08期 予想歴16年
◎ブレイズアトレイル
4着/6人気
○マジェスティハーツ3着/5人
▲サトノギャラント7着/3人
△ダイワマッジョーレ11着/4人
★傾向分析★
2012年 タイム 1’35”1 (良) 1FAve=11.89 3FAve=35.66
テン35.3-中盤23.8(3F換算35.70)-上がり36.0 『前傾・一貫』
1着フラガラッハ・・・デュランダル×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔11-d〕 16-15
2着ショウリュウムーン・・・キングカメハメハ×ダンスインザダーク=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔12〕 5-4
3着トライアンフマーチ・・・スペシャルウィーク×ダンシングブレーヴ=サンデーサイレンス×リファール 〔7-d〕 9-9
2013年 タイム 1’33”5 (良) 1FAve=11.69 3FAve=35.06
テン35.7-中盤23.0(3F換算34.50)-上がり34.8 『裏「へ」』
1着フラガラッハ・・・デュランダル×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔11-d〕 10-10
2着ミッキードリーム・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔4-m〕 3-2
3着リルダヴァル・・・アグネスタキオン×サンダーガルチ=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔2-f〕 5-6
流れは、12年が『前傾・一貫』、13年が『裏「へ」』。中京コース改修後、まだ共通した流れがないのだが、好走馬の位置取りは差しが多く、やはり直線がやや長いコースにて末脚勝負になりやすいということと考える。基本的には、上がり重視で考えて良いと思われる。
また外枠の好走馬が2年連続していて、内よりは外が有利と考えたい。
血統の傾向は、サンデーサイレンス系×欧州スタミナ型血統配合馬が好走多い傾向。欧州スタミナ型血統は、トニービン系、キングマンボ系、リファール系など凱旋門賞で好走しているような血統で、スタミナ適性が末脚勝負にもう一押しが利くポイントになると考える。
ステップの傾向は、米子Sからのステップ馬が好走していても惨敗していても好走していて、相性が良いと思われる。
★予想★
◎ブレイズアトレイル・・・ダイワメジャー×エルコンドルパサー=サンデーサイレンス 〔3-e〕
前走米子S2着(=阪神芝1600m:0.2秒差)。中京芝コースは(1-0-0-1)、芝1600m戦は(3-1-0-6)。前走米子Sでは上がり1位で好走していて、上がり勝負にも向くし、また米子Sからのステップ馬は好走も多く期待値が高いので、好走に期待して評価する。血統的にも、母父エルコンドルパサーで欧州型血統の要素も多く、適性は合うと考える。
ダイワメジャー産駒はサンデーサイレンス系で、力強いスピードを持ち、芝1600~2000mを得意とするマイラーや中距離型。フジキセキに近いイメージで、自身がダートを圧勝した実績もあるのでダートの得意な馬力型のタイプと、芝で鋭く斬れる脚を使うタイプと存在するはず。ダイワメジャー自身が中山芝コースで好走が多かったように、また古馬で本格化するまでは直線の長い東京芝コースや京都芝コースなどで最後につかまるレースが多かったことからも、キレよりもスピードの持続性能を活かしたレースに向くと考えますが、完成度は高い。本格化すると鋭く斬れる脚も使えるようになる(=父母父ノーザンテーストの成長能力で引き出される感じと思います)。また直線の短い中山・阪神芝コースでは1着も多いが、東京・京都芝コースになると勝ちきれずに2・3着になることが多い。母父エルコンドルパサーはミスプロ系だが、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかすキングマンボ系。脅威の成長力と高齢まで衰えない息の長さを持つ。総じてスタミナ、パワーに優れ、芝なら小回りに強く、瞬発力勝負よりも、上がりの速くない展開やコースで本領を発揮する。
No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号eは、気性が荒く、平均ペース以上での雪崩れ込みが得意で、上がりのかかる消耗的な流れに強い特性がある。また重馬場やダートなど時計のかかる馬場に強いが、一旦調子を崩すと復活が難しく、調子のピークが短い。
○マジェスティハーツ・・・ハーツクライ×ボストンハーバー=サンデーサイレンス×ボールドルーラー 〔13-c〕
前走エプソムC6着(=東京芝1800m:0.4秒差)。中京芝コースは(1-0-0-0)、芝1600m戦は(2-0-0-1)。前走エプソムCは最後方から上がり1位で追込むも届かずの内容で、今回は好走の多いいつもの鞍上に戻るし、巻き返しは十分可能と考えて好走に期待して評価する。
ハーツクライ産駒はサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンがかかり加速できる器用さはないが、助走をつけて末脚が全開になりギアが入れば長く良い脚を繰り出す。馬群の外をのびのび走れるコース向き。サンデーサイレンス系としては、ダンスインザダーク産駒に近く、点火しづらい弱点を持ちつつ、嵌れば大仕事という“難儀なステイヤー血統”。ペースが締まるGⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離~クラシックが能力を活かしやすい。牡馬は芝1800m~2600m、牝馬は芝1400m~2000mを中心に走る。後方一気型は展開に左右され、直線だけの勝負や、内しか伸びない馬場は不発多数。スローが苦手なわけではなく、前半じっくり追走して、助走付きのロングスパートが出来れば好走可能。長い直線+剛腕騎手はプラス条件になる。母父ボストンハーバーはボールドルーラー系で、早熟のスプリンター血統で、2歳夏の早い時期から好走は多いのだが、成長力やスタミナに乏しい。高速決着には強いが、スタミナは劣るので、骨っぽい相手や距離が延びると苦戦し、降級や再び短距離戦など元の距離に戻って好走する傾向がある。もまれ弱いため、外枠での好走が多く、前走内枠でもまれて惨敗した馬が、外枠に入った時は穴の狙い目。また休み明けや叩き2戦目の好走が多く、仕上がり安い血統でもあり、使い詰めのローテーションは下降線を描く。
No.〔13〕の牝系は、クラスの壁をキャリアを積みながら超えていくタイプが多い牝系。叩き良化型でもある。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
▲サトノギャラント・・・シンボリクリスエス×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔9-c〕
前走谷川岳S2着(=新潟芝1600m:0.0秒差)。中京芝コースは(0-0-0-1)、芝1600m戦は(4-2-1-1)。今回約3ヶ月の休み明けとなるが、休み明けは(2-1-0-2)と好走も多く、それほど大きな割引にならない馬と考える。速い上りも繰り出せる馬だし、芝1600m戦の好走の多さに期待して評価する。
シンボリクリスエス産駒はロベルト系で、本格化前までは詰め甘で、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮するが、意外にあっさり強敵相手に凡走する淡泊さも持ち合わせている。2歳~3歳春の時期のロベルト系は全般的に詰め甘なことが多いが、クラシック春シーズンを終えると本格化を始める。またロベルト系は緩い流れよりも、ペースの締まる流れで底力を問われると好走しやすくなる特性もある。特にレコード決着など時計が速くなる厳しい流れで覚醒する。叩き良化型でさらに上昇中はロベルト系の好走ポイント。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門で、広いコース変わりはプラス要因。3歳秋以降は本格化が始まり、堅実に走るタイプとなるが、人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
△ダイワマッジョーレ・・・ダイワメジャー×Law Society=サンデーサイレンス×リボー 〔12-e〕
前走中山記念8着(=中山芝1800m:1.0秒差)。中京芝コースは(0-1-0-0)、芝1600m戦は(1-3-1-2)。近走は凡走しているが、13年マイルCS2着馬でもあり、秘めた能力は高い馬。芝1600m戦の好走も多いが、やや詰め甘な戦績から連下候補と考えて好走に期待して評価する。
ダイワメジャー産駒はサンデーサイレンス系で、力強いスピードを持ち、芝1600~2000mを得意とするマイラーや中距離型。フジキセキに近いイメージで、自身がダートを圧勝した実績もあるのでダートの得意な馬力型のタイプと、芝で鋭く斬れる脚を使うタイプと存在するはず。ダイワメジャー自身が中山芝コースで好走が多かったように、また古馬で本格化するまでは直線の長い東京芝コースや京都芝コースなどで最後につかまるレースが多かったことからも、キレよりもスピードの持続性能を活かしたレースに向くと考えますが、完成度は高い。本格化すると鋭く斬れる脚も使えるようになり(=父母父ノーザンテーストの成長能力で引き出される感じと思います)、現在本馬はその本格化モードで、鋭い差し脚も使える。また直線の短い中山・阪神芝コースでは1着も多いが、東京・京都芝コースになると勝ちきれずに2・3着になることが多い。母父Law Societyはリボー系で、底力のある中長距離血統で、条件戦よりも重賞でこそ真価を発揮する。母父としては配合種牡馬により適距離は異なるが、リボー系の両刃となる不安定さと底力を確実に伝えている。
No.〔12〕の牝系は、早い時期から走る馬もいるが、3歳秋から古馬にかけて本格化する馬が多い牝系。また高齢でも衰えが少なくタフな馬が多い。分枝記号eは、気性が荒く、平均ペース以上での雪崩れ込みが得意で、上がりのかかる消耗的な流れに強い特性がある。また重馬場やダートなど時計のかかる馬場に強いが、一旦調子を崩すと復活が難しく、調子のピークが短い。
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