14期 予想歴16年
◎フェノーメノ
1着/4人気
○キズナ4着/1人
▲ウインバリアシオン2着/3人
△アドマイヤフライト11着/8人
春の古馬路線で盛り上がるレースですが、ラップタイム予想を用いると、3200mということで通常の二倍以上かかるめんどくさいレース(笑)
天皇賞は前半1600mまで12.0秒前後のラップが続きます。これは逃げている馬のラップなので、それより後ろでレースを進めている有力馬たちはもう少し遅いラップを走っています。
3200mという距離から、どこかのまとまったラップ区間でタイムを落とす必要があります。それが1400mを通過からの1000m・・・・・・つまり、1600m~2400mのラップ区間になります。
そこを過ぎると、ラスト800mは12.0秒を切るようなラップを求められます。
今年は天皇賞(春)の前哨戦を制した馬が出走するという、かなり盛り上がえるレースになりそうです。
日経賞のウインバリアシオン、阪神大賞典のゴールドシップ、大阪杯のキズナが出走予定です。
順番に見ていきましょうか。
2014日経賞 ラップ
7.2 - 11.9 - 12.7 - 12.8 - 12.5 - 13.0 - 12.8 - 12.7 - 12.2 - 11.9 - 11.7 - 11.1 - 11.9
緩い流れでレースが進んでいましたが、上のラップタイムで異彩を放っているのが、ラスト400mの11.1秒です。
レース映像はウインバリアシオンが四コーナーで急加速して、いきなり三番手に上がったところです。
そこから減速することなく、押し切ったのでここでは力が違い過ぎた印象です。
ちなみに2013日経賞のフェノーメノのラップも見てみましょか。
2013日経賞 ラップ
6.8 - 11.5 - 12.2 - 12.0 - 12.4 - 12.8 - 12.7 - 12.3 - 12.3 - 12.0 - 11.6 - 11.7 - 11.7
2014年と比較すると、前半の700mがかなり速いです。
2014年が44.6秒に対してこっちは2013年は42.5秒で、その差は2.1秒です。
その速い流れのなかフェノーメノは四番手から押し切っています。
勝ちタイムを比較すると、
2014 日経賞 2:34.4
2013 日経賞 2:32.0
と差が出ています。それまでのラップ、当日の馬場状態から簡単な比較もできませんが、優秀ということはわかるのではないでしょうか。
2014の日経賞では五着に負けたフェノーメノですが、そんなに差はないですし、故障明けからしたら十分な内容だったように思います。
さて、次は阪神大賞典です。
前年の勝ち馬もゴールドシップなので、比較を
阪神大賞典
13.3 - 12.2 - 12.7 - 12.5 - 12.5 - 12.4 - 12.6 - 12.9 - 12.8 - 12.4 - 12.7 - 12.6 - 11.8 - 11.3 - 11.9 (2014年)
13.1 - 11.5 - 12.0 - 12.1 - 12.5 - 12.3 - 12.5 - 13.1 - 12.4 - 11.8 - 12.1 - 12.2 - 12.1 - 12.3 - 13.0 (2013年)
2014年の特筆すべきところは、ラスト600mを二番手からの位置で競馬11.8、11.3、11.9を連発しているラップののなかで勝ったところです。
ただ、その600m前に当たる1800m~2400mのラップ区間が遅かったので、後半の価値がどのように変化するのか少し気になります。
今年のラップタイムが去年と変わらなかったら、自信をもって来ない!といえるのですが、内馬場で最内を二番手~四番手でレースを進められてラストを12.0秒を切るのでまとめれれば十分勝機があると思います。しかし、ムラがあるタイプ、京都の高速馬場にやはり対応できないか、なのでどこまで信用していいのか・・・・・・。
次は大阪杯ですね。これは前回の回顧を引用します。
12.6 - 11.4 - 12.7 - 12.2 - 12.6 - 12.2 - 11.6 - 11.3 - 10.9 - 11.5
前半600m 36.7
後半600m 33.7
前半1000m 61.5
後半1000m 57.5
平均200m=11.90
前半の600mからのタイム差はほぼないのだが、中間ラップの1000m、1200mラップが全然違う流れとなっている。
2014 大阪杯 11.9 - 11.8
2013 大阪杯 12.6 - 12.2
そして、そこからの流れが
2014 大阪杯 (11.9 - 11.8)- 11.7 - 11.5 - 12.4 - 12.4
2013 大阪杯 (12.6 - 12.2)- 11.6 - 11.3 - 10.9 - 11.5
これを比べてみるだけでも、2014の大阪杯が緩い流れだったのはわかると思う。
2014は後半までダラダラとした流れ、2013は1000m通過後に徐々にラップが上がり、最速はラスト400mになりそこから坂を登るという傾向通りのラップとなっている。
キズナは自分の形に徹して結果を残したレースでした。武豊騎手も、「これで負けたら仕方ない」というような武豊騎手の得意な、力がある馬のリズムを壊さないでレースを進める→最終コーナーで外に持ち出す→あとは綺麗なフォームで追う→その結果の勝ち負けは仕方ない
みたいなレースでした。
どうしても、今年の牡馬クラシックのトーセンスターダムのレースとダブってしまいます(笑)
パドックの印象を書いておきます。
キズナ・・・三歳時に比べて少しうるさかったが、入れ込みというほどではなかった。フォトパドックで感じたように馬体の成長を感じ、まだ成長途上といった感じである。三歳時に海外遠征をしたので、精神的ダメージの不安があったのだが、レースを見ると大丈夫。
キズナは馬体が成長しており、武豊騎手もキズナはこのレースがベストという感覚をもっています。
まあ、京都外回りのディープインパクト産駒のダービー馬に京都が得意な武豊騎手が乗るので、かなり買いたくなる条件がそろっています(笑)
キズナは3000m以上のレースは初めてになるのですが、タフなロンシャン競馬場で好走していますし、かかる気性でもないですし、いつも通りのレースをするでしょう。
現時点での印を打っておきましょうか。
◎ウインバリアシオン・・・マイナス要素が少ない。
〇キズナ・・・まだまだ成長中でパドックが楽しみ。
▲フェノーメノ・・・戦える能力、前走から上昇がある。当レースを制している実績も評価。
△ゴールドシップ・・・当てにしづらいも、一着まであると見る。
ウィリアムズ騎手は勉強熱心でポジションを取りにいく騎手だけに、ゴールドシップは合っていそうな気がする。
2010年にジャガーメイルで天皇賞(春)を優勝に導いていますし、おそらくそこも評価されたと思います。
フォトパドックを見ても、有力馬は不安なしといっていい。
ただ、展開面が難しい。紛れがある長距離戦だけに騎手の心理面が大きくラップに影響するだろう。
逃げ馬バンデが出走できなくなり、ウインバリアシオンの鞍上がシュタルケ騎手に。個人的に評価が低い騎手だけにマイナスといっておこう。
本日、枠順が決まり大外18番にデスペラードが入り、騎手が横山典騎手だけにこの馬が逃げそうな気がする。
ゴールドシップは超高速馬場が対応できるのか、ウィリアムズ騎手がどう乗るのか、興味が尽きないが人気なら消すのもありか。
前回の予想が
◎ウインバリアシオン
〇キズナ
▲フェノーメノ
△ゴールドシップ
今回は枠順、人気を踏まえて
◎フェノーメノ
〇キズナ
▲ウインバリアシオン
△アドマイヤフライト
アドマイヤフライトはトラックバイアスの影響をモロに受けて僅差の二着、前走の敗因はわからないがこれから成長すると思っている馬だけにここで買いたい。
以上が競馬ナンデの印になるが、ここに逃げた時のデスペラードを入れたい。
上位人気が強いのは認めるが、高速馬場、3200mの長距離なのでそんなに購入しない予定。
って、シュタルケ騎手落馬してウインバリアシオンが武幸四郎騎手に替わっている(^_^;)
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