08期 予想歴16年
◎アスカノロマン
5着/3人気
○ノースショアビーチ6着/4人
▲ランウェイワルツ3着/9人
△レッドアルヴィス4着/2人
★傾向分析★
2009年 タイム 1'49"5 (良) 1FAve=12.17 3FAve=36.50
テン35.7-中盤36.4-上がり37.4 『前傾』
1着トランセンド・・・ワイルドラッシュ×トニービン=ニアークティック×グレイソヴリン 〔A4〕 2-2
2着スーニ・・・Soto×Roanokeo=ヴァイスリージェント×リボー 〔9-f〕 3-3
3着スタッドジェルラン・・・キングカメハメハ×Black Tie Affair=キングマンボ×ミスプロ 〔4〕 3-3
2010年 タイム 1'51"8 (良) 1FAve=12.42 3FAve=37.27
テン35.4-中盤37.9-上がり38.5 『前傾・中弛み』
1着ミラクルレジェンド・・・フジキセキ×Awesome Again=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔20〕 8-8
2着グリッターウイング・・・クロフネ×タニノギムレット=ヴァイスリージェント×ロベルト 〔7〕 4-4
3着ソリタリーキング・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔4-d〕 2-2
2011年 タイム 1'52"0 (稍重) 1FAve=12.44 3FAve=37.33
テン35.3-中盤39.3-上がり37.4 『前傾・中弛み』
1着ボレアス・・・ディープインパクト×フレンチデピュティ=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔4-n〕 11-7
2着タカオノボル・・・ネオユニヴァース×Touch Gold=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔2-b〕 4-4
3着タナトス・・・シンボリクリスエス×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔13-c〕 2-1
2012年 タイム 1’51”8 (良) 1FAve=12.42 3FAve=37.27
テン35.6-中盤38.4-上がり37.8 『前傾』
1着ホッコータルマエ・・・キングカメハメハ×Cherokee Run=キングマンボ×レッドゴッド 〔9-e〕 3-2
2着ナムラビクター・・・ゼンノロブロイ×エンドスウィープ=サンデーサイレンス×フォーティナイナー 〔7-c〕 8-6
3着イジゲン・・・Empire Maker×Dixieland Band=ミスプロ×ノーザンダンサー 〔22-d〕 11-11
2013年 タイム 1’50”3 (稍重) 1FAve=12.26 3FAve=36.77
テン35.7-中盤37.6-上がり37.0 『前傾・中弛み』
1着インカンテーション・・・シニスターミニスター×Machiavellian=エーピーインディ×ミスプロ 〔22-a〕 3-2
2着サトノプリンシパル・・・Bernardini×Nureyev=エーピーインディ×ヌレイエフ 〔14-c〕 1-1
3着ケイアイレオーネ・・・Henny Hughes×Marquetry=ストームバード×ミスプロ 〔16-g〕 3-2
流れは09年と12年が『前傾』、10年・11年・13年は『前傾・中弛み』と、過去5年で共通しているのは『前傾』の流れ。展開的には逃げ・先行に厳しいはずの流れだが、好走馬は先行し押し切るようなタイプの好走が多く、ダート特有の厳しい流れを前で踏ん張れるタイプが向いていると考える。
血統の傾向は、ダートの上位種牡馬のフジキセキ、ワイルドラッシュ、シンボリクリスエス、ネオユニヴァース、キングカメハメハなどが好走。ヴァイスリージェント系(=クロフネやフレンチデピュティなど)が好走し、相性は良い。ダートの上位種牡馬はそのまま評価してよいと考える。その上で、芝GⅠ好走馬も輩出している種牡馬も好走しやすいと考える。これは新潟ダートコースが、スピード適性を要求されやすいコースということが原因と考える。
ステップの傾向は、前走古馬混合1000万条件好走馬の好走が多い傾向。麒麟山特別や瀬波温泉特別や御嶽特別など、D1800mで好走している馬なら要注意。
またジャパンDD上位馬(=大井D2000m)も好走していて、実績はそのまま評価できると考える。
★予想★
レパードSのポイントは、
①『前傾』の流れが基本。それでも前につけた馬の好走が多く、4コーナー5番手以内の馬の好走が多い。ダート適性がやはり問われるものと考える。
②ヴァイスリージェント系、エーピーインディ系には注目。前走好走しているなら特注。
③ジャパンDD組は中央ダートで底を見せていない馬。ただし古馬混合1000万条件戦好走歴やダート重賞好走歴があるなら割り引く必要はなし。
④古馬混合1000万条件戦好走馬(=特にD1800m)は要注目。D1800m好走実績及び左回りDコース好走実績の高い馬をより評価すべし。
⑤No.〔4〕の牝系は特注。
◎アスカノロマン・・・アグネスデジタル×タバスコキャット=ミスプロ×ストームバード 〔2-d〕
前走1000万条件戦濃尾特別1着(=中京D1800m)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(3-2-0-1)。
アグネスデジタル産駒はミスプロ系で、アグネスデジタルは現役時代に芝・ダート兼用型でマイル~中距離で強さを発揮した異能のオールラウンダー。産駒もその特性を受け継いでいるようでマイル~中距離で強さを発揮し、また軽いスピードを披露しながらすぐに差しを覚える産駒も多く、脚質の幅と学習能力の高さを有している。基本は人気馬が信頼にこたえて好走することが多く、人気薄での好走がかなり稀であり、またローテーションも間隔を詰めたときに好走が多いのも特徴。前走と同じ距離を走った時の成績が良く、変化や刺激を好まない。また各馬に得意の距離が存在する。母父Tabasco Catはストームバード系で、仕上がりの早さがあり、素質のある馬は3歳春までに勝ち上がる。長所はハイペースを先行してもバテないことで、芝なら小回りコースの方が向く。弱点は精神的なタフさがなく、揉まれる競馬が苦手なこと。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
○ノースショアビーチ・・・キングカメハメハ×Boundary=キングマンボ×ダンチヒ 〔14-e〕
前走ジャパンDD4着(=大井D2000m:0.1秒差)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(1-0-0-1)。
キングカメハメハ産駒はキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。母父Boundaryはダンチヒ系で、短距離を突っ走るだけの産駒もいるが、母系に粘りのダマスカスが入るので、ローカルコースなら勝負になる。芝に限れば、良い脚を長く使うタイプではないが、直線の長いコースよりも、直線の短いコースやローカルコースに向く。2歳から走り、4歳・5歳になってもしぶとく活躍する。芝・ダート兼用で、芝→ダート替わり、ダート→芝変わりは要注意。
No.〔14〕の牝系は、早い時期にも活躍する馬もいるが、総じて晩成型で古馬になって強さを発揮する。分枝記号eは、気性が荒く、平均ペース以上での雪崩れ込みが得意で、上がりのかかる消耗的な流れに強い特性がある。また重馬場やダートなど時計のかかる馬場に強いが、一旦調子を崩すと復活が難しく、調子のピークが短い。
▲ランウェイワルツ・・・ゴールドアリュール×アフリート=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔9-c〕
前走ジャパンDD5着(=大井D2000m:0.2秒差)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(1-0-0-0)。
ゴールドアリュール産駒はサンデーサイレンス系で、芝なみのハイペースで飛ばしてもバテず、スピード化の進むダートに向く“芝も走れるダート血統”。ダートで人気の場合の信頼性も高く、軸馬としても安定している。どちらかといえば叩き良化型で、淀みないペースに向き、パワーとスタミナに富む。弱点は小刻みなギアチェンジが苦手なこと。母父アフリートはミスプロ系で、軽めのダートでスピードを活かし、好位差しや逃げ切り戦法が得意。出入りの激しくない展開で安定感を発揮し、外めの枠から揉まれずに先行した時や、雨が降って脚抜きのいいダートになった時に2割増しの能力をみせる。外枠、湿ったダート、休み明けが狙いどころ。格下相手にはきっちり力を示す反面、格上相手の番狂わせは多くない。芝はローカル向きで、ダートよりムラ駆けする。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門で、広いコース変わりはプラス要因。3歳秋以降は本格化が始まり、堅実に走るタイプとなる。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
△レッドアルヴィス・・・ゴールドアリュール×Grindstone=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔25〕
前走ユニコーンS1着(=東京D1600m)。新潟Dコースは初で、D1800m戦は(1-0-1-0)。
ゴールドアリュール産駒はサンデーサイレンス系で、芝なみのハイペースで飛ばしてもバテず、スピード化の進むダートに向く“芝も走れるダート血統”。ダートで人気の場合の信頼性も高く、軸馬としても安定している。どちらかといえば叩き良化型で、淀みないペースに向き、パワーとスタミナに富む。弱点は小刻みなギアチェンジが苦手なこと。母父Grindstoneはミスプロ系で、芝・ダート兼用の中長距離血統。2歳夏からいきなり走るタイプではないが、マイル・中距離戦の始まる時期には走り始め、3歳~4歳時が成長曲線の山となる。脚を溜めて直線勝負に賭けると弾けるアンブライドルド系ではある。
No.〔25〕の牝系は、活躍馬が近年ではカレンブラックヒルだけで、やや衰退気味の牝系。特性は不明。分枝記号なしにて、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。
tipmonaとは?