宝塚記念2014予想
ゴールドシップの連覇なるか?

予想屋マスター
12期 予想歴25年

◎未定 

○ウインバリアシオン7着/2人


今週のメインレースは、第55回宝塚記念である。

第55回宝塚記念は、13頭立ての登録ということで、上半期のグランプリレースとしては寂しいメンバー構成となっている。

そこで、競馬理論の競馬予想では第55回宝塚記念に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

天皇賞春組からは、2着のウインバリアシオン(岩田康誠)、3着のホッコーブレーヴ(戸崎圭太)、6着のフェイムゲーム(北村宏司)、7着のゴールドシップ(横山典弘)および15着のヒットザターゲット(武豊)が第55回宝塚記念に出走する。

天皇賞春におけるウインバリアシオンの2着という結果は、終始外を回らされため、レース内容としては勝ち馬を上回ると判断できる。

すなわち、第55回宝塚記念の競馬予想においては、ウインバリアシオンに高い評価を与えて当然である。

ただし、第55回宝塚記念は先行馬不在のメンバー構成でもあるため、外の差しが届きにくい馬場になるならば、ウインバリアシオンを絶対視すべきではないとも言える。

一方で、天皇賞春におけるホッコーブレーヴの3着という結果は、ゴール前で一番目立つ伸び脚を見せたが、コースロスのない競馬をさせた田辺裕信騎手の好騎乗によるものとも言える。

つまり、第55回宝塚記念の競馬予想においては、実力を発揮できるように本格化した点を評価しつつも、ホッコーブレーヴにはウインバリアシオンより下の評価が妥当であると考える。

一方でフェイムゲーム及びゴールドシップの天皇賞春の敗戦は、終始外を回らされたため、着順ほど悲観すべき内容でもない。

このことから、第55回宝塚記念の競馬予想においては、フェイムゲームおよびゴールドシップの巻き返しにも注意を払うべきである。

特にゴールドシップは、去年の宝塚記念を圧勝していることからも分かるように、阪神2200mは得意な舞台となるため、連覇の可能性も低くはないと判断すべきである。

そして、ドバイシーマクラシック組からは、1着のジェンティルドンナ(川田)が第55回宝塚記念に出走する。

ドバイシーマクラシックにおけるジェンティルドンナの勝利は、外国でのレースのため、他の出走馬との関係が見えづらく、優劣の判断がしづらいが、結果として他の出走馬に1馬身以上の差をつけており、レース内容としての価値は高い。

ただし、ジェンティルドンナは、去年の秋以降における国内のレース内容がピークの時よりも見劣ることも確かである。

よって、第55回宝塚記念の競馬予想においては、実績断然のジェンティルドンナを絶対視までは禁物である。

なお、第55回宝塚記念は、先行馬不在のメンバー構成なので、イン有利の馬場となれば、ジェンティルドンナの器用な脚質がプラスに働くと判断すべきである。

そして、ヴィクトリアマイル組からは1着のヴィルシーナ(福永祐一)、2着のメイショウマンボ(武幸四郎)及び7着のデニムアンドルビー(浜中俊)が第55回宝塚記念に出走する。

ヴィクトリアマイルにおけるヴィルシーナ及びメイショウマンボの好走は、牝馬限定の弱いメンバー構成に恵まれた上に、イン有利の馬場によるロスのない競馬に恵まれたことも確かなため、レース内容としての価値は高くないと判断できる。

すなわち、第55回宝塚記念の競馬予想においては、ヴィルシーナ及びメイショウマンボが好走するためには、展開による助けも必要と判断すべきである。

一方で、ヴィクトリアマイルにおけるデニムアンドルビーの7着という結果は、前残りの展開によって脚を余していたが、見所がなかったことも事実である。

その点を考慮して、第55回宝塚記念の競馬予想においては、デニムアンドルビーに高い評価は不要である。

ただし、デニムアンドルビーはジャパンカップにおいて2着に追い込んだ実績があるため、スローペースな展開においての瞬発力勝負かつ、外も伸びる馬場状態の時には注意が必要である。

そして、鳴尾記念組からは4着のカレンミロティック(池添謙一)及び8着のトーセンジョーダン(内田博)が第55回宝塚記念に出走する。

鳴尾記念におけるカレンミロティックおよびトーセンジョーダンの敗戦は、開幕週の馬場で、好意のインを追走し、ロスのない競馬をしたものであったが、レース内容としては着順ほどの価値がない。

すなわち、第55回宝塚記念の競馬予想においては、カレンミロティック及びトーセンジョーダンに高い評価は不要である。

そして、中山記念組からは5着のヴェルデグリーン(田辺裕信)が第55回宝塚記念に出走する。

ヴェルデグリーンの中山記念の5着という結果は、距離不足が影響を及ぼしたが、1枠からロスのない競馬をした割には最終的に伸びなかった。

その点を考慮して、第55回宝塚記念の競馬予想においては、ヴェルデグリーンに押さえ程度の評価を与えれば十分であるとも言える。

以上のように、競馬理論の競馬予想では、第55回宝塚記念に出走する有力各馬の能力を分析した。

この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第55回宝塚記念の最終的な予想を決断する。

競馬理論のファンの方は、第55回宝塚記念の予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前の宝塚記念の関連記事がご覧いただけます。

http://www.keibariron.com/database/takarazukakinen

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宝塚記念2014回顧
ゴールドシップが連覇達成

予想屋マスター
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次走狙い:ゴールドシップ


第55回 宝塚記念は、1番人気のゴールドシップが人気に応えて勝利し、宝塚記念の連覇を達成した。

レース中、ゴールドシップはいつものようにスタートで後手を踏んでしまったが、極端にペースが落ち着いたため、ポジションアップして、好位の外目を確保した。

そして、ゴールドシップは、4コーナーで横山典弘騎手に仕掛けられると、あっという間に馬群を突き抜けて、第55回 宝塚記念を制覇した。

第55回 宝塚記念におけるゴールドシップの勝利という結果は、3馬身の着差が示すように、他の出走馬との能力の違いを見せつけた。

すなわち、第55回 宝塚記念以降のG1戦線の競馬予想においても、ゴールドシップが気難しさを出さずに持ち前の能力を出し切りさえすれば、好走するであろうと判断すべきである。

一方で、第55回 宝塚記念では9番人気のカレンミロティックが2着に入った。

カレンミロティックは、先行力を生かして3番手からレースを進めたが、4コーナーでは池添謙一騎手の手応えが悪く、劣勢に見えた。

しかしながら、カレンミロティックは、そこからしぶとくゴールドシップに食い下がった結果、2着を確保した。

第55回 宝塚記念におけるカレンミロティックの2着という結果は、スローペースかつ外が伸びにくい馬場で先行した展開に恵まれたため、レース内容としてはG1レースで2着というほどの価値はない。

つまり、第55回 宝塚記念以降の重賞戦線の競馬予想においては、カレンミロティックが好走するためには前残りの展開で楽に先行するなど展開による助けが必要と判断すべきである。

そして、第55回 宝塚記念では8番人気のヴィルシーナ(福永祐一)が3着に粘り込んだ。

ヴィルシーナは、スタート後、楽に先手を取ると、他の出走馬に競りかけられることもなく直線に向いた。

そして、ヴィルシーナはフェイムゲームに交わされてしまったため、万事休すかのようにも見えたが、しぶとい粘り腰を発揮して、3着に粘り込んだ。

第55回 宝塚記念におけるヴィルシーナの3着という結果は、先行馬不在のメンバー構成で楽に逃げを打つ展開に恵まれたため、レース内容としての価値は低いと言える。

よって、第55回 宝塚記念以降の重賞戦線の競馬予想においては、ヴィルシーナに高い評価は不要であると判断できる。

以上のように、第55回 宝塚記念は、ゴールドシップの強さだけが際立つ一戦となっており、2着以下は前残りの展開および外が伸びない馬場状態によって、それが結果に大きな影響を与えていた。

競馬理論のファンの方は、ゴールドシップの今後の走りを大いに期待して頂きたい。

以下のURLから2013年以前の宝塚記念の関連記事がご覧いただけます。

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