ヴィクトリアM2014予想
厳しい流れ+直線の長いマイル戦

あみー
14期 予想歴6年

◎ホエールキャプチャ
  4着/2人気

○ヴィルシーナ1着/11人
▲ゴールデンナンバー9着/12人
△クロフネサプライズ14着/8人
×スマートレイアー
×メイショウマンボ


(1)底力(=ハイペース耐性)・キレが必要 [やや展開依存]
 ヴィクトリアマイルの平均ラップタイムの特徴をまとめると…
  ・テンは早く、古馬G2相当
  ・中盤は若干緩むも早く、G3+OPと同等
  ・上がりはやや早く、準OP~G3+OPと同等
…となり、テン+中盤が早くとも上がりが失速しない、いわば“高速中弛みラップ”になりやすいレースです。

 好走確率を上げるには「テンと中盤の早さに耐えてキレる脚を使う必要」があり、底力とキレの兼備を求められます。桜花賞好走馬(≒底力・キレを早い時期に証明した馬)が強いのは問われる適性がほぼ同じになるためでは?


(1+α)SSの血が重要、高齢馬苦戦の理由(仮説)
 キレに関連して2つ。
 過去の連対馬・のべ16頭のうち、13頭が父SS系か母父SS。例外はウオッカ(2連対)とアパパネだけで、SSの血を持たない馬≒キレで劣る馬の好走は非常に難しくなっています。
 高齢馬の好走例が少ないのは、キレが加齢によって衰えやすい能力適性であること、実績を残した馬は繁殖牝馬として期待されるため早めに現役を引退することなどが原因と思われ、キレに優れ&キレの衰えが小さい馬であれば年齢に関係なく好走できるのでは?


(2)内枠(1~3枠)有利 [展開+馬場傾向]
 ヴィクトリアマイルが開催される週は使用コースがA→Bコースに変更になるため、内ラチ沿いが比較的良好な馬場≒少し内有利の馬場での開催になりやすい傾向があります。
 ここに牝馬限定戦で頻発する中弛みラップ(=内を回った馬は脚を溜めやすいため有利)などが重なることで内有利が強調され、「過去8回すべてで3着内に1枠~3枠の馬が1頭以上含む」という結果が生まれると思われます。


(3)マイラー有利、千八巧者やや有利。千四以下 or 2000m以上がベストの馬は苦戦 [コース形状+展開]
 何を当たり前のことを…と思われるかもしれませんが、カワカミプリンセス、スイープトウショウ、レッドディザイアら、中距離~中長距離G1優勝馬が人気を背負って苦戦しているのですから、各馬の距離適性を再確認することはとても重要です。
 芝1400m以下ベストの短距離馬は長い直線が問う末脚の総合力(≒短距離では距離延長への適性)不足に、2000m以上ベストの中距離馬・中長距離馬はテン+中盤の早さによるスピード・距離不足にそれぞれ苦しむため、テン+中盤のスピードと長い直線の両方に対応できるマイラー&千八巧者が相対的に有利になると考えられます。


 上記の理由などから、印は以下の通りになります。

◎ 5-9 ホエールキャプチャ
○ 7-14 ヴィルシーナ
▲ 6-12 ゴールデンナンバー
△ 1-2 クロフネサプライズ

▽~× 4-8 スマートレイアー
× 2-3 デニムアンドルビー
× 2-4 メイショウマンボ

 ◎ 5-9 ホエールキャプチャの適性の高さはこのレースを2年連続で連対したことや、芝1600mの成績(4-3-0-0)を見れば明らか。取りこぼすとすれば、逃げ・先行勢がキレの要求度を抑えた展開で粘ったときだけでは?
 ○ 7-14 ヴィルシーナは昨年のこのレース以来の好条件。不向きだった距離や不利だった斤量差が好転し、前後の利を見込める相手関係も大きなプラス。昨年の優勝馬≒適性上位馬が大きく巻き返しても。
 ▲ 6-12 ゴールデンナンバーは持続力優位の千八巧者・マイラー。展開の不利を受けやすい馬ですが、キレの要求度を下げ&持続力の要求度を上げる条件(下級条件よりペースが引き締まること、早い時計レベルから上がりの額面が早くなりすぎそうなこと)が揃っているのは大歓迎で、展開次第では過去最高の走りを見せても。
 △ 1-2 クロフネサプライズはワンペースの逃げが持ち味のためキレ不足がネックも、「1枠を利して逃げ」+「キレの要求度を抑えた展開」という理想的な組み合わせが揃えば好走しても。

 ▽~× 4-8 スマートレイアーは新潟外回りや中京で苦戦したようにキレが鋭すぎる=長く良い脚・持続力不足が心配。持続力不足を前面に押し出してしまう条件(直線延長+外目に出して末脚を生かす形になりそうなこと、早い時計レベルから上がりの額面が早くなりすぎそうなこと)が揃っていることに加え、斤量増のマイナスもあるので、人気なら連を外すシーンを考えて妙味を追いたいです。

 × 2-3 デニムアンドルビー、× 2-4 メイショウマンボはいずれも中距離~中長距離で高いパフォーマンスを見せていて、マイルへの距離適性は見せていません。また、デニムアンドルビーは小柄な馬体+キレ優位の能力適性に斤量増が、メイショウマンボは上がり3Fのキレ・加速力不足がマイナスで、苦戦を強いられると考えます。


 買い目は調教(≒体調、調子の良さ)、馬場傾向、レース中の出来事(展開、好騎乗、不利など)による誤差を丸め込むため、以下の通りシンプルに。

本線
 馬連:◎○▲△ ※スマートレイアーが3着以下
 馬単:◎○▲△→▽ ※スマートレイアーが2着

上乗せ
 3連複:◎○▲△ ※スマートレイアーが4着以下



 各馬の馬場・距離・能力適性とそのレベルは、ブログの予想記事や回顧記事をご参照下さい。
 あみーケイバ(http://ameblo.jp/ami-keiba/)


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