12期 予想歴25年
◎未定
○ゴールドシップ1着/1人
今週のメインレースは、第62回阪神大賞典である。
第62回阪神大賞典は、去年の勝ち馬でもあるゴールドシップの復帰戦ということで注目を集める。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第62回阪神大賞典に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
有馬記念組からは、3着のゴールドシップ(岩田康誠)、5着のタマモベストプレイ(和田竜二)及び11着のアドマイヤラクティ(シュタルケ)が出走する。
ゴールドシップの有馬記念の3着という結果は、オルフェーヴルを除けば、グランプリにしては寂しいメンバー構成に恵まれたものであり、完全復活と言えるほどの内容ではない。
ただし、ゴールドシップは、G1を4勝した実績馬であり、格的には断然である。
よって、第62回阪神大賞典の競馬予想においては、ゴールドシップを絶対視は禁物だが、本命級の高い評価を与えて当然である。
一方、タマモベストプレイの有馬記念の5着という結果は、4着以下はどんぐりの背比べであったメンバー構成によるものであり、着順ほどの価値はない。
よって、第62回阪神大賞典の競馬予想においては、タマモベストプレイに連下候補の評価を与えれば十分である。
またアドマイヤラクティの有馬記念の11着という結果は、オルフェーヴルが強い競馬をしたことにより先行馬が総崩れの展開の中で潰れてしまったものであり、度外視可能である。
そのことを考慮し、第62回阪神大賞典の競馬予想においては、スタミナ勝負が得意のアドマイヤラクティにそれなりの高い評価を与えるべきである。
そして日経新春杯組からは、1着のサトノノブレス(浜中俊)が第62回阪神大賞典に出走する。
サトノノブレスの日経新春杯の勝利という結果は、イン有利の馬場において楽に逃げる展開に恵まれたものであり、レース内容としては2着のアドマイヤフライトに見劣る。
また、サトノノブレスは、菊花賞でも2着に好走したが、インが極端に有利な馬場において終始ロスのない競馬をさせた岩田康誠騎手の好騎乗に恵まれたものである。
そのことから第62回阪神大賞典の競馬予想においては、サトノノブレスが好位のインでロスのない競馬をできるようであれば好走可能だが、外を回る横綱競馬をした場合には取りこぼす可能性も否定できないと判断すべきである。
一方、御堂筋ステークス組からは、1着のバンデ(松田大作)が第62回阪神大賞典に出走する。
バンデの御堂筋ステークスの勝利という結果は、自己条件の弱いメンバー構成で楽に逃げる展開に恵まれたものである。
ただし、バンデは、イン有利の馬場での単騎逃げの展開に恵まれたにせよ、菊花賞でも3着に粘り込んでおり、重賞でも通用する能力は秘める。
よって、第62回阪神大賞典の競馬予想においては、単騎逃げ濃厚のバンデの逃げ粘りにも注意を払うべきである。
そして京都記念組からは、5着のヒットザターゲット(武豊)が第62回阪神大賞典に出走する。
ヒットザターゲットの京都記念の5着という結果は、スローペースで脚を余したことも確かだが、ロスのない競馬をさせたデムーロ騎手の好騎乗によるものと見ることもできる。
すなわち第62回阪神大賞典の競馬予想においては、ヒットザターゲットが内で脚をためるロスのない競馬ができれば好走可能と判断すべきである。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第62回阪神大賞典に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第62回阪神大賞典の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第62回阪神大賞典の予想をお楽しみに。
以下のURLから2013年以前の阪神大賞典の関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/hanshindaishoten
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