12期 予想歴25年
◎未定
○ホウライアキコ5着/1人
今週のメインレースは、桜花賞トライアルの第48回フィリーズレビューである。
第48回フィリーズレビューは、打倒ハープスターにどの馬が名乗りを上げるかという点で注目される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第48回フィリーズレビューに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
2歳女王決定戦の阪神ジュベナイルフィリーズ組からは、7着のホウライアキコ(和田竜二)、10着のグランシェリー(浜中俊)及び17着のニホンピロアンバー(酒井学)が第48回フィリーズレビューに出走する。
ホウライアキコの阪神ジュベナイルフィリーズの7着という結果は、外枠からの発走でハイペースを早めに先頭に立つ厳しい競馬によるものであり、悲観すべき内容ではない。
また、ホウライアキコは、小倉2歳ステークス及びデイリー杯2歳ステークスをスピードの違いで制しており、距離短縮はプラスである。
よって、第48回フィリーズレビューの競馬予想においては、ホウライアキコに本命級の高い評価を与えて当然である。
一方、グランシェリーの阪神ジュベナイルフィリーズの10着という結果は、出遅れて終始外目を回らされてのものではあるが、力負けであった。
よって、第48回フィリーズレビューにおいては、グランシェリーにホウライアキコの2着争い候補程度の評価を与えれば十分である。
一方、ニホンピロアンバーは、阪神ジュベナイルフィリーズの見所のないレース内容から、阪神ジュベナイルフィリーズにおいて楽に逃げを打ててもホウライアキコに潰される可能性が高いと判断すべきである。
一方、朝日杯フューチュリティステークス組からは、10着のベルカント(武豊)が第48回フィリーズレビューに出走する。
ベルカントの朝日杯フューチュリティステークスの10着という結果は、牡馬相手に先手を取ってのものであり、度外視可能である。
なお、ベルカントは、ファンタジーステークスを制しており、牝馬限定の重賞ならばスピード上位である。
ただし、ベルカントは、小倉2歳ステークスにおいて、ホウライアキコに敗れていることから、スピード比べではホウライアキコが上である。
よって、第48回フィリーズレビューの競馬予想においては、ベルカントにホウライアキコの2着争いの有力候補と判断すべきである。
一方、紅梅ステークス組からは、1着のアドマイヤビジン(四位洋文)が第48回フィリーズレビューに出走する。
アドマイヤビジンの紅梅ステークスの勝利という結果は、イン有利の馬場において外から差し切ったものであり、着差以上に強い内容であったが、弱いメンバー構成に恵まれたことも確かである。
よって、第48回フィリーズレビューの競馬予想においては、アドマイヤビジンに展開が嵌った時の2着候補の評価を与えればよい。
一方、阪神の平場の500万下組からは、1着のダンスアミーガ(松山弘平)が第48回フィリーズレビューに出走する。
ダンスアミーガの500万下の勝利という結果は、イン有利の馬場を早めに外に持ち出して差し切ってのものであり、着差以上に強い内容であった。
ただし、ダンスアミーガは、紅梅ステークスにおいて、出遅れたとはいえども、アドマイヤビジンに敗れている。
よって、第48回フィリーズレビューの競馬予想においては、ダンスアミーガにアドマイヤビジンと同等程度の評価を与えれば十分である。
一方、ジュニアカップ組からは、1着のエスメラルディーナ(田辺裕信)が第48回フィリーズレビューに出走する。
エスメラルディーナのジュニアカップの勝利という結果は、超スローペースで行ったきりの競馬を2番手から押し切る展開に恵まれてのものであり、レース内容としての価値は高くない。
よって、第48回フィリーズレビューの競馬予想においては、2戦2勝で能力的に底を見せていない点を考慮しても、エスメラルディーナにOP勝ちの実績ほどの高い評価は不要である。
一方、京都の平場の500万下組からは、1着のホッコーサラスター(池添謙一)が第48回フィリーズレビューに出走する。
ホッコーサラスターの500万下の勝利という結果は、京王杯2歳ステークス3着馬のラブリープラネットを2馬身半も突き放しており、非常に強い内容であった。
よって、第48回フィリーズレビューの競馬予想においては、差しが届く展開や馬場になるようであれば、ホッコーサラスターに高い評価を与えるべきである。
一方、春菜賞組からは、1着のヤマノフェアリー(リスボリ)が第48回フィリーズレビューに出走する。
ヤマノフェアリーの春菜賞の勝利という結果は、イン有利の馬場において絶好となる好位のインを追走してのものであり、着差ほど強い内容ではなかった。
よって、第48回フィリーズレビューの競馬予想においては、ヤマノフェアリーに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
一方、エルフィンステークス組からは、7着のリアルヴィーナス(福永祐一)が第48回フィリーズレビューに出走する。
リアルヴィーナスのエルフィンステークスの7着という結果は、超スローペースの瞬発力勝負で切れ味負けしたものである。
なお、リアルヴィーナスは、ファンタジーステークスにおいて、イン有利の馬場で終始外を回らされながらも追い込んでおり、レース内容としてはロスのない競馬をしたアドマイヤビジンと互角である。
よって、第48回フィリーズレビューの競馬予想においては、リアルヴィーナスにアドマイヤビジンと互角又はそれ以上の評価を与えるべきである。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第48回フィリーズレビューに出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第48回フィリーズレビューの最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンのかたは、第48回フィリーズレビューの予想をお楽しみに。
以下のURLから2013年以前のフィリーズレビューの関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/filliesrevue
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