し、直線でも外から上がり3ハロンナンバーワンの34秒0の脚を使って追い込んだが、3/4馬身差だけ届かず、2着止まりであった。

トーセンラーの第107回京都記念の2着という結果は、スローペースで外を回って脚を余したものであり、負けて強しの内容であった。
よって、今後の重要戦線においては、トーセンラーに第107回京都記念組で一番高い評価を与えるべきである。

一方、第107回京都記念では、4番人気のアンコイルド(後藤浩輝)が3着に入った。
競馬理論の競馬予想では、外を回らされながらも4着に好走した天皇賞・秋のレース内容から、アンコイルドにもそれなりの高い評価を与えていた。

レースでは、アンコイルドは、2番手追走から好位のインに控え、直線でも内を突いてジリジリと伸びたが、3着を確保するのが精一杯であった。

アンコイルドの第107回京都記念の3着という結果は、インが有利な馬場ではないものの、終始ロスのない競馬をしてのものであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。

よって、第107回京都記念以降の重賞戦線においては、アンコイルドが勝ちきるためには展開などの助けが必要と判断すべきである。一方、第107回京都記念で断然の1番人気に推されたジェンティルドンナは見せ場なく6着に敗れてしまった。

競馬理論の競馬予想では、スローペースで先行しながらもデニムアンドルビーに迫られたジャパンカップの内容から、ジェンティルドンナの力が衰えていると判断したものの、先行馬不在のメンバー構成での展開面を重視し、ジェンティルドンナを本命に予想してしまった。

レースでは、ジェンティルドンナは、デスペラードを逃げさせて2~3番手からレースを進めた。そして、ジェンティルドンナは、外からトゥザグローリーが捲ってきた時もじっくり脚をためて、直線に向いたが、直線では全く伸びず、6着と惨敗を喫した。

ジェンティルドンナの第107回京都記念の6着という結果は、スローの2番手を追走してのものであり、58キロの斤量を考慮しても、非常に残念な内容であった。

よって、第107回京都記念以降の重賞戦線においては、去年の秋あたりから衰えが見られるジェンティルドンナを過大評価すべきでない。

以上のように、第107回京都記念は、ジャパンカップを連覇したジェンティルドンナが敗れるという波乱の決着となった。
競馬理論のファンの方は、ジェンティルドンナにオルフェーヴルを破った時のような走りを今後期待しないようにして頂きたい。

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