中京記念2009予想
乱戦でも追い込みは届かなさそう

KUROSHIMA
08期 予想歴14年

◎未定 

○トウカイルナ8着/17人
▲ベンチャーナイン9着/5人


 いまの芝の雰囲気では大外一気が厳しいとみて、ベンチャーナインの評価は少し落とします。

 ベンチャーよりはもう少し前で立ち回れそうなトウカイルナに注目。軽ハンデ、時計のかかる馬場は好材料。道中ロスなく立ち回って、直線でうまく馬群がさばければ意外と出番あるかも。セラフィックロンプを物差しにすれば、少なくとも人気よりは走れるはず。

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 ベンチャーナインの距離別連対実績は、芝1800と芝2000で2回ずつ。なかでも印象的なのは、やはり芝2000の京成杯2着とプリンシパルS勝ちだろう。距離を問わず末脚一手で追い込んでくるが、実績からも最も適性が高そうなのは芝2000。

 中京芝は昨年から今年にかけて使い詰め、開幕週とはいえどんな馬場になるか、走ってみないと分からない面がある。それでもパンパンの高速馬場はちょっと考えにくいので、その点でこの馬の持ち時計でも十分通用する可能性はある。また、中京芝2000は小回りで3角から4角の勝負所で下り坂、前半は緩やかなペースでも3角過ぎから展開が乱れるケースも十分有り得、メンバー構成からも前が早めにスパートしそうな雰囲気もあり、直線で横一線の乱戦になる可能性は高いと思われる。

 ダイヤモンドSでは前が崩れて絶好の展開にも関わらず、最後は脚が止まって4着。あの内容を見る限り、ステイヤー・ディスタンスはこの馬には長過ぎる。適距離に戻って多頭数のハンデ戦なら、ドサクサに紛れて台頭のチャンスもあるのでは。


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中京記念2009回顧
次走危険馬だらけのローカル重賞

KUROSHIMA
08期 予想歴14年

次走危険:ヤマニンキングリー
次走危険:ヴィクトリー


 人気薄のサクラオリオンが勝ったからではないが、このレースで地力があって根が強いと思える馬は、少なくとも着順1桁組ではほぼ皆無だった。次走巻き返しがあるとすれば、まともな競馬をしていないorできなかった着順2桁の馬だろうが、アテがないのも確か。本音をいえば全馬を次走危険にしたいほど。

 ヤマニンキングリーは昨年秋以降、コンスタントに活躍を続けているが、今回取りこぼしたのは展開のアヤもあるにせよ、中山金杯・小倉大賞典の内容や対戦相手を踏まえると、さすがに少し頂けない結果では。オープン馬としては長く安定した成績を残しているが、陣営の的確なレース選択と適度なレース間隔のおかげも大きい。それでも今回勝ち切れなかった辺り、使い詰めの影響が出てきた可能性もある。次走も大きく人気を落とすことはないはずだが、上積みは望み辛くむしろパフォーマンスの低下が心配だ。

 復調中のヴィクトリーもハンデ58キロを背負って健闘はしている。ただ、大負けこそしていないがこの時計でも逃げ切れなかったうえ、行き脚こそ見せているが、切れる脚はまだ使えていない現状。もっと良くなる余地はあるが、復活のタイミングは次走ではまだないような気がする。


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