日本ダービー2014予想
腹をくくって直線一気だ

KUROSHIMA
08期 予想歴19年

◎ワールドインパクト
  10着/8人気

○レッドリヴェール12着/4人
▲ハギノハイブリッド13着/7人
△イスラボニータ2着/1人
×トーセンスターダム
×トゥザワールド


 大寒桜賞で見せた末脚が際立っていたワールドインパクトが本命。惜敗が多いのは地力というよりは気性的な課題で、抜け出してから気を抜く面があるからだろう。青葉賞で伸び切れなかったことも気性に原因を求めれば、まだ本番での逆転の目がある。ペースに関係なく、2走前の好走から直線一気のような極端な競馬がおそらく理想的。そういう意味では揉まれない大外枠も歓迎。オークスでは大外を回った馬が敗れたが、この馬は外を味方に付けられそうな予感あり。

 レッドリヴェールは極悪馬場だった札幌2歳Sを自力で勝ち、牝馬限定とはいえマイルのGⅠ戦でも好時計で連対する辺り、スピード・スタミナ・瞬発力のバランスが非常に良い馬で、あえてダービーへ使ってみたくなる陣営の意図も非常に良く理解できる。素養のバランスの良さがいかにも2400M向きで、脚質にも自在性がある。足りない素養があるとすれば馬格が牡馬と比較して決定的に劣ることくらいか。

 ハギノハイブリッドはここ数戦ハイペースの競馬を経験して覚醒した感がある。流れが緩くなったり道中で脚を使うと末脚不発の危険性もあるが、他の馬よりは2400が距離ベストという印象も。

 皐月賞が完勝だったイスラボニータ。前走で負かした馬にはおそらく先着を許さないだろうが、プラス400Mは自身との戦いに。おそらく前が速くならない対戦相手なので、今回もスムーズに流れに乗って抜け出せるかどうか。噂の遺伝子検査でも距離的に2400Mはギリギリ。堂々たるGI馬なのだが本命にはどうしても推しづらい。

 他では好位で立ち回った際に粘れるかもしれないサウンズオブアース、皐月賞では完敗だったがデキがまだ良さそうなアドマイヤデウス、距離延長がどうかだが東京がベストのベルキャニオンは少し警戒しておきたい。

 上位人気で今回評価を下げた馬は、ワンアンドオンリー、トゥザワールド、トーセンスターダム。

 ワンアンドオンリーは末脚の見た目に反して、直線の長いコースでは立ち回りがどうか。ラジオNIKKEI2歳も弥生賞も皐月賞も、いわゆる小回りの2000M。今回は内枠なので埒ピッタリで差してきたら面白いが、長く脚を使う展開だと疑問が。

 トゥザワールドは弥生賞でワンアンドオンリーを早めスパートで完封し、皐月賞は勝ち馬に完敗も連対はきっちり確保。ただ、2レースとも距離延長への余裕をあまり感じられなかったレース内容だったことは否めない。根っからの中距離馬で、ダービーディスタンスでさらに良さが出るとは考えにくい。

 前走までは3連勝だったトーセンスターダムは京都だけで結果を出してきた辺り、まだ芯が入っていないというか体力的に完成していない雰囲気がある。馬場が軽く極端に高速にもならなかった京都ではうまく立ち回れたが、皐月賞ではあっさり弾かれてしまった。血統は血統だとしても現状は厳しそう。


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >