中山記念2009予想
中山記念 展開の優位性とリピーター。

軍神マルス
08期 予想歴11年

◎キングストレイル
  4着/5人気

○エアシェイディ5着/3人
▲アドマイヤフジ3着/2人
×カンパニー
×ドリームジャーニー


★傾向分析★
2004年 タイム 1'44"9 (良) 1FAve=11.66 3FAve=34.97
テン35.3-中盤34.3-上がり35.3 『ハイレベル』
1着サクラプレジデント・・・サンデーサイレンス×マルゼンスキー=サンデーサイレンス×ニジンスキー 7-6
2着サイドワインダー・・・トニービン×Afleet=グレイソヴリン×ミスプロ 12-14
3着ローエングリン・・・Singspiel×Garde Royale=サドラーズウェルズ×ネヴァーベンド 1-1

2005年 タイム 1'46.5 (良) 1FAve=11.83 3FAve=35.50
テン36.7-中盤34.3-上がり35.5 『裏「ヘ」』
1着バランスオブゲーム・・・フサイチコンコルド×アレミロード=ニジンスキー×リボー 3-3
2着カンパニー・・・ミラクルアドマイヤ×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト 11-12
3着アルビレオ・・・サンデーサイレンス×Nureyev=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 4-4

2006年 タイム 1'48"9 (重) 1FAve=12.10 3FAve=36.30
テン37.1-中盤36.2-上がり35.6 『加速』
1着バランスオブゲーム・・・フサイチコンコルド×アレミロード=ニジンスキー×リボー 1-1
2着ダイワメジャー・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 2-2
3着エアメサイア・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 3-3

2007年 タイム 1'47"2 (良) 1FAve=11.91 3FAve=35.73
テン36.6-中盤34.6-上がり36.0 『裏「へ」』
1着ローエングリン・・・Singspiel×Garde Royale=サドラーズウェルズ×ネヴァーベンド 1-1
2着エアシェイディ・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 12-12
3着ダンスインザモア・・・ダンスインザダーク×リヴリア=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド 16-16

2008年 タイム 1'47"3 (良) 1FAve=11.92 3FAve=35.77
テン36.1-中盤35.9-上がり35.3 『加速・一貫』
1着カンパニー・・・ミラクルアドマイヤ×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト 2-2
2着エイシンドーバー・・・Victory Gallop×Kris S.=ミスプロ×ロベルト 6-3
3着エアシェイディ・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 12-8

数少ない中盤が弛まない重賞。例年中盤のラップタイムが厳しく底力が要求されることが多く、中距離特化型の逃げ馬が良く好走する傾向にあるように思います。

血統の傾向は、ノーザンダンサー系(=ニジンスキー系の特徴が特に良く出ているように思います)が強く、スタミナ持続型の特徴が良くでているトニービン系やサドラーズウェルズ系も好走が多い感じです。
サンデーサイレンス系は、サンデーサイレンス×ノーザンテーストの配合馬の好走馬が多いですが勝つまでにはいたらず(=06年2着ダイワメジャー・3着エアメサイア、07年2着・08年3着エアシェイディなど)、ヒモにする方が向いているようです。

また開幕週ということもあり、逃げ・先行馬が残りやすく有利な傾向にあります。

それ以外にこの重賞は、リピーターの好走が多く老馬の法則が当てはまらない=適性重視のレースと思われます。
過去に好走した馬は近走が悪くても復活する可能性あり。

バランスオブゲーム、ダイワメジャー、カンパニー、サイドワインダーなどの好走から新潟芝1600mや東京芝1800mを好走した馬に適性が向いていそうな感じがします(=特に関屋記念と毎日王冠)。

★予想★
中盤が弛まない傾向のレースですが、今年は出走馬を見る限り厳しいペースを刻んで逃げる馬が見当たらないため、例年よりは中盤がきつくならないと考えて前に展開しそうな馬を有利と考えての予想です。

◎キングストレイル・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト
前走AJCC5着(=中山芝2200m:0.5秒差)。このレースで好走の多いサンデーサイレンス×ノーザンテースト配合で、母父ノーザンテーストは成長力に富み高齢でも衰えが少ない。逃げ・先行がよく好走しているので脚質も合うこと、マイル・中距離型(=中距離特化型)が多く好走することからも適性は向いていると考える。
中山芝コース(3-3-0-7)で着外でも大崩れが少なく僅差の内容から、前走芝2200m→芝1800mへの距離短縮はプラス要因と考え巻き返しに期待する。

○エアシェイディ・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト
前走AJCC2着(=中山芝2200m:0.4秒差)。キングストレイルと同じく好走馬の多いサンデーサイレンス×ノーザンテースト配合で、07年2着・08年3着とこのレースですでに好走実績もある。このレースはリピーターがよく好走するだけでなく年齢を重ねても着順を上げる馬もいて、本馬は近走が充実した内容から8歳でも衰えは少ないと考えて好走に期待する。

▲アドマイヤフジ・・・アドマイヤベガ×Be My Guest=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー
前走中山金杯1着(=中山芝2000m)。アドマイヤベガ産駒は、アグネスタキオンと同じく前走0.5秒差以内で好走している馬が勢いに乗じて連続好走する特性がある。ただしアドマイヤベガ産駒は産駒が好走したレースで違う産駒が好走する特性があり、前走は自身が以前好走していた中山金杯であったことから割引が必要と考える。ちなみにアドマイヤベガ産駒は中山記念での好走はない(=出走していない?)が、同距離・同コースのフラワーCでの好走があるので好走は可能と考える。また本馬は長距離>マイルの中距離型と思うので、少し足りず3着あたりに落ち着きそうと思えるのだが(=芝1800mは3戦して3戦とも3着でもある)、押し切る可能性もありと考えて評価する。

カンパニーは、05年2着・08年1着と過去に好走歴もあり適性は十分なのですが、休み明けでの好走があまり多くないこともあり嫌ってみようと思います。また08年は先行して好走しているが位置取りが差し・追込が多いので展開的にも厳しいと考える。

ドリームジャーニーは、キレが武器のステイゴールド産駒。ここはキレが問われにくいコースなので、適性は真逆と考えて消し。

トウショウシロッコは、アドマイヤフジと同じアドマイヤベガ産駒。前走AJCC3着で勢いもあると思いますので好走しても不思議ないのですが、芝1800mの成績が今一つ(1-1-1-6)なのでアドマイヤフジを評価してこちらを嫌うことにしました。


tipmonaとは?

中山記念2009回顧
中山記念 リピーター重賞。

軍神マルス
08期 予想歴11年

次走狙い:カンパニー
次走狙い:アドマイヤフジ
次走危険:ドリームジャーニー


2009年 タイム 1'49"2 (やや重) 1FAve=12.13 3FAve=36.40

ラップ
①13.1-②12.1-③12.5-④12.1-⑤12.1-⑥12.2-⑦12.0-⑧11.3-⑨11.8
1FAveとの誤差
①+1.0 ②±0 ③+0.4 ④±0 ⑤±0 ⑥+0.1 ⑦-0.1 ⑧-0.8 ⑨-0.3
テン37.7-中盤36.4-上がり35.1 『加速』

『加速』・・・逃げ◎ 先行○ 差し△ 追込×

1着カンパニー・・・ミラクルアドマイヤ×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト 2-2
2着ドリームジャーニー・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 8-7
3着アドマイヤフジ・・・アドマイヤベガ×Be My Guest=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 3-2

今年もテン-上がりのラップ差から『加速』の流れで、中盤は3FAveとの誤差もなく締まった流れと考える。展開は開幕週の重賞ということもあり、流れともども前(逃げ・先行)に有利な流れと考える。

1着カンパニーは、前走マイルCS4着(=京都芝1600m:0.3秒差)からの休み明けでの好走。いつも後方から鬼脚で飛んでくるはずの馬が、何故か中山記念に関しては08年・09年と前に展開して好走する。確かにこのレースはリピーターがよく好走するのだが(=03年1着→04年3着→07年1着:ローエングリン、03年2着→05年1着→06年1着:バランスオブゲーム、05年2着→08年1着→09年1着:カンパニー、07年2着→08年3着:エアシェイディなど)、それでも位置取りを変えて好走するとは反省です。ミラクルアドマイヤ産駒で、ミラクルアドマイヤは父トニービンで半兄がフサイチコンコルド。父と兄を足して2で割ったような特徴があり、軽いスピードと溜めればキレる末脚、先行するならしぶとい先行力がある。母父ノーザンテーストはこのレースとの相性も良く(=カンパニー、エアシェイディ、ダイワメジャー、エアメサイアなどが近年では好走している)、古馬での成長力も侮れない。位置取り想定を後方と決めたのが敗因、リピーターなら同じ戦術をとるかもと考えるべしと反省します。
中山記念好走馬は、次走マイラーズCなら連続好走しやすいので期待します。

2着ドリームジャーニーは、前走AJCC8着(=中山芝2200m:1.3秒差)からの好走。ステイゴールド産駒で、ステイゴールドはサンデーサイレンスにサッカーボーイ風味を加えてみました的な要素が強く、前半にじっくり脚を溜めて鋭い末脚で飛んでくるのが得意技。また人気が落ちると好走しやすい(=人気だとマークされる分仕掛けが早くなったり不利が起きやすいが、人気が落ちて自分の得意な競馬に徹すると好走する)特性もあり、4番人気だったのも好走の要因と思います。もともと力のある馬だと思いますが2000m前後の中距離戦が得意なタイプで、近走はその適距離が異なるため(=持続型のレースになりやすい中山芝2200mや中山芝2500mはステイヤータイプが好走する)負けていたのだと考えます。
位置取りから強い競馬をしたと思いますが、ステイゴールドは好走後に反動が出やすく、間隔を開けないと好走しにくいこともあるので、馬体重が大幅に減っていたら(=近走はプラス体重でしたがもともと馬体の小さな馬なので)危険な人気馬かも。

3着アドマイヤフジは、前走中山金杯1着(=中山芝2000m)からの好走。アドマイヤベガ産駒で、アドマイヤベガは中山芝コースの重賞での好走が多く、また前走0.5秒差以内に好走した馬が連続好走しやすい特性もある。その特性がうまく嵌ったものと考える。ただ本馬は芝1800mだと今まで3戦して全て3着(0-0-3-0)でもあり、今回も3着から距離不足なのだと考える。好走するには2000m以上の距離が必要と思います。
前述の特性から、次走も好走に期待します。


中山記念のポイントは、
①リピーター重賞。過去に好走した馬は何度でも好走する。
②開幕週の重賞なので前に位置取る馬が有利。内枠ならなお良し。
③ノーザンダンサー系が好走しやすい重賞。09年も母父大系統ノーザンダンサー系が1着・3着。
④中盤は弛まない。


tipmonaとは?

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