08期 予想歴16年
◎ウインバリアシオン
1着/1人気
○ラストインパクト3着/3人
▲フェノーメノ5着/2人
△アドマイヤフライト12着/5人
★傾向分析★
テン3.5F-中盤6F(前半3F-後半3F)-上がり3Fにて分析してます。
2009年 タイム 2’31”2 (良) 1FAve=12.10 3FAve=36.29
テン41.5(3F換算35.57)-中盤74.4(前半37.4-後半37.0)-上がり35.3 『中弛み』
1着アルナスライン・・・アドマイアヤベガ×El Gran Senor=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔9-c〕 ４－３
2着マイネルキッツ・・・チーフベアハート×サッカーボーイ=ダンチヒ×ファイントップ 〔10-e〕 ８－６
3着モンテクリスエス・・・シンボリクリスエス×Last Tycoon=ロベルト×ノーザンダンサー 〔10-a〕 １２－１０
2010年 タイム 2’34”1 (稍重) 1FAve=12.33 3FAve=36.98
テン41.7(3F換算35.74)-中盤75.9(前半37.9-後半38.0)-上がり36.5 『前傾・中弛み』
1着マイネルキッツ・・・チーフベアハート×サッカーボーイ=ダンチヒ×ファイントップ 〔10-e〕 １０－１０
2着エアシェイディ・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔4-r〕 １０－５
3着トーセンクラウン・・・オペラハウス×ダンシングブレーヴ=サドラーズウェルズ×リファール 〔3-e〕 ３－３
2011年 →東日本大震災のため、阪神芝2400mで代替のため参考外
2012年 タイム 2’37”4 (重) 1FAve=12.59 3FAve=37.78
テン43.0(3F換算36.86)-中盤76.6(前半37.9-後半38.7)-上がり37.8 『前傾・中弛み』
1着ネコパンチ・・・ニューイングランド×ダンシングブレーヴ=サンデーサイレンス×リファール 〔2-f〕 １－１
2着ウインバリアシオン・・・ハーツクライ×Storm Bird=サンデーサイレンス×ストームバード 〔19-c〕 １０－８
3着ルーラーシップ・・・キングカメハメハ×トニービン=キングマンボ×グレイソヴリン 〔8-f〕 ５－３
2013年 タイム 2’32”0 (良) 1FAve=12.16 3FAve=36.48
テン42.5(3F換算36.43)-中盤74.5(前半37.9-後半36.6)-上がり35.0 『加速・中弛み』
1着フェノーメノ・・・ステイゴールド×Danehill=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔11-d〕 ５－４
2着カポーティスター・・・ハーツクライ×Capote=サンデーサイレンス×ボールドルーラー 〔14〕 ４－３
3着ムスカテール・・・マヤノトップガン×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔16-a〕 ６－６
流れは、過去5年をみても『中弛み』の流れが複合することが多く、基本は『中弛み』の流れと考える。
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○
好走馬の位置取りは、4コーナー6番手以内の馬の好走が多く、比較的前に位置して展開できる先行馬を中心に据えるのが良いと思います。
血統の傾向は、ステイゴールド産駒、ハーツクライ産駒、ゼンノロブロイ産駒などスタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多い。
特にアドマイヤベガ産駒やハーツクライ産駒、母父トニービンの好走からトニービン系の要素もポイントで、また大系統ノーザンダンサー系(=リファール系、サドラーズウェルズ系、ダンチヒ系など)も好走が多く、欧州スタミナ型の特性が活きやすいと考える。
ステップの傾向は、有馬記念上位好走馬はこのレースでも好走しやすい傾向。中山芝2500mの有馬記念で上位好走出来る能力が、ＧⅡで相手弱化で相対的に好走しやすくなるものと思われる。ただし休み明け好走実績には注意が必要。
またＡＪＣＣや日経新春杯、京都記念からのステップ馬は、6着以内の上位好走馬が好走しやすい傾向。スタミナを活かしやすいレースということで、やはり適性が嵌るのだと考える。
★予想★
◎ウインバリアシオン・・・ハーツクライ×Storm Bird=サンデーサイレンス×ストームバード 〔19-c〕
前走有馬記念2着(=中山芝2500m：1.3秒差)。中山芝コースは(0-2-0-1)、芝2500m戦は(0-2-0-0)。今回約3ヶ月の休み明けとなるが、休み明けは(0-1-1-1)で好走も多く、また1年5か月の長期休み明けでの好走歴もある馬。12年日経賞2着好走歴もあり、中山芝2500m戦」は(0-2-0-0)と崩れていない馬でもあり、また前走有馬記念では1着馬オルフェーヴルには完敗も、3着ゴールドシップ以下は完封した能力を有した馬。現役馬ではトップクラスの能力を有した馬にて、好走必至と考えて好走に期待する。トニービン系を内包したハーツクライ産駒でもあり、母父ストームバード系にて大系統ノーザンダンサー系と血統配合的にも適性は向くと考える。
ハーツクライ産駒はサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンがかかり加速できる器用さはないが、助走をつけて末脚が全開になりギアが入れば長く良い脚を繰り出す。馬群の外をのびのび走れるコース向き。サンデーサイレンス系としては、ダンスインザダーク産駒に近く、点火しづらい弱点を持ちつつ、嵌れば大仕事という“難儀なステイヤー血統”。ペースが締まるＧⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離～クラシックが能力を活かしやすい。牡馬は芝1800m～2600m、牝馬は芝1400m～2000mを中心に走る。後方一気型は展開に左右され、直線だけの勝負や、内しか伸びない馬場は不発多数。スローが苦手なわけではなく、前半じっくり追走して、助走付きのロングスパートが出来れば好走可能。長い直線+剛腕騎手はプラス条件になる。母父Storm Birdはストームバード系で、仕上がりの早さと先行力、軽いスピードを有している。ただし勝負強さや底力には欠けるのと、勢いがなくなるとスランプに陥る点には注意が必要。
No.〔19〕の牝系は、淡々と流れる厳しい流れにに強いタフな牝系。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
○ラストインパクト・・・ディープインパクト×ティンバーカントリー=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔13-a〕
前走小倉大賞典1着(=小倉芝1800m)。中山芝コースは初で、芝2500m戦は初。13年菊花賞4着(=京都芝3000m：1.1秒差)とスタミナもまずまず備えているし、ローカルコースだが前走で重賞好走していて本格化の兆しがある馬にて、好走に期待して評価する。内枠で先行できそうな点からも好走の可能性は高いと考えて好走に期待する。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父ティンバーカントリーはミスプロ系で、ミスプロ系は本来軽いスピード型が多いのだが、ティンバーカントリーは異色の存在でズブくてゴツくスタミナが豊富。芝でもジリ脚のステイヤーを輩出(=トウショウナイトなど)。前にて押し切れる中山コースや札幌コースなど小回りに向き、エンジンが掛かるとパワフルに伸びてくる。早めに仕掛けるマクリも得意で、コーナー4つのコース向き。下手に脚を溜めると持ち味が活かせず、積極的に動いてこそのタイプ。
No.〔13〕の牝系は、クラスの壁をキャリアを積みながら超えていくタイプが多い牝系。叩き良化型でもある。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。
▲フェノーメノ・・・ステイゴールド×Danehill=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔11-d〕
前走宝塚記念4着(=阪神芝2200m：0.7秒差)。阪神芝コースは(0-0-0-1)、芝2500m戦は(1-0-0-0)。今回約9か月半の休み明けとなるが、休み明けは(2-0-0-0)と苦にしない馬で、13年日経賞1着好走歴もある馬。スタミナ型サンデーサイレンス系×ダンチヒ系配合馬で、やはりこのレースに向く配合と思われ、13年天皇賞春1着好走からもスタミナも十分。好走の可能性は高いと考えるが、それでもやはり9か月半の休み明けでは割引は必要と考えて、評価する。
ステイゴールド産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系。ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏～秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。母父Danehillはダンチヒ系で、優れたスピードに加え、中長距離でも勝負できるスタミナと底力を備えている。本格化すると連勝街道を走り、一気に登り詰める爆発力と勢いを持つ。ハイペースでもバテないスピード能力が売りで、マイラーは下手に溜めるよりも突っ走らせたほうが強い内容を見せ、高速決着にも強い。弱点は揉まれた時の脆さと、勢いが止まるとしぼんでしまうこと。不調期に入った馬は嫌う方が良い。
No.〔11〕の牝系は、3歳春から秋にかけて成長し、古馬でもう一段階成長する。東京や京都などののびのび加速できるコースに強い牝系。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
△アドマイヤフライト・・・マンハッタンカフェ×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔9-g〕
前走日経新春杯2着(=京都芝2400m：0.0秒差)。中山芝コースは(0-0-0-1)、芝2500m戦は(0-0-0-1)。前走日経賞では2着に重賞好走し、本格化モード。母父トニービンで相手強化もプラス要因になるため、また欧州スタミナ型の適性も嵌ると考えて好走に期待して評価する。
マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが素軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で、前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。また道悪の成績が良く、パンパンの良馬場よりも多少時計の掛かる馬場向き。丈夫さが取り柄で、詰まったローテーションや高齢馬が穴をあける。母父トニービンはグレイソヴリン系で、母父としては万能血統。長距離を好走できるスタミナ、競っての底力、成長力などを補完する。強敵相手に好走しやすい特性や連続好走しやすい特性も持っている。一度上昇して連続好走中なら、一定期間は期待出来る。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号gは、パワータイプが多く雨も苦にしないが、不器用なタイプも多く厳しい流れで力を発揮する。
tipmonaとは？