12期 予想歴25年
◎未定
○トゥザワールド5着/2人
今週のメインレースは、競馬の祭典の第81回日本ダービーである。
第81回日本ダービーは、皐月賞馬イスラボニータが人気の中心となりそうではあるが、断然ということもなく混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第81回日本ダービーに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
皐月賞組からは、1着のイスラボニータ(蛯名)、2着のトゥザワールド(川田)、3着のウインフルブルーム(柴田大)、4着のワンアンドオンリー(横山典)、9着のアドマイヤデウス(岩田康)、11着のトーセンスターダム(武豊)及び17着のタガノグランパ(菱田)が第81回日本ダービーに出走する。
イスラボニータの皐月賞の勝利という結果は、早めに外に持ち出して勝ちにいく競馬で1馬身以上の差を2着につけており、強い内容であった。
そのことから、第81回日本ダービーの競馬予想においては、イスラボニータの2冠の可能性は低くない。
特にイスラボニータは、東京スポーツ杯2歳ステークスや共同通信杯のように内枠を引いて好位のインで脚をためられれば、第81回日本ダービー勝利の可能性が高まる。
その一方で、トゥザワールドの皐月賞の2着という結果は、8枠17番からの発走で終始外目を回らされたため、イスラボニータと着差ほどの能力差はない。
つまり、第81回日本ダービーの競馬予想においては、展開次第でトゥザワールドがイスラボニータを逆転可能と判断すべきである。
またウインフルブルームの皐月賞の3着という結果は、楽に逃げる展開に恵まれたものではあったが、逃げる自分の競馬ができればしぶといことを示した。
そのことから、第81回日本ダービーの競馬予想においては、インが有利な馬場で単騎逃げとなるような展開であれば、ウインフルブルームの逃げ粘りには注意を払うべきである。
その一方で、ワンアンドオンリーの皐月賞の4着という結果は、前残りの展開の中で最後方から外を回って追い込んだものであったため、見方によっては一番強いレース内容であった。
その点を考慮して、第81回日本ダービーの競馬予想においては、直線の長い府中コースを考慮すると、ワンアンドオンリーに高い評価を与えて当然である。
ただし、今の東京コースは前が止まらない傾向にあるため、Cコースへのコース替わりでも今の馬場状態が続くようであれば、第81回日本ダービーにおいてワンアンドオンリーが再度脚を余す可能性も否定できないと判断すべきである。
一方でアドマイヤデウス、トーセンスターダム及びタガノグランパは、皐月賞の見所のないレース内容を見る限り、第81回日本ダービーの競馬予想において高い評価は不要である。
ただし、トーセンスターダムは、バンドワゴンを差し切ったきさらぎ賞だけ走れば通用するので、第81回日本ダービーの競馬予想において、トーセンスターダムの巻き返しには多少注意を払うべきである。
そして青葉賞組からは、1着のショウナンラグーン(吉田豊)、2着のワールドインパクト(内田博)、5着のピオネロ及び6着のマイネルフロストが第81回日本ダービーに出走する。
この青葉賞組は、時計的にもメンバー的にも皐月賞組より劣っている。
そのため、第81回日本ダービーの競馬予想においては、東京2400mの経験を考慮しても、青葉賞組に高い評価は不要である
なお、青葉賞組で唯一注意を払うとすれば、第81回日本ダービーが外差し有利の馬場状態で行われた場合のショウナンラグーンくらいであろう。
そして京都新聞杯組からは、1着のハギノハイブリッド(秋山真一郎)、2着のサウンドオブアース(浜中俊)、4着のシャドウダンサー、5着のミヤビジャスパー、6着のスズカデヴィアス(酒井学)及び13着のアズマシャトル(松山弘平)が第81回日本ダービーに出走する。
ハギノハイブリッドの京都新聞杯の勝利という結果は、ハイペースの展開に恵まれたものではあったが、1馬身強の差を2着につける強い内容であった。
そのことから、第81回日本ダービーの競馬予想においては、急激なメンバー強化の感じも否めないが、ハギノハイブリッドにそれなりの評価を与えるべきである。
その一方で、サウンドオブアースの京都新聞杯の2着という結果は、ハイペースで終始外を回って早め先頭で勝ちに行ってのものであったため、ハギノハイブリッドと着差ほどの能力差はない。
つまり、第81回日本ダービーの競馬予想においては、サウンドオブアースにハギノハイブリッドと互角程度の評価を与えるべきである。
一方でシャドウダンサー、ミヤビジャスパー、スズカデヴィアス及びアズマシャトルは、京都新聞杯の見所のないレース内容を見る限り、第81回日本ダービーの競馬予想において高い評価は不要である。
そしてプリンシパルステークス組からは、1着のベルキャニオン(戸崎圭太)が出走する。
ベルキャニオンのプリンシパルステークスの勝利という結果は、スローペースを差し切った着差以上に強い内容ではあったが、弱いメンバー構成に恵まれたことも確かである。
そのため、第81回日本ダービーの競馬予想においては、ベルキャニオンに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
そして桜花賞組からは、2着のレッドリヴェール(福永祐一)が第81回日本ダービーに出走する。
レッドリヴェールは、休み明けで臨んだ桜花賞でも2着に好走している。
なお、レッドリヴェールは、阪神ジュベナイルフィリーズにおいて桜花賞馬ハープスターを破っており、桜花賞3着のヌーヴォレコルトがオークスを制したことを考慮すると、3歳牝馬世代ではトップクラスの能力であることは疑いの余地がない。
そうなるとレッドリヴェールにとっての問題は、牡馬相手でも通用するか否かだが、レッドリヴェール自身も牡馬相手の札幌2歳ステークスを制していることや、ハープスターが新潟2歳ステークスにおいて皐月賞馬イスラボニータを寄せ付けなかったことを考えると、今年の3歳牝馬世代はかなりの高レベルである。
そのことから、第81回日本ダービーの競馬予想においては、牝馬のレッドリヴェールにもかなり高い評価を与えて当然である。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第81回日本ダービーに出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第81回日本ダービーの最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第81回日本ダービーの予想をお楽しみに。
以下のURLから2013年以前の日本ダービーの関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/japanderbytokyoyushun
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