12期 予想歴25年
◎未定
○ミッキーアイル1着/1人
今週のメインレースは、第19回NHKマイルカップである。
第19回NHKマイルカップは、3歳馬のマイル王決定戦ということもあって、注目を集める。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第19回NHKマイルカップに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
ニュージーランドトロフィー組からは、1着のショウナンアチーヴ(後藤浩輝)、2着のショウナンワダチ(北村宏)、3着のベルルミエール(川島信二)、4着のアルマエルナト(藤岡佑介)、5着のウインフェニックス(石橋脩)、7着のマイネルディアベル(柴田大知)及び8着のカラダレジェンド(田辺裕信)が第19回NHKマイルカップに出走する。
ショウナンアチーヴのニュージーランドトロフィーの勝利という結果は、出遅れを克服したものであったため、強い内容であった。
よって、第19回NHKマイルカップの競馬予想においては、ショウナンアチーヴにニュージーランドトロフィー組では高い評価を与えて当然である。
そこで問題となるのは別路線組との比較だが、メンバー強化であることは確かなので、ショウナンアチーヴを絶対視までは禁物と判断している。
一方でショウナンワダチのニュージーランドトロフィーの2着という結果は、コース取りと勝ち馬に目標にされたことによる差と見ることもできるため、ショウナンアチーヴと大きな能力差はないと考える。
すなわち、第19回NHKマイルカップの競馬予想においては、展開や条件次第では、ショウナンワダチがショウナンアチーヴを逆転可能と判断すべきである。
またベルルミエールのニュージーランドトロフィーの3着という結果は、不利な外枠からの発走で、先行して早めの先頭で押し切ろうとする横綱競馬によるものであったため、上位2頭とは着差ほどの能力差はない。
そのことから、第19回NHKマイルカップの競馬予想においては、先行力を生かせる展開になるようであれば、ベルルミエールがショウナンアチーヴ及びショウナンワダチとの差を詰めてもおかしくない。
またアルマエルナト、ウインフェニックス、マイネルディアベル及びカラダレジェンドは、ニュージーランドトロフィーの見所のない内容から、第19回NHKマイルカップの競馬予想において高い評価は不要である。
そして皐月賞組からは、10着のロサギガンティア(柴田善臣)及び15着のキングズオブザサン(蛯名正義)が第19回NHKマイルカップに出走する。
ロサギガンティア及びキングズオブザサンの皐月賞の敗戦は、強敵相手で同情の余地こそあるものの、見所のない内容であった。
ただし、ロサギガンティアは、スプリングステークス勝ちの実績だけでなく、直線で前が壁になったベゴニア賞の内容から、ショウナンワダチよりも上という評価が妥当である。
そのことから、第19回NHKマイルカップの競馬予想においては、ロサギガンティアにニュージーランドトロフィー組と互角又はそれ以上の評価を与えるべきである。
そして桜花賞組からは、4着のホウライアキコ(和田竜二)及び6着のアドマイヤビジン(四位洋文)が第19回NHKマイルカップに出走する。
ホウライアキコ及びアドマイヤビジンの桜花賞の結果は、上位3頭には力負けといった内容であったが、0秒3~4差で走っている。
なお、桜花賞馬ハープスターが新潟2歳ステークスの勝ち馬であることや桜花賞2着馬レッドリヴェールが札幌2歳ステークスの勝ち馬であることから、今年の3歳牝馬世代は、牡馬と互角又はそれ以上と見ることもできる。
その点を考慮して、第19回NHKマイルカップの競馬予想においては、牝馬ということで人気の盲点になるようであれば、ホウライアキコ及びアドマイヤビジンを穴馬として注目すべきである。
そしてアーリントンカップ組からは、1着のミッキーアイル(浜中俊)が第19回NHKマイルカップに出走する。
ミッキーアイルのアーリントンカップの勝利という結果は、3馬身半もの差をつけており、スピードの違いを見せつけたものであった。
ただし注意しなければいけないのが、ミッキーアイルのアーリントンカップ及びシンザン記念の勝利は、インが極端に有利な馬場でのものである。
その点を考慮して、第19回NHKマイルカップの競馬予想においては、楽に逃げを打てるようであればミッキーアイルの逃げ切りの可能性が高いが、少しでも競られると止まる可能性もあるので、絶対視までは禁物と判断すべきである。
そして毎日杯組からは、2着のエイシンブルズアイ(福永祐一)が第19回NHKマイルカップに出走する。
エイシンブルズアイの毎日杯の2着という結果は、後の皐月賞5着馬ステファノスに先着したこと自体は評価に値するが、好位のインを追走する展開に恵まれたものでもあった。
そのことから、第19回NHKマイルカップの競馬予想においては、エイシンブルズアイに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
そしてファルコンステークス組からは、2着のサトノルパン(武豊)が第19回NHKマイルカップに出走する。
サトノルパンのファルコンステークスの2着という結果は、直線で前が塞がる不利を受けてのものであったため、強い内容であった。
また、ファルコンステークスで6着のサトノルパンが次走のニュージーランドトロフィーを制しており、ファルコンステークスのレベルも高い。
その点を考慮して、NHKにマイルカップの競馬予想においては、サトノルパンに高い評価を与えて当然である。
そして朝日杯フューチュリティステークス組からは、5着のアトム(川田将雅)が第19回NHKマイルカップに出走する。
アトムの朝日杯フューチュリティステークスの5着という結果は、内で包まれて脚を余してのものであったため、度外視可能である。またアトムは、デビュー戦でミッキーアイルを破っている。
そのことから、第19回NHKマイルカップの競馬予想においては、久々を克服できれば、アトムも好走可能と判断すべきである。
そして橘ステークス組からは、1着のタガノブルグ(三浦皇成)が第19回NHKマイルカップに出走する。
タガノブルクの橘ステークスの勝利という結果は、4コーナーで外からぶつけられる不利を克服してのものであり、着差以上に強い内容であった。
その点を考慮して、第19回NHKマイルカップの競馬予想においては、追い込みが届く展開になるようであれば、タガノブルクにも注意が必要と判断すべきである。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第19回NHKマイルカップに出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第19回NHKマイルカップの最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第19回NHKマイルカップの予想をお楽しみに。
以下のURLから2013年以前のNHKマイルカップの関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/nhkmilecup
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