北九州記念2014予想
北九州記念 外枠の差し馬が基本。

軍神マルス
08期 予想歴16年

◎ニンジャ
  14着/3人気

○メイショウスザンナ17着/5人
▲ブルーデジャブ9着/10人
△スギノエンデバー16着/7人


★傾向分析★
2009年 タイム 1’07”5 (良) 1FAve=11.25 3FAve=33.75
テン32.3-上がり34.8 『前傾』
1着サンダルフォン・・・サクラバクシンオー×ジェイドロバリー=プリンスリーギフト×ミスプロ 〔1-w〕 8-4
2着レディルージュ・・・ブライアンズタイム×Kingmambo=ロベルト×キングマンボ 〔2-p〕 6-4
3着カノヤザクラ・・・サクラバクシンオー×Woodman=プリンスリーギフト×ミスプロ 〔9-h〕 6-4

2010年 タイム 1’07”1 (良) 1FAve=11.18 3FAve=33.55
テン32.1-上がり35.0 『前傾』
1着メリッサ・・・ホワイトマズル×トニービン=リファール×グレイソヴリン 〔3-l〕 13-10
2着スカイノダン・・・サクラバクシンオー×Wild Again=プリンスリーギフト×ニアークティック 〔2-n〕 5-5
3着サンダルフォン・・・サクラバクシンオー×ジェイドロバリー=プリンスリーギフト×ミスプロ 〔1-w〕 8-6

2011年 タイム 1’07”2 (良) 1FAve=11.20 3FAve=33.60
テン32.4-上がり34.8 『前傾』
1着トウカイミステリー・・・キングカメハメハ×Green Forest=キングマンボ×ダンチヒ 〔2-d〕 13-9
2着エーシンリジル・・・フレンチデピュティ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔8-f〕 6-4
3着エーシンヴァーゴウ・・・ファルブラヴ×Thunder Gulch=ノーザンダンサー×ミスプロ 〔4-c〕 3-3

2012年 タイム 1’06”9 (良) 1FAve=11.15 3FAve=33.45
テン32.2-上がり34.7 『前傾』
1着スギノエンデバー・・・サクラバクシンオー×ブライアンズタイム=プリンスリーギフト×ロベルト 〔9-f〕 13-12
2着シゲルスダチ・・・クロフネ×ブライアンズタイム=ヴァイスリージェント×ロベルト 〔12〕 10-9
3着エピセアローム・・・ダイワメジャー×Cozzene=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔14〕 16-16

2013年 タイム 1’06”7 (良) 1FAve=11.12 3FAve=33.35
テン32.2-上がり34.5 『前傾』
1着ツルマルレオン・・・ハーツクライ×Kingmambo=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔3〕 10-10
2着ニンジャ・・・グラスワンダー×アドマイヤベガ=ロベルト×サンデーサイレンス 〔1-n〕 13-14
3着バーバラ・・・ディープインパクト×Dixieland Band=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔8-g〕 7-8

 流れは、コース形態も相まって毎年『前傾』の流れ。テンは他の芝1200mと比べて、かなりきつめで32秒台になるようで、そのまま先行馬が押し切ることが難しい傾向にある。中心は4コーナー5番手前後に位置した馬の好走が多いが、それよりも後ろから差す馬の好走も多い傾向。

 血統の傾向は、サクラバクシンオー産駒、ヴァイスリージェント系、キングマンボ系など、スピードに優れた血統が好走が多い。時計も1’06秒台になることもあるためか、レコード決着向きの速い時計に対応する血統がやはり強い傾向と思われる。レコード決着に強いということでは、ブライアンズタイムやトニービンも血統としては向いていて、過去の好走馬の血統に入っていることも納得できると思います。

 牝系の傾向は、No.〔1〕〔2〕の牝系が好走馬多し。

 また差し馬の好走が多いことからも、前走上がり上位馬に注目すべし。特に前走上がり最速馬はやはり好走に期待できると思われる。
 サマースプリントシリーズでは、基本先行馬が好走する重賞が多いが、北九州記念では差し馬が中心なので、求められる適性が異なると思われ、CBC賞好走馬やアイビスサマーD好走馬でも上がり上位でなければ過信禁物と注意したい。

★予想★
北九州記念のポイントは、
①流れは、『前傾』。サマースプリントシリーズでは珍しく、前よりも後ろから差す馬を中心に据えると、展開的にも好走が多い。
②小倉芝コースは時計が速いため、速い時計に対応できる血統に注目。サクラバクシンオー産駒、ヴァイスリージェント系、キングマンボ系などスピードに優れ、レコード決着でも好走するような血統に注目。
③小倉芝コースはトニービン系の好走が多く、トニービン系を内包する馬にも注目。
④No.〔2〕の牝系は好走多し。
⑤近走の上がり上位馬に注目。
⑥外枠の軽量馬の差しに注意。

◎ニンジャ・・・グラスワンダー×アドマイヤベガ=ロベルト×サンデーサイレンス 〔1-n〕
 前走バーデンバーデンC4着(=福島芝1200m:0.4秒差)。小倉芝コースは(2-1-0-1)、芝1200m戦は(2-1-1-8)。近走はオープン戦で僅差の上位好走をしている馬で、毎回上がりは上位を繰り出している。13年北九州記念2着馬でもあり、小倉芝コースで好走が多いので、外枠の差し馬として好走に期待が出来ると考えて評価する。
 グラスワンダー産駒はロベルト系で、グラスワンダーの母父ダンチヒの特性も活かしやすい「ダンチヒ型」と父系そのままの「ロベルト型」とがいる。得意距離や得意コースがピンポイントで存在し、守備範囲がはっきりしている。スピードの豊かなタイプが「ダンチヒ型」で、ハイペースの二枚腰が持ち味で、時計勝負を苦にせず内枠や小回りの成績が良い。「ロベルト型」は、叩き良化型で根幹距離の厳しい流れが向き、不器用だが底力を問われたりスタミナのいる展開でこそのタイプ。能力が開花する中長距離に向き、成長力に富み、若い時期はジリ脚で詰めの甘かった馬が、切れ味を身に付けて上昇する。母父アドマイヤベガはスタミナ型サンデーサイレンス系で、同じ重賞で違う産駒が良く好走する特性がある。また前走0.5秒差以内で5着以内で好走した馬が次走も好走しやすい特性も併せ持つが、近年は高齢馬も増えてきたため毎回堅実に走る馬は少なくなり、叩かれながら上昇する馬や得意コースで一変する馬などムラ駆けの傾向が強まっている。また人気だと不発になることも多いが伏兵の立場だと好走しやすいタイプでもある。
タイプ。
 No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋以降は緩やかに成長する。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。

○メイショウスザンナ・・・アグネスデジタル×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔4-j〕
 前走1600万条件戦TUF賞1着(=福島芝1200m)。小倉芝コースは(0-0-0-1)、芝1200m戦は(1-0-0-0)。前走は初の芝1200m戦に出走し、上がり1位で好走。芝1200m戦がまだ2戦目という鮮度の高さに期待し、外枠の差し馬として好走に期待して評価する。
 アグネスデジタル産駒はミスプロ系で、アグネスデジタルは現役時代に芝・ダート兼用型でマイル~中距離で強さを発揮した異能のオールラウンダー。産駒もその特性を受け継いでいるようでマイル~中距離で強さを発揮し、また軽いスピードを披露しながらすぐに差しを覚える産駒も多く、脚質の幅と学習能力の高さを有している。基本は人気馬が信頼にこたえて好走することが多く、人気薄での好走がかなり稀であり、またローテーションも間隔を詰めたときに好走が多いのも特徴。前走と同じ距離を走った時の成績が良く、変化や刺激を好まない。また各馬に得意の距離が存在する。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
 No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに3歳秋から古馬にかけて成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号jは、牝馬上位の系統でトップクラスまで勝ち進むのはほとんど牝馬。牡馬は人気でアテにしづらい。

▲ブルーデジャブ・・・アドマイヤコジーン×サクラローレル=グレイソヴリン×レッドゴッド 〔7-c〕
 前走アイビスサマーD6着(=新潟芝1000m:0.2秒差)。小倉芝コースは初で、芝1200m戦は(0-0-1-4)。近走は凡走続きだが、上がりは毎回上位を繰り出していて、今回前傾の差し有利な流れなら突きぬける可能性も秘めていると考えて好走に期待して評価する。前走アイビスサマーD出走にて気性が前向きになると思われ、いつもよりやや前に位置するのではと考えて、差し届く位置取りになるのではと期待する。
 アドマイヤコジーン産駒はグレイソヴリン系で、全体的なスピードが最大の持ち味。淀みなく流れる展開が合い、ハイペースを先行しても踏ん張りが利く。2歳から走るが早熟血統ではなく、古馬になってひと皮むける。短距離での好走が多いが、産駒によって距離適性は異なる。芝の道悪が得意だが、また夏の新潟のような高速馬場にも強い。母父サクラローレルはレッドゴッド系で、欧州スタミナ型血統。芝・ダートとも中距離以上を仕事場としている。安定感はないが、時計のかかる馬場やハイペースの消耗戦といったツボに嵌ると高い能力を発揮し、格上相手でも引けをとらない。騎手の乗り替わりや芝・ダート替わりなどで刺激を与えると隠れていた能力を発揮し、穴をあける。
 No.〔7〕の牝系は、牡馬と互角に戦う牝馬が多く、京都コースや阪神コースでの好走が多い牝系。また距離変更ショックや位置取りショックなどのショックが良く効く特性があり、間隔を詰めた時にも良く好走する。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。

△スギノエンデバー・・・サクラバクシンオー×ブライアンズタイム=プリンスリーギフト×ロベルト 〔9-f〕
 前走CBC賞4着(=中京芝1200m:0.4秒差)。小倉芝コースは(4-0-1-2)、芝1200m戦は(5-5-6-20)。12年北九州記念1着馬で、小倉芝コースで好走の多い馬でもある。前走も上がり上位を繰り出しているし、まだまだ展開次第では十分好走可能と考えて、今回は外枠の差し馬ということで好走に期待する。サクラバクシンオー産駒なので、得意なレースと不得意なレースとあるはずだが、本馬自身も好走している北九州記念は好走は期待できるはず。その点にも期待する。
 サクラバクシンオー産駒はプリンスリーギフト系で、テンのダッシュ力に優れ、スピードという意味合いではピカイチの種牡馬。休み明けから好走可能で、使い詰めるとパフォーマンスが低下する鮮度重視の特性がある。持ち時計には限界があり、各馬の能力を示す指標にもなる。中4週~8週のローテーションが良く、それより短くても長くても成績が落ちる。レース間隔1~2ヶ月がホットスポット。母父ブライアンズタイムはロベルト系で、タフな展開や目一杯に仕上げられた時にMAXの能力を発揮するスパルタ型。休み明けよりも叩いてこそのタイプが多い。またロベルト系は緩い流れよりも厳しい流れに向き、ペースの緩まないマイル戦はプラス要因。
 No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面叩いて一変が少ないタイプ。不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い。


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >