フェブラリーS2014予想
ホッコータルマエがジャパンカップダートの雪辱を果たすか?

予想屋マスター
12期 予想歴25年

◎未定 

○ホッコータルマエ2着/2人


今週のメインレースは、2014年のG1第一弾第31回フェブラリーステークスである。第31回フェブラリーステークスは、ダートのナンバーワン決定戦ということもあり、注目を集める。

そこで、競馬理論の競馬予想では、第31回フェブラリーステークスに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

川崎記念組からは、1着のホッコータルマエ(幸英明)が第31回フェブラリーステークスに出走する。

ホッコータルマエの川崎記念の勝利という結果は、ダート適性が想像以上に高かったムスカテールに迫られはしたものの、3着以下を5馬身以上も離しており、能力の高さを示した。

よって、第31回フェブラリーステークスの競馬予想においても、ホッコータルマエに本命級の高い評価を与えて当然である。

一方、ホッコータルマエが制した東京大賞典組からは、2着のワンダーアキュート(武豊)が第31回フェブラリーステークスに出走する。

ワンダーアキュートの東京大賞典の2着という結果は、スローペースの2番手を追走しながらも1馬身半もの差をつけられており、ホッコータルマエには力負けであった。

しかしながら、ワンダーアキュートは、ジャパンカップダートにおいて、ホッコータルマエに先着しており、条件次第ではホッコータルマエと互角である。

よって、第31回フェブラリーステークスの競馬予想においては、展開や条件次第で、ワンダーアキュートがホッコータルマエを逆転可能と判断すべきである。

一方、東海ステークス組からは、1着のニホンピロアワーズ(酒井学)、2着のグランドシチー(ギュイヨン)及び11着のケイアイレオーネが第31回フェブラリーステークスに出走する。

ニホンピロアワーズの東海ステークスの勝利という結果は、終始外を回って後続を寄せ付けない着差以上に強い内容であった。

そこで、問題となるのは、別路線組との比較だが、ニホンピロアワーズは、東京大賞典及びジャパンカップダートにおいて、ホッコータルマエ及びワンダーアキュートに先着を許してしまっている。
ただし、この2戦は、復調途上の出来にあったことも確かであり、ニホンピロアワーズは、2012年のジャパンカップダートにおいて、ワンダーアキュート及びホッコータルマエに3馬身以上の差をつけて楽勝している。

よって、第31回フェブラリーステークスの競馬予想においては、完全復調なったニホンピロアワーズにもかなり高い評価を与えるべきである。

一方、グランドシチー及びケイアイレオーネは、ジャパンカップダートのレース内容を見る限り、第31回フェブラリーステークスにおいてニホンピロアワーズに先着する可能性は低い。

そしてジャパンカップダート組からは、1着のベルシャザール(デムーロ)が第31回フェブラリーステークスに出走する。

ベルシャザールのジャパンカップダートの勝利という結果は、終始外を回らされて力で押し切る強い内容であった。

そのため、第31回フェブラリーステークスの競馬予想においては、休み明けで体調させ万全であれば、ベルシャザールにも高い評価を与えて当然である。

一方、根岸ステークス組からは、1着のゴールスキー(ベリー)、2着のノーザンリバー(蛯名正義)、3着のシルクフォーチュン(横山典弘)、4着のブライトライン(戸崎圭太)、5着のアドマイヤロイヤル、8着のドリームバレンチノ(内田博幸)、9着のダノンカモン(三浦皇成)及び14着のエイシントップが第31回フェブラリーステークスに出走する。

ゴールスキーの根岸ステークスの勝利という結果は、スローペースをまとめて差し切っており、着差以上に強い内容であった。

ただし、第31回フェブラリーステークスはメンバーが強化する上に先行馬が少ないメンバー構成である。よって、第31回フェブラリーステークスの競馬予想においては、ゴールスキーが差し切るためには展開の助けが必要と判断すべきである。

一方、ノーザンリバーの根岸ステークスの2着という結果は、好位で流れに乗ってのものであり、ゴールスキーには力負けであった。

そのため、第31回フェブラリーステークスの競馬予想においては、ノーザンリバーに高い評価は不要と判断すべきである。一方、シルクフォーチュンの根岸ステークスの3着という結果は、ダートながらも上がり34秒台の脚を使っており、脚を余した内容であった。

その結果、第31回フェブラリーステークスの競馬予想においては、前潰れの展開になるようであればシルクフォーチュンの差し切りまであり得るが、先行馬不在のメンバー構成を考慮すると再度脚を余して不発に終わる可能性のほうが高いと判断すべきである。

一方、ブライトライン、アドマイヤロイヤル、ドリームバレンチノ、ダノンカモン及びエイシントップは、根岸ステークスの見所のないレース内容を見る限り、第31回フェブラリーステークスの競馬予想において高い評価は不要である。

ただし、アドマイヤロイヤルは、第31回フェブラリーステークスと同じ条件の武蔵野ステークスにおいて、後のジャパンカップダート馬ベルシャザールと0秒1差の2着に好走しており、ゴールスキーにも先着している。

よって、第31回フェブラリーステークスの競馬予想においては、アドマイヤロイヤルには多少注意を払うべきである。一方、すばるステークス組からは、1着のベストウォーリア(浜中俊)が第31回フェブラリーステークスに出走する。

ベストウォーリアのすばるステークスの勝利という結果は、外からまとめて差し切る着差以上に強い内容であった。
また、ベストウォーリアは、武蔵野ステークスにおいて、のちのジャパンカップダート馬ベルシャザールと0秒1差の競馬をしている。
ただし、ベストウォーリアの武蔵野ステークスの3着という結果は、コースロスのない競馬をさせた戸崎圭太騎手の好騎乗によるものであり、着順ほどの高い評価は不要である。

よって、第31回フェブラリーステークスの競馬予想においては、ベストウォーリアに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

以上のように、競馬理論の競馬予想では、第31回フェブラリーステークスに出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素をかみして、第31回フェブラリーステークスの最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第31回フェブラリーステークスの予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前のフェブラリーステークスの関連記事がご覧いただけます。

http://www.keibariron.com/database/februarystakes 

フェブラリーステークスのコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

予想屋マスターhttp://www.keibariron.com/


tipmonaとは?

フェブラリーS2014回顧
コパノリッキーが大波乱を演出

予想屋マスター
12期 予想歴25年

次走狙い:ベルシャザール


第31回フェブラリーステークスは、単勝272.1倍で16頭立て16番人気のコパノリッキー(田辺裕信)が勝利し、大波乱の決着となった。

競馬理論の競馬予想では、兵庫チャンピオンシップにおいてベストウォーリアを6馬身千切っていた実績を評価し、先行馬不在のメンバー構成も考慮していたものの、近2走があまりに負け過ぎていたため、コパノリッキーに高い評価を与えることはできなかった。

レースでは、コパノリッキーは、逃げるエーシントップをピッタリとマークする2番手を進み、直線に向くと早めに先頭に立ってそのまま押し切り、第31回フェブラリーステークスを制覇した。

コパノリッキーの第31回フェブラリーステークスの勝利という結果は、気分よく自分のペースで走れれば強いことを証明したものの、前日の3歳限定のヒヤシンスステークス(行ったきりの競馬)の1000m通過ラップよりも1秒も遅い超スローペースの展開に恵まれたものでもある。

よって、今後のダート戦線においては、コパノリッキーにそれなりの高い評価は必要だが、第31回フェブラリーステークス馬というだけで絶対視は禁物である。

一方、第31回フェブラリーステークスで競馬理論が本命に予想したホッコータルマエ(幸英明)は2着に敗れてしまった。

競馬理論の競馬予想では、地方競馬の深いダートの方が能力を発揮できる点は考慮しつつも、先行馬不在のメンバー構成で好位を追走できる点を重視し、ホッコータルマエを本命に予想した。

ホッコータルマエは、先行集団の外目からレースを進め、抜群の手応えのまま直線に向いたが、内で粘るコパノリッキーに二の脚を使われてしまい、2着止まりであった。

ホッコータルマエの第31回フェブラリーステークスの2着という結果は、超スローペースでコパノリッキーを捕えられなかっただけだが、地方競馬の深いダートの時ほど圧倒的なパフォーマンスを発揮できていないことも確かである。

よって、第31回フェブラリーステークス以降のダート戦線の競馬予想においては、ホッコータルマエに、地方交流重賞では絶対的な評価を与えても良いが、中央場所の重賞では多少割り引くべきである。

一方、第31回フェブラリーステークスで1番人気に推されたベルシャザール(C.デムーロ)は3着に敗れてしまった。ベルシャザールは、スタート後の芝の部分で行き脚がつかず、中団よりやや後方からのレースとなってしまった。

そして、ベルシャザールは、直線で外から上がりナンバーワンタイの脚で追い込んだものの、前も止まらず、3着を確保するのが精一杯であった。

ベルシャザールの第31回フェブラリーステークスの3着という結果は、スローペースの前残りの展開で脚を余してのものであり、負けて強しの内容であった。

よって、第31回フェブラリーステークス以降のダート戦線においては、ベルシャザールに高い評価を与えて当然である。
特に、中央場所でのG1戦線においては、ベルシャザールにホッコータルマエと互角の評価を与えるべきである。

以上のように、第31回フェブラリーステークスは、ビリ人気のコパノリッキーの勝利で大波乱の決着となった。

ただし、第31回フェブラリーステークスは、超スローペースがレース結果に大きな影響を与えたことを忘れてはならない。
競馬理論のファンの方は、このことを頭に入れて、第31回フェブラリーステークスに出走した各馬に次走以降の評価を下して頂きたい。

以下のURLから2013年以前のフェブラリーステークスの関連記事がご覧いただけます。

http://www.keibariron.com/database/februarystakes 

フェブラリーステークスのコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

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