12期 予想歴25年
◎未定
○ワールドエース5着/3人
今週のメインレースは、第64回安田記念である。
第64回安田記念は、ドバイデューティーフリーを楽勝したジャスタウェイが出走することで注目を集めている。
そこで、競馬理論の競馬予想では第64回安田記念に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
ドバイデューティーフリー組からは、1着になったジャスタウェイが第64回安田記念に出走する。
ジャスタウェイのドバイデューティーフリーの勝利という結果は、6馬身以上の着差をつけた上に、従来のレコードを2秒以上も更新しており、衝撃的な強さを見せつけた。
また、ジャスタウェイはジェンティルドンナに4馬身以上の着差をつけて去年の天皇賞・秋を勝利しており、東京コースも得意な舞台である。
そのことから、第64回安田記念の競馬予想においては、ジャスタウェイに本命級の高い評価を与えて当然である。
そして、マイラーズカップ組からは1着のワールドエース(ウィリアムズ)、2着のフィエロ(岩田康誠)、3着のエキストラエンド(横山典弘)及び9着のグランプリボス(三浦皇成)が第64回安田記念に出走する。
ワールドエースのマイラーズカップの勝利という結果は、初めてのマイルの距離ながらも好位から楽に抜けだした着差以上に強い内容であり、レコード勝ちのおまけ付きであった。
そのため、第64回安田記念の競馬予想においては、クラシック戦線で常に人気を集めていたワールドエースにも高い評価を与えて当然である。
その一方でフィエロのマイラーズカップの2着という結果は、好位のインを追走するロスのない競馬に恵まれたものであり、ワールドエースとは着差以上の能力差があった。
その点を考慮して、第64回安田記念の競馬予想においては、フィエロがワールドシップを逆転するためには、展開の助けが相当必要であると判断すべきである。
一方でエキストラエンド及びグランプリボスは、マイラーズカップの見所のないレース内容から、第64回安田記念の競馬予想において高い評価は不要である。
そして京王杯スプリングカップ組からは、1着のレッドスパーダ(四位洋文)及び2着のクラレント(川田)が第64回安田記念に出走する。
レッドスパーダ及びクラレントの京王杯スプリングカップの好走は、イン有利の馬場を先行して、ロスのない競馬をしたものであったため、レース内容としての価値は高くない。
すなわち、第64回安田記念の競馬予想においては、レッドスパーダ及びクラレントに高い評価は不要である。
そして、ダービー卿チャレンジトロフィー組からは1着のカレンブラックヒル(秋山真一郎)が第64回安田記念に出走する。
カレンブラックヒルのダービー卿チャレンジトロフィーの勝利という結果は、中山の1600mで有利な1枠を生かしてロスのない競馬をしたため、レース内容としての価値は低い。
すなわち、第64回安田記念の競馬予想においては、カレンブラックヒルに高い評価は不要である。
そして、産経大阪杯組からは4着のカレンミロティック及び5着のショウナンマイティ(北村宏司)が第64回安田記念に出走する。
カレンミロティックの産経大阪杯の4着という結果は、マイペースの逃げを打ってのものであったため、レース内容としての価値は高くない。
また、ショウナンマイティの産経大阪杯の5着という結果も逃げ争いから大きく離れた4番手を追走したものであったため、カレンミロティック以上に見所がなかった。
そのことから、第64回安田記念の競馬予想においては、カレンミロティック及びショウナンマイティに高い評価は不要である。
ただし、ショウナンマイティは大きな不利を受けた去年の安田記念でも2着に好走していることから、去年の内容だけ走れば互角以上の競馬は可能である。
しかしながら、ショウナンマイティは去年の秋以降のレース内容があまりに冴えないため、第64回安田記念の競馬予想においては、去年の安田記念のレース内容を考慮しても、押さえ程度の評価にとどめるべきである。
そして、NHKマイルカップ組からは1着のミッキーアイル(浜中俊)が第64回安田記念に出走する。
ミッキーアイルのNHKマイルカップの勝利の結果は、イン有利の馬場をマイペースで逃げる展開に恵まれたものであったため、G1勝ちの実績ほどの評価は不要である。
すなわち、第64回安田記念の競馬予想においては、イン有利の馬場で楽に逃げる展開に恵まれたとしても、ミッキーアイルが止まる可能性のほうが高いと判断すべきである。
そして、都大路ステークス組からは1着のグランデッツァ(石橋脩)が第64回安田記念に出走する。
グランデッツァの都大路ステークスの勝利という結果は、オープン特別の弱いメンバー構成とはいえ、時計・着差ともに抜群の内容で力の違いを見せつけた。
そのため、第64回安田記念の競馬予想においては、皐月賞でも1番人気に推された素質馬グランデッツァには要注意である。
そして、京都記念組からは2着のトーセンラー(武豊)が第64回安田記念に出走する。
トーセンラーの京都記念の2着という結果は、超スローペースで逃げたデスペラードを捕えきれなかっただけであり、負けて強しの内容であった。
また、トーセンラーは去年のマイルチャンピオンシップを制しており、芝のマイル戦線ではトップクラスの能力を秘めている。
そのため、第64回安田記念の競馬予想においては、実績のない東京コースを考慮しても、トーセンラーに押さえ程度の評価は必要である。
そして、ヴィクトリアマイル組からは4着のホエールキャプチャ(蛯名正義)が第64回安田記念に出走する。
ホエールキャプチャのヴィクトリアマイルの4着という結果は、イン有利の馬場において終始外を回らされたため、レース内容としては一番であった。
そのため、第64回安田記念の競馬予想においては、東京コースならば崩れないホエールキャプチャにも注意が必要である。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第64回安田記念に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第64回安田記念の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第64回安田記念の予想をお楽しみに。
以下のURLから2013年以前の安田記念の関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/yasudakinen
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