天皇賞(春)2014予想
前が残ったらしょうがない。でも信じる。

アキ
14期 予想歴18年

◎キズナ
  4着/1人気

○ラストインパクト9着/7人
▲ヒットザターゲット15着/16人
△フェノーメノ1着/4人
×ウインバリアシオン
×ゴールドシップ


展開予想

明確にハナを奪う姿勢の馬がいないけど、サイレントメロディがこの枠で池添なら一応逃げに行くかなと。アドマイヤフライトもこの枠だし、誰も行かないようなら行くという形。これにラストインパクト・サトノノブレス・フェノーメノがついていく形。外枠馬の中ではアドマイヤラクティが一番痛い。この馬もここで勝ちに行くなら前半からポジションをとりに行く事が求められるけど、四位だしあんまり考えにくい。前に行ける馬が限られているので、その他の馬は出たなりでのポジション。そう大差はないだろうっていうところ。

◎キズナはバンデの除外もあるし、縦長の隊列で決まってしまう危険性が多少マシになったということで改めて本命。この馬は今回やっぱり仕掛けの選択が幅広いのが武器。後半の瞬発力と持続力は随一だし、京都でいえば坂のポイントできっちり動き出すことが出来るのは大きい。他がキズナとの差・持ち味の違いを意識して戦法に苦しむ点でもアドバンテージはあるし、距離適性をそう問われない形にどうもなりそうな気もするんで。
○ラストインパクトは迷ったけど、フェノーメノの状態がいまいち読めないのでこちらをとる。この馬は去年の秋以降は少なくともパフォーマンスは良くなっている。神戸新聞杯は控えすぎて切れ負け。菊花賞は外枠で動いた分で2,3着馬と力の差はない。そして今年は松籟Sで瞬発力・小倉大賞典で消耗戦で成長を見せたし、日経賞でも馬群でのポジショニングで考えれば合格点をつけれるし、底は見せていない。今回はやっぱりポジションで人気馬よりは優位にまわれるし、小倉大賞典のように途中からハナにたっても崩れない面も魅力。菊花賞がそこそこ流れていたし距離適性は高速馬場込みでこなせると思うし、前目の馬ではこの馬が勝負になるかなと。
▲ヒットザターゲットは全く人気がないけど捨てきれない馬。軸になるのは去年の京都大賞典の勝利で、高速馬場から後半の総合力勝負で勝負のアヤがあったとはいえ、ゴールドシップ・トーセンラー・アドマイヤラクティをまとめて撃破した事は評価しないといけない。秋の天皇賞は距離短縮でハイペースで脚を使わされたし、ジャパンカップは外々になってしまい捲って論外。京都記念は雨上がりでヨーイドンの競馬でも詰めてきたし、阪神大賞典は阪神コースに加え、あのスローペースで離れた最後方では後半いくら伸びてもどうにもならなかった。外枠は微妙な材料だけど後ろからだからあまりマイナスにはならないし、インに潜り込める北村友一というのも不気味。穴ではこの馬が一番厄介な馬。
△フェノーメノは○評価だったけどやはり状態があまり良くはないのはマイナス。それでも去年同様ポジション面で優位に立つのはあるし、高速馬場というのもプラス。ただしこちらはラストインパクトに比べると早めに先頭に立っていいかという部分においては微妙。去年は4コーナーまでトウカイパラダイスを泳がせた面もあったし、今年は同じように待ちすぎるとラストで後方の馬に差し込まれる危険性も少なからずある。その分去年より信頼は難しい。
△で迷った馬でいうと、レッドカドーは去年同様のパフォーマンスを見せているし立ち回りの良さでは消せない馬。サトノノブレスは前走はスタート失敗したしこの枠で普通にスタートできればというところ。脚が一瞬しか使えないのが厄介で、最後まで押し切れるという部分では微妙。アドマイヤフライトはこの枠でちょっと面白いかなと思った。逃げという選択肢ができてうまく後半脚を使えればというところだけど福永だし、うまくいっても直線ヨーイドンという形を選ぶだろうし、そうすると後方の馬に差される公算が高いし、そのリスクを呑むかというところ。

×ウインバリアシオンはやっぱり戦法が難しい。ここ2戦はいいパフォーマンスではあったけど中山の構造に嵌った仕掛けではあったし、金鯱賞を考えると前がポジション差を活かした時に自力で差し込めるかという不安がある。おまけに後方にはキズナがいて、こちらの動きに応じて動かれるという板挟みで考えるとそこまで信頼できるかという不安がある。先ほど急遽乗り替わり(武幸四郎)になったけどテン乗りでかなり結果が激しく替わる騎手なのでリスクがあるし思い切って消したい。
×ゴールドシップも同様。ウィリアムズがどういうポジションで考えるかという部分のリスクがあるし、特に去年の参戦時期上、ラストインパクト他4歳で前々でレースを運ぶ馬の危険性をしっかり理解しているかは信頼できない。枠はそこそこいいけど、やはりこの高速馬場での加速という意味ではリスクの伴う馬だし、京都大賞典を見る限りこのコースでは過大評価はできない。敢えて消します。

事前にもう馬券買っておきました。
◎○→○▲→▲△+レッドカドーの3連複。
3強の3連複(200円)
キズナ抜きの3連複(△××)
ワイド2-12・3-8の計1200円也。
損はしないつもりです(笑)


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天皇賞(春)2014回顧
これは納得できる負け方。

アキ
14期 予想歴18年

次走狙い:キズナ
次走危険:ホッコーブレーヴ


◎キズナに関しては、レース振りは悪くなかったですね。押し上げるタイミングも、位置取りもミスはなかった。とにかく展開で色々誤算があったのが全てです。

サトノノブレスが結果逃げた流れは1000m1分1秒台。これも少々誤算で、あと1・2秒遅い計算があったのでこの時点で計算がずれてくるかなと思いました。ウインバリアシオンに勝たれるかなと。
次の誤算は1周目のゴール前でアスカクリチャン等が掛かって前の流れが一瞬速くなったこと。箇所が一致しているかはわかりませんけどこのあたりで1度11秒3のラップがあります。○ラストインパクトはここで追いかけてしまったところで終わってしまいましたけど、このペースアップがまともに影響したのが3・4コーナーの攻防でした。
例年だとここからのロンスパ戦になりがちだったんですけど、先行馬が序盤やり合った分ここでペースを上げなかった。これはキズナにとっては痛かったですね。ここからロンスパでじわじわ位置を上げつつ、直線半ばで前が鈍ったところを差すというのが戦略でした。
ところが前がこの時点でじっくり脚を溜めていた。結局、直線入り口からの1Fを11秒1という極限の瞬発力で構成してしまう形でした。キズナとはいえこの11秒1のタイミングで差を詰めることは不可能で、結果差し届かない形になりました。
個人的見解としては、距離が長いということはないと思います。特殊な展開にやられた。それでもメンツは保ったという4着です。1つ言うなら、坂の下りで上がっていく時ウインバリアシオンを閉じ込めつつ動けるチャンスがありながら出来なかった。これは武豊に求めてしまう分ちょっと消化不良でしたけど、それでも今回は仕方がなかったと思います。悲観はしていません。


最後に、改めて「長距離は騎手の腕」だなあと思いました。2周目3・4コーナー。ラップが上がらない中仕方なく外を進出していく有力馬の中、人気薄とはいえ内々を仕掛けることなく進出してきたホッコーブレーヴの田辺・タニノエポレットの和田。今回参加した騎手の中で特に見事な騎乗をした2人だと思います。政治騎手でも推されているけど、この2人は相変わらず、乗り馬の質<腕前というおいしいアンマッチ度を保っている狙える騎手。これからも信じて頼りにしますよ!


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