NHKマイルC2014予想

雨龍泥舟
08期 予想歴45年

◎ミッキーアイル
  1着/1人気

○ロサギガンティア4着/2人
▲ショウナンアチーヴ6着/3人
△サトノルパン9着/4人


◎ミッキーアイル、○ロサギガンティアの二強と見ているが馬券的に狙ってみたいのはロサギの方。皐月賞でも○を付けたのだが、直線で失速。2000mが長かったということだろう。マイルで再度狙ってみたい。

▲にショウナンアチーヴを。例年ならニュージーランドTの勝ち馬は、NHKマイルとは求められる適性が異なるので嫌いたいところなのだが、この馬の場合は、東京マイルの適性も十分と思える。地力は確かだろう。
同様なことは、2着馬のショウナンワダチにもいえることだが。

△には、おそらくメンバー中最も切れそうなサトノルパンを選んでみた。
逃げるミッキーアイルが勝つという想定なので、この馬が勝ち負けになるという予想はしたくないのだが、3~4着には突っ込んできそうだ。

以下はかなりの混戦。牝馬3頭も無視はできない。ホウライアキコ或いは父ヨハネスブルグについて早熟説がマスコミを賑わしているが、早急な結論付けは好みではない。桜花賞は十分な内容だった。ベルルミエールの粘りも評価しなければならないだろう。
エイシンブルズアイは、米血統で、東京の長い直線は鬼門と見ていたのだが、前走阪神1800mでいい競馬をした。東京マイルも克服できそうだが、やや外枠を引いた。

カラダレジェンドも全く人気がないが、東京では2戦2勝と好成績をあげている。鞍上田辺もプラス要因。

もう一頭、大穴でアルマエルナト。この馬もサトノルパンと同様の魅力がある。大外を突っ込んでくるのが、ルパンではなくこの馬であっても驚けない。


tipmonaとは?

NHKマイルC2014回顧

雨龍泥舟
08期 予想歴45年

次走狙い:タガノブルグ
次走狙い:ホウライアキコ


もう大分前になるが、柏木集保氏が、当時のレコードタイムのラップを調べて、「レコードは前後半イーブンペースのときに出る」というような結論を出していた記事を読んだ記憶があるが、これは理にもかなっていて、最短タイムで走るためには、エネルギー効率に無駄のない走り方をする必要があり、平均ペースで走るというのが、最もエネルギー効率のいい走りということができる。
(ただ、逃げ馬がペースに緩急を付けることによって、自身もエネルギーを無駄に消費するが、相手には、それ以上の消費を促したり、逆にエネルギーを余させることを狙うという場合もある。現実にはこちらの方がはるかに多い。)

◎ミッキーアイルの前後半タイムは、いずれも46.4秒のイーブンで、逃げ馬が勝ち易いラップといえる。

一昨年のカレンブラックヒルの場合も、前半47.3秒、後半47.2秒でほぼイーブンである。

さて、レースは期待の○ロサギガンティアが出遅れ、最後方の競馬。直線良く追い込んできたが、33.2秒(メンバー中最速、2位のキングズオブザサンより0.5秒も速い)の脚をもってしても4着まで。直線の長い東京コースと言えども、今の馬場状態とレースの流れから、やむを得ない。2着から5着までは、そのときの運という感じも有る。

2着のタガノブルグは、予想の中で、サトノルパンとアルマエルナトの名を出したときに、一瞬脳裏に浮かんだのだが、というのは、平均上り3ハロンタイムが最も速いのがこの馬だった。
(報知Sにこのデータが掲載されている。普段は買うことがないのだが、東京で重賞があるときは買っている。ほかには、日刊スポーツの月曜版の出走想定表が出走予定馬の前10走が掲載されていて、これも重宝している。)

3着、キングズオブザサンは、父チチカステナンゴの適性を見誤った。母スティンガーでもあったし…。
この2頭は、人気がないという理由で除外した面もあり、反省材料。

ホウライアキコは、非常によく頑張っている。上り3ハロンタイムは、ミッキーアイルより0.1秒速い。
2着のタガノブルグともども、父ヨハネスブルグの早熟説を払拭した孝行娘、息子になった。ただ、現2歳、1歳のヨハネスブルグ産駒は数が少ない。日高の生産者のために用意された種牡馬なのだから、何をやっているんだという気がする。中島国治氏が、生産者の料理はシェフの料理ではなく、主婦の料理だと皮肉っていたが、流行を追って右往左往するのは、勘弁してもらいたい。

ホウライアキコにしろ、タガノブルグにしろ、マイルまでだとは思うし、G1を勝つのは難しいかもしれないが、サマースプリントシリーズなどに出てきたら、絶好の狙いになるだろう。来年以降楽しみだ。


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >