08期 予想歴16年
◎ゴールドシップ
1着/1人気
○サトノノブレス4着/2人
▲バンデ3着/3人
★傾向分析★
3000mなので5Fずつに分けて考えています。
2009年 タイム 3’13”2 (重) 1FAve=12.88 5FAve=64.40
テン63.1-中盤63.7-上がり66.4 『前傾』
1着アサクサキングス・・・ホワイトマズル×サンデーサイレンス=リファール×サンデーサイレンス 〔4-g〕 6-2
2着ヒカルカザブエ・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 〔11-f〕 2-2
3着ナムラクレセント・・・ヤマニンセラフィム×サクラショウリ=サンデーサイレンス×マイバブー 〔16-a〕 8-7
2010年 タイム 3’07”3 (良) 1FAve=12.49 5FAve=62.43
テン61.8-中盤64.0-上がり61.5 『中弛み』
1着トウカイトリック・・・エルコンドルパサー×Silver Hawk=キングマンボ×ロベルト 〔5-g〕 8-8
2着ジャミール・・・ステイゴールド×Sadler’s Wells=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔3-d〕 10-10
3着メイショウベルーガ・・・フレンチデピュティ×Sadler’s Wells=ヴァイスリージェント×サドラーズウェルズ 〔3-d〕 7-5
2011年 タイム 3’04”4 (良) 1FAve=12.29 5FAve=61.47
テン61.0-中盤63.6-上がり59.8 『加速・中弛み』
1着ナムラクレセント・・・ヤマニンセラフィム×サクラショウリ=サンデーサイレンス×マイバブー 〔16-a〕 2-2
2着コスモメドウ・・・King’s Best×Sadler’s Wells=キングマンボ×サドラーズウェルズ 〔1-l〕 3-3
3着モンテクリスエス・・・シンボリクリスエス×ラストタイクーン=ロベルト×ノーザンダンサー 〔10-a〕 13-10
2012年 タイム 3’11”8 (稍重) 1FAve=12.79 5FAve=63.93
テン64.9-中盤64.3-上がり62.6 『加速』
1着ギュスターヴクライ・・・ハーツクライ×Fabulous Dancer=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔3-e〕 5-4
2着オルフェーヴル・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔8-c〕 9-6
3着ナムラクレセント・・・ヤマニンセラフィム×サクラショウリ=サンデーサイレンス×マイバブー 〔16-a〕 1-1
2013年 タイム 3’05”0 (良) 1FAve=12.33 5FAve=61.65
テン61.2-中盤62.1-上がり61.7 『前傾・一貫』
1着ゴールドシップ・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔16-h〕 4-3
2着デスペラード・・・ネオユニヴァース×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔8-k〕 7-6
3着フォゲッタブル・・・ダンスインザダーク×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔8-f〕 2-2
長距離重賞のためか、『中弛み』の流れが多い。中盤弛むことで距離適性をカバーするような流れになりやすい傾向と考える。
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○
展開上前につけた馬しか勝負にならない傾向が強く(=特に4コーナー3番手以内)、後方に位置する馬は差し届かずの傾向。
血統の傾向は、菊花賞と同じ距離ということもあり自身が菊花賞好走馬か、菊花賞や天皇賞春好走血統が顕著に強い傾向です。サッカーボーイやジャングルポケット、ダンスインザダーク、エルコンドルパサー、ステイゴールド、ハーツクライなど近年の菊花賞好走馬の血統と思います。
また母父サドラーズウェルズやロベルト系の好走が多く、欧州スタミナ型血統に向く傾向。
また人気馬が異常に強い重賞です。前に展開しそうな人気馬は崩れにくいと考えます。
★予想★
阪神大賞典のポイントは、
①長距離重賞のため、ペースは弛みやすく『加速』や『中弛み』の流れになりやすい。
②前につけた馬の好走が多く、4コーナー3番手以内 の馬の好走が多い(=マラソンをイメージすると上位は先行集団に多い)。また先行することで内内を回ることが可能と思われ、距離ロスも少なくできるメリットがあると思われる。差し馬は、捲って好走歴のある馬なら好走可能。
③菊花賞好走血統、または天皇賞春好走血統。トニービン系は特注。
④自身が菊花賞好走や天皇賞春好走馬は、好走率が高く軸に最適。
⑤人気馬が異常に強いレース。
◎ゴールドシップ・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔16-h〕
前走有馬記念3着(=中山芝2500m:1.5秒差)。阪神芝コースは(3-1-0-0)、芝3000m戦は(2-0-0-0)。12年菊花賞1着馬。13年秋シーズンは京都大賞典5着(=京都芝2400m:0.3秒差)→JC15着(=東京芝2400m:1.4秒差)と凡走が続いたが、前走有馬記念3着と復調ムードの兆しもみられ、これまで凡走しているのは東京芝コースや京都芝コースの上がり33秒台の上がりが必要な時と判明。今回は崩れずに好走している阪神芝コースと3000mの距離で、長距離戦のため極端なスローにならない限りは上がりもかかると思われるため、また捲って好走できる馬でもあるので好走必至と考える。13年阪神大賞典1着馬でもあり、リピーターとしての好走にも期待する。
ステイゴールド産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系。ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。母父メジロマックイーンは晩成型の成長力があり、古馬で本格化するステイヤー血統だが、2歳~3歳時にも第1次の成長段階がある。叩き良化型で、中長距離での好走が多い。古馬での成長能力にも期待できる。
No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳秋以降に本格化する成長力があり、また叩き良化型のステイヤー特性がある。そのため距離延長で本領発揮のタイプが多い牝系。分枝記号hは、揉まれ弱く、基本的には広いコースがベストで、器用さには欠けるが、広いコースでの持久戦は得意。小回りコースの場合は外枠か先行策が必須。
○サトノノブレス・・・ディープインパクト×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔9-f〕
前走日経新春杯(=京都芝2400m)。阪神芝コースは(0-0-2-0)、芝3000m戦は(0-1-0-0)。13年菊花賞2着馬で、近走は13年神戸新聞杯3着(=阪神芝2400m:0.5秒差)→13年菊花賞2着(=京都芝3000m:0.8秒差)→14年日経新春杯1着と本格化モードでもあり、長距離戦で期待できる馬と考えて、好走に期待して評価する。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父トニービンはグレイソヴリン系で、母父としては万能血統。長距離を好走できるスタミナ、競っての底力、成長力などを補完する。強敵相手に好走しやすい特性や連続好走しやすい特性も持っている。一度上昇して連続好走中なら、一定期間は期待出来る。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
▲バンデ・・・Authorized×Priolo=サドラーズウェルズ×ノーザンダンサー 〔1-n〕
前走1600万条件戦御堂筋S1着(=阪神芝2400m)。阪神芝コースは(3-0-0-2)、芝3000m戦は(0-0-1-0)。13年菊花賞3着馬で、芝2400m以上の距離で(4-0-1-1)とステイヤータイプの馬。また逃げての好走が多い馬にて展開のカギを握る馬ではあるが、長距離戦のセオリーから考えると内枠でもあり距離ロスを少なく展開できる利はあると考えて、好走に期待して評価する。また13年菊花賞は不良馬場でのもので、それでいて好走タイムは良馬場で行われた近年のレースと遜色ないものから、馬場不問だし厳しい流れでも十分に好走できる能力を秘めた馬と期待する。
Authorized産駒はサドラーズウェルズ系で、底力を要求される厳しい展開や消耗戦には強い血統だが、スローの決め手勝負になると苦戦する。サドラーズウェルズ系なので、芝の道悪は時計がかかるだけに望むところ。母父Prioloはノーザンダンサー系で、中距離を基本とし、展開次第ではマイル戦でも通用する芝向き血統。斬れよりも良い脚を長く使うタイプだけに、厳しい流れの方が合う。使われながら良くなり、本格化すると安定した成績を残せる。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。また短距離向きの馬が多く、中距離馬は洋芝開催向き。茈
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