フェブラリーS2009予想
背水の陣、ヴァーミリアン

たまごたろう
08期 予想歴12年

◎ヴァーミリアン
  6着/2人気

○エスポワールシチー4着/5人
▲カジノドライヴ2着/3人
×サクセスブロッケン


昨年のジャパンカップダートまでは現役最強ダート馬として誰も疑うことの無かったヴァーミリアン。ダートGⅠで勲章を欲しいままにしていたヴァーミリアン天下をカネヒキリが打ち砕いた。いつの間にか「元王者」になっていたカネヒキリが、「現王者」であるヴァーミリアンを下し政権を取り戻した。そして東京大賞典でもカネヒキリがヴァーミリアンを下し、世間の評価は「現王者」カネヒキリ、「元王者」ヴァーミリアンと逆転してしまった。


「結局ヴァーミリアンはカネヒキリがいなかった時にGⅠを取りまくっていただけで、カネヒキリが復帰した途端これだもんな」


GⅠ6勝の名馬には厳しい現実であった。しかも相手は競走馬にとっては不治の病とも言われている屈腱炎を乗り越えての復帰で、往年の力は望めないであろう状態でこの結果なのだから、世間がヴァーミリアンに厳しい評価を下しても仕方がないところだろう。

過去カネヒキリには3戦3敗…と、一度も勝てていない。しかし、3年前のフェブラリーSでは0,9秒あった差が、ここ2戦では0,1秒、タイム差無しと確実に差を詰めてきている。個人的には決してまだ勝負付けは付いていないと思う。だからこそ今回はヴァーミリアンを応援したい。頂点から落ちた「元王者」の意地を見せて欲しい。

この馬自身、やはり先行してこそ力を発揮できると言うもの。先行して速い上がりを出せるのだから、今回も積極策を期待したいところだし、カネヒキリよりも外目の枠に入ることができたのでスタートしてしばらくスピードに乗れる芝部分を多く走れるのも魅力。調教が動かないのはいつものことで、今回は打倒カネヒキリの舞台・条件は整った。

しかし、逆に考えると条件が整った今回、これでカネヒキリに完敗するようなことがあったらもう逆転を望むのは厳しいかもしれない。まさに「背水の陣」だと思っている。

頑張れ、ヴァーミリアン。


相手以降を考えてみると、まず注目したいのがエスポワールシチー。前走は圧倒的1番人気でしかもマークされる形をハイペースで逃げたのだから苦しくなって当然。しかし、それでも勝ち馬とはタイム差無し、3着以下には完勝しているのだから、改めてこの馬の底力を見ることができた。今回は楽に逃げられそうなメンバー構成だし、スピード決着も問題無し。一気にダート界の頂点に上り詰める可能性さえある。

3番手にはエスポワールシチーと同じ4歳馬のカジノドライヴ。前走は勝って当然のメンバーを大楽勝で、まさに「モノの違い」を見せ付けた格好となった。前々走のジャパンカップダートでは早めに動く競馬、更には直線で少し窮屈になってしまったが、それでも6着に踏ん張っているのだから評価を下げる必要は全く無いと思う。ドバイを見据えている馬がここで無様なレースをするわけにはいかない。今までのレース振りを見てみると、左回りの方がスムーズにレースをしている感じもあり、府中コースで一気に開花する可能性も。

カネヒキリも当然押さえておきたいのだが、内枠・連戦の疲労・そしてオカルト的な面になるのだが、GⅠ8勝という壁は非常に高いように感じる。ここで達成できるのか…と考えると頭は無いのかなと勘ぐってしまうが、アッサリ勝ちそうな気もしますw

ここに来て本格化したフェラーリピサも当然見逃せない。前走の根岸Sでは非常に強い勝ち方だったし、枠もベスト。GⅠ請負人が鞍上なのだから、押さえないわけにはいかないだろう。


◎9・ヴァーミリアン
○12・エスポワールシチー
▲14・カジノドライヴ
△2・カネヒキリ
△16・フェラーリピサ


結局上位人気ばかりの印となってしまいましたが、果たしてどうなるか…。カネヒキリ頭の馬券は買わない予定なので、◎○▲あたりを頭で馬券を組み立てていこうかなと考えております。


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