13期 予想歴4年
◎ベルルミエール
12着/11人気
○ミッキーアイル1着/1人
▲ホウライアキコ5着/8人
△ショウナンアチーヴ6着/3人
×ロサギガンティア
昨年はマイネルホウオウに本命を打つことが出来たこのレース。
昨年の情報をまとめてみると、このようになります。
崩れた人気馬の3大共通点
①位置取りが後ろ
②厳しいラップ経験が無い
③当日の馬場に恵まれなかった
この3つをクリアすることが、人気に応えるために大切。
ちなみに、位置取りが後ろでも好走した人気馬にはそれぞれ強調材料がありました。
並べてみます。
・2011年NHKマイルC16番手から2着コティリオン。
上がり3Fは常に3位以上。前走はスローで上がり最速、上がり2位より上がりタイムが0.3秒、上がり3位より上がりタイムが0.7秒早かった。
・2010年NHKマイルC16番手から1着ダノンシャンティ。
上がり3Fは常に4位以上。前走は上がり2位より0.3秒早い上がり1位。前々走は上がり2位より0.4秒早い上がり1位。
・2008年NHKマイルC追い込み馬が上位独占。
やや重で前日から差し有利な馬場。トラックバイアス響く。
この他も調べれば出てくるのですが、後方の位置取りから人気に応えるには、「馬場」「上がり性能」が問われるということです。
・ステップレース見解
ファルコンS
少し外有利な馬場(※推定)。超前傾ラップ(※推定)。
タガノグランパは4角では6・7頭分外。
サトノルパンは4角では2・3頭分外。
アルマエルナトは単騎後方。1・2頭分外。
ベルルミエールは4角では3頭分外。
このペースを先行して4着のベルルミエールは相当強い。
タガノグランパがNHKマイルCに挑戦すれば脅威だったが……。
サトノルパンは底力とキレを見せているも、出遅れが前提となると、馬場の助けが欲しい。
毎日杯
少し内有利な馬場。テン中盤少し早く、ステファノスによる早仕掛け戦。
マイネルフロストは最内。
エイシンブルズアイは最内。
内有利な馬場で外を追走した馬が早仕掛けをすれば、最内で溜めた馬がワンツーを決めるのは仕方ない。
ピークトラムは最内を通っていたが見せ場なし。
ニュージーランドT
内外フラットな馬場。テンかなり早い前傾ラップ。
ショウナンアチーヴは最内→3・4頭分外。
ショウナンワダチは2頭分外。
ベルルミエールは最内→2頭分外。
ウインフェニックスは2頭分外→3頭分外。
ベルルミエールは前後不利。短距離適性は素晴らしいが、府中の直線は長すぎるか。
馬場、展開の助けが欲しい所。
ウインフェニックスの積極策は評価。地味だが、距離ロスは大きい。
・各馬評
人気になりそうな順に。
ミッキーアイル
タイムトライアルが叶ったレースは圧勝していますが、ペースを一旦緩めてウインフルブルームにマークされたシンザン記念では半馬身差の勝利。ペースを緩めて、後半の仕掛けを早めると微妙なようです。
とはいえ、中弛みに巻き込まれた新馬戦でもアトムの2着に来ており、緩急がダメというタイプでもありません。
おそらく、弱点はスローからのロングスパートになると思います。
ただ、府中マイルは中盤が早くなりやすいため、変にペースを落とさなければ弱点も露呈しにくいはず。
直線の長さ+マークされる立場というのは明らかなマイナスですが、能力差は大きいので評価を落とすロジックがあっても押さえには。
ロサギガンティア
内外フラットな馬場の皐月賞では1頭分外→4頭分外を回って10着。
スプリングSは中弛みの中、完璧に立ち回って勝利。
500万下では仕掛け遅れてから抜け出すほどのキレを見せる内容。
ベゴニア賞
内外フラットな馬場。中盤がかなり緩い中弛み戦の上がり勝負。
ショウナンワダチは最内。
ロサギガンティアは1頭分外→3頭分外。
ショウナンワダチ以上の競馬をしているものの、好走したレースは全てスローや中弛み。
皐月賞ではそこそこ走っていますので、これをどこまで評価するかがカギになります。
サトノルパン
上がりが高いレベルで安定しており、上がり2位に0.3秒差以上の差を付けて上がり1位のレースも複数あります
。
ただ、それはOP未満のレースでのものなので、レースレベルは疑問です。
ファルコンSではタガノグランパの方がパフォーマンス的にも上です。
上がりだけ見ればダノンシャンティ、コティリオンと共通する要素を持っているので、馬場・展開の助けが有れば上位を狙えるでしょうか。
※
ファルコンSのパフォーマンス
タガノグランパ・ベルルミエール>サトノルパン>ショウナンアチーヴ
ショウナンアチーヴ
中盤が早いレースでは安定していましたが、ファルコンSのパフォーマンスは微妙。
末脚の要求度が高くなると、パフォーマンスを落とすのかもしれません。
NHKマイルCは中盤が早くなりやすいとはいえ、「直線の長さ&同馬の出遅れ癖」から、直線の末脚で他馬を上回る必要があり、少しパフォーマンスを落としてしまうのでは。
先行力・先行スピードが有れば、信用しやすいのですが。
アトム
新馬戦の上がりは素晴らしいキレで、デイリー杯もホウライアキコを追い詰めるという高いパフォーマンスを見せました。
朝日杯は窮屈な競馬で度外視可能。
順調さを欠いている点がマイナスですが、デイリー杯の状態を保っていれば好走可能。
ホウライアキコ
デイリー杯、小倉2歳Sなどスピードで押し切る競馬が可能ですが、直線の長い阪神コースではパフォーマンスを落としました。
阪神よりは、タイトな流れで時計勝負になりやすい東京はプラスといえますが、京都・小倉よりかは微妙な所でしょう。
桜花賞から前進して、内有利な馬場があれば好走可能とみます。
エイシンブルズアイ
毎日杯は少し内有利な馬場を利して2着。
白梅賞はスローの逃げで完勝。
推せる要素無く、軽視妥当。
ショウナンワダチ
前走からショウナンアチーヴ以上の評価が可能で、出遅れが響いた朝日杯もそこそこ走っているので狙い目となりそうですが、出遅れが当たり前になってしまっているので、本線狙い目には置けません。
人気はないので、アチーヴ以上には注意が要りますが。
ベルルミエール
先行力・底力はメンバー上位。
近2走は前傾ラップを粘るという短距離色の強い競馬で、距離延長は少し不安ではあります。
馬場が内有利で、ハイペースのインから抜け出す戦法が取れれば前走くらいは期待しても良いと思われます。
2月11日の500万下では末脚も見せているので、一応の末脚を持っているのは強み。
ウインフェニックス
新潟2歳S・いちょうSから末脚を確認できます。
百日草特別では仕掛け遅れたので度外視可能。
中山では反応の悪い競馬が続いていましたが、積極策で挑んだニュージーランドTの走りは悪くないので、展開・馬場の助けが有れば大穴を開けても良いでしょう。
アルマエルナト
出遅れ目立ち、後方からでは末脚の証明が無いと届きません。
カラダレジェンド
前有利の京王杯2歳Sの勝利だけでは、前進の可能性を感じません。
キングズオブザサン
中山2000mのパフォーマンスだけでは、リンクさせるロジックを思いつきません。
アドマイヤビジン
末脚はそこそこも、レースレベル疑問。
マイネルディアベル
前有利戦でキッチリ勝つのは評価できますが、スピードの問われないレースだったので、ここでは再現出来ないはずです。
・馬場
少し内有利な程度。
・ペース
ダンツキャンサーの藤田騎手がどのくらい前に行くかどうかですが、ペースを引き上げないイメージの強い藤田騎手ですので、逃げても番手でもスロー気味にペースを落とすのではないかと思います。
そうなると、ダンツキャンサーの前に居る馬は楽逃げが叶いますし、直後に付ける馬は強制的にブレーキをかけなければならないかもしれません。
・崩れた人気馬の3大共通点
①位置取りが後ろ
②厳しいラップ経験が無い
③当日の馬場に恵まれなかった
該当する人気馬を並べます。
①に該当しそうなのは、ロサギガンティア、ショウナンワダチ、ショウナンアチーヴ、サトノルパン。
②に該当するのはロサギガンティア(皐月賞を評価するなら度外視可能かも)
③はまだ未知数ですが、内外フラット~内有利に落ち着きそうなため、外枠の馬や外の差し馬は少し割り引いても良いでしょう。
・予想
☆ベルルミエール
メンバー中ナンバーワンのハイペース耐性に加えて、2月1日に3歳500万下で見せた末脚は強力な武器になりえます。
その上、馬場と枠を見方に付けられるなら大穴を開ける狙いは立ち、ここは本線狙い目に置きます。
○ミッキーアイル
逃げ馬は不利との通説もありますが、圧倒的な能力差に加えて、末脚も見せていますので、馬場を味方につければ崩れるロジックが見つかりません。
ダンツキャンサーの挙動が怖いですが、真ん中くらいの枠なので相手を見ながら行けば良いでしょう。
以下、
内をスムーズに先行すれば▽ホウライアキコ
馬群を割る能力をからまつ賞で見せているので、インを突いての▽ショウナンアチーヴ
前走と過去の末脚を評価して▽ウインフェニックス
を相手におきます。
ショウナンワダチはいつも後ろからで、馬群を割るようなレースが出来ていないことと、徐々に上がっていく戦法を今回すると距離ロスが響くことを考慮して評価を下げました。
北村宏騎手が上手く立ちまわれば、ショウナンアチーヴと互角以上に戦えるのですが、枠と位置取り、そして経験値の差が有るので、期待をかけるのは無理筋に感じました。
ロサギガンティアとサトノルパンは出遅れを考慮。
サトノルパンの上がりは評価していますが、レースレベルが疑問なので印は回しません。
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