オールカマー2014予想
オールカマー 新潟芝2200mの傾向。

軍神マルス
08期 予想歴16年

◎サトノノブレス
  16着/1人気

○クランモンタナ14着/3人
▲マイネルラクリマ1着/2人
△クリールカイザー3着/12人


今年は新潟芝2200mで行われるオールカマー。先週のセントライト記念と同様に、例年の中山芝2200mとはコース形態があまりに違うため、過去の傾向は参考にならず、新潟芝2200mのコース傾向を参考に予想したいと思います。

参考:田端到さん著 王様が教えてくれたまさかの血統馬券術より

スタートはスタンド側の直線から発走する内回りのコースで、コーナー4つを回るコース。直線は外回りコースの場合659mだが、内回りコースの場合359mと短くなる。コース自体は起伏が少なく、ほぼ平坦なコースだが、直線が短いため後方一気は難しく、だがあまりペースが緩まないため、逃げ馬には厳しく、好位や中団で柔軟に立ち回れる馬が有利。コーナー4つのコースということで、あがり3ハロンが外回りコースのように極端に速くなることはほとんどない。

そのため好走が多い血統は、1位ステイゴールド、2位シンボリクリスエス、3位ジャングルポケット、4位オペラハウス、5位ダンスインザダーク、6位ディープインパクト、7位アグネスタキオン、8位マンハッタンカフェ、9位ゼンノロブロイ、10位キングカメハメハなど。外回りコースで好走が多いディープインパクト産駒やキングカメハメハ産駒よりも、欧州スタミナ型血統が好走しやすいコースのようです。

★予想★
◎サトノノブレス・・・ディープインパクト×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔9-f〕
 前走小倉記念1着(=小倉芝2000m)。中山芝コースは初で、芝2200m戦も初。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父トニービンはグレイソヴリン系で、母父としては万能血統。長距離を好走できるスタミナ、競っての底力、成長力などを補完する。強敵相手に好走しやすい特性や連続好走しやすい特性も持っている。一度上昇して連続好走中なら、一定期間は期待出来る。
 No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。

○クランモンタナ・・・ディープインパクト×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔3-l〕
 前走新潟記念2着(=新潟芝2000m:0.0秒差)。中山芝コースは初で、芝2200m戦は(2-1-0-0)。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父トニービンはグレイソヴリン系で、母父としては万能血統。長距離を好走できるスタミナ、競っての底力、成長力などを補完する。強敵相手に好走しやすい特性や連続好走しやすい特性も持っている。一度上昇して連続好走中なら、一定期間は期待出来る。
 No.〔3〕の牝系は、3歳秋から古馬にかけて著しく成長し、4歳秋が一番充実する。5歳前半はまだまだ成長し能力の衰えはない時期だが、5歳秋以降は衰えも見え始める。分枝記号lは、能力が高くトップクラスのポテンシャルを秘めていて成長力も豊富。

▲マイネルラクリマ・・・チーフベアハート×サンデーサイレンス=ダンチヒ×サンデーサイレンス 〔A4〕
 前走七夕賞3着(=福島芝2000m:0.4秒差)。中山芝コースは(0-1-0-4)、芝2200m戦は(0-0-0-1)。
 チーフベアハート産駒はダンチヒ系で、前走で大敗していても軽く巻き返す穴血統。各馬が狭いストライクゾーンを持ち、ピンポイントで条件が揃うと好走する。天皇賞春好走のマイネルキッツがいれば、スプリンターズS好走のビービーガルダンもいる、距離適性も様々だが、共通しているのは“アンチ・スローの上がり勝負”で、緩まないペースの中で、スピードの持続力やスタミナを活かす。脚の使いどころの難しい馬が多く、ロングスパートで好走することが多い。穴は叩き4~5戦目。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
 No.〔A4〕の牝系は、米国のファミリーで、高速決着は得意だが、メリハリある流れが苦手。体力はあり、シーズンオフは得意な牝系。

△クリールカイザー・・・キングヘイロー×サッカーボーイ=リファール×ファイントップ 〔4-c〕
 前走札幌日経オープン4着(=札幌芝2600m:1.0秒差)。中山芝コースは(4-3-0-6)、芝2200m戦は(1-2-0-2)。
 キングヘイロー産駒はリファール系で、嵌れば大物喰いも出来るが、いつ嵌るかあてにならない展開次第の大穴血統。旬の時期は格上げでも狙い、旬を過ぎた実績馬は深追いしないのがポイント。気合をつけて前々で勝負するか、後方一気に懸けるか、自分の型に徹すると高い能力を示し、逆に人気を背負って中途半端に脚を溜めると勝ちきれない。勝率や連対率が高いのは、福島・札幌・函館の芝で、小回りの方が届く差し馬も多い。ハイペースに強い反面、緩急があると勝負どころの反応が鈍かったり、馬群の外しか回れなかったり、展開に左右されるため安定感はないが、このツボの狭さが大穴の多さを生んでいる。また叩き良化型で、休み明けは不振。詰まったレース間隔で調子を上げる。母父サッカーボーイはファイントップ系で、ディクタスの特性がよくでていて、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスはスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性が特徴。強敵相手の格上挑戦など重賞挑戦はプラス要因。ひとたびスピードにのるとグイグイ加速して、息の長いロングスパートを繰り出せる。ロングスパートの消耗戦は望むところ。
 No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに3歳秋から古馬にかけて成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。


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オールカマー2014回顧
オールカマー 天皇賞秋に向けて①。

軍神マルス
08期 予想歴16年

次走狙い:マイネルラクリマ
次走狙い:ラキシス


2014年 タイム 2’12”2 (良) 1FAve=12.02 3FAve=36.06

ラップ
①13.0-②11.0-③11.4-④12.2-⑤12.9-⑥12.2-⑦12.4-⑧12.1-⑨12.0-⑩11.4-⑪11.6
1FAveとの誤差
①+1.0 ②-1.0 ③-0.6 ④+0.2 ⑤+0.9 ⑥+0.2 ⑦+0.4 ⑧+0.1 ⑨±0 ⑩-0.6 ⑪-0.4
テン35.4-中盤61.8(3F換算37.08)-上がり35.0 『中弛み』

『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○

1着マイネルラクリマ・・・チーフベアハート×サンデーサイレンス=ダンチヒ×サンデーサイレンス 〔A4〕 2-2
2着ラキシス・・・ディープインパクト×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔16-h〕 6-5
3着クリールカイザー・・・キングヘイロー×サッカーボーイ=リファール×ファイントップ 〔4-c〕 10-9

流れは、テン-上がりのラップ差は少なく速い流れで、中盤のみ弛んだ『中弛み』の流れ。展開的には、逃げが最も恵まれ、次いで追込、先行・差しには厳しい流れと考える。

1着マイネルラクリマは、前走七夕賞3着(=福島芝2000m:0.4秒差)からの好走。中山芝コースは(0-1-0-4)、芝2200m戦は(0-0-0-1)でした。近走はエプソムC2着(=東京芝1800m:0.0秒差)→七夕賞3着(=福島芝2000m:0.4秒差)と重賞好走していた馬で、6歳馬ながら再上昇中の馬でした。チーフベアハート産駒は、09年天皇賞春1着→10年2着天皇賞春2着マイネルキッツや09年スプリンターズS2着→10年2着高松宮記念2着ビービーガルダンがいるのだが、どちらも6歳にてGⅠ好走している馬にて、6歳はまだまだ侮れない成長力がある血統と反省したい。そのため、本馬も6歳で再上昇しているのは不思議なことではなく、条件が合えば十分今後も期待できる馬として好走に期待したい。次走天皇賞秋であれば、東京芝2000mでは上がり勝負になりやすいので、道悪などで馬場が悪化しないと好走は厳しいかもしれないが、馬場が悪化するようなら好走もありうると考えたいと思います。
 チーフベアハート産駒はダンチヒ系で、前走で大敗していても軽く巻き返す穴血統。各馬が狭いストライクゾーンを持ち、ピンポイントで条件が揃うと好走する。天皇賞春好走のマイネルキッツがいれば、スプリンターズS好走のビービーガルダンもいる、距離適性も様々だが、共通しているのは“アンチ・スローの上がり勝負”で、緩まないペースの中で、スピードの持続力やスタミナを活かす。脚の使いどころの難しい馬が多く、ロングスパートで好走することが多い。穴は叩き4~5戦目。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
 No.〔A4〕の牝系は、米国のファミリーで、高速決着は得意だが、メリハリある流れが苦手。体力はあり、シーズンオフは得意な牝系。

2着ラキシスは、前走ヴィクトリアM15着(=東京芝1600m:0.8秒差)からの約4ヶ月半の休み明けでの好走。新潟芝コースは初で、芝2200m戦は(2-1-0-2)でした。芝2200m重賞は、13年エリザベス女王杯2着好走歴があり、また14年京都記念4着(=京都芝2200m:0.3秒差)と牡馬相手にも僅差で好走していた馬でした。前走は初のマイル戦で惨敗していたが、得意の中距離戦に戻ることはプラス要因で、侮ってはいけなかったと反省します。今回の好走から、牡馬相手にも好走したことから中距離戦なら能力は高く、牝馬限定のエリザベス女王杯では今年も好走に期待できる馬と考えて良いのでは?と今後の好走に期待したいと思います。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Storm Catはストームバード系で、斬れよりも全体のスピードに優れ、ハイペースに強いが、揉まれる競馬は苦手。大一番よりも前哨戦が向くタイプ。またストームバード系の特性として、勝負強さや底力には欠ける点と勢いがなくなるとスランプに陥る点には注意が必要。
 No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号hは、揉まれ弱く、基本的には広いコースがベスト。小回りコースの場合は外枠か先行策が必須。

3着クリールカイザーは、前走札幌日経オープン4着(=札幌芝2600m:1.0秒差)からの12番人気での激走。中山芝コースは(4-3-0-6)、芝2200m戦は(1-2-0-2)でした。前走は約4ヶ月の休み明けで、休み明けは(0-0-0-2)と好走歴はなかった馬だが、叩き2戦目は(0-1-1-0)と叩き良化型の馬でもあったし、またコーナー4つを回るコースでの好走が多い馬でもあったため、新潟芝2200mでも適性は高いと考えて期待したが、この点はうまく評価できたと考える。血統的にも強敵相手に能力を発揮する母父サッカーボーイの特性も活きたと思うし、また穴人気でこそ怖いキングヘイロー産駒であった点も本馬の好走のポイントだったと考える。今後もコーナー4つのコースなら、十分好走できる馬ではないか?と期待する。
 キングヘイロー産駒はリファール系で、嵌れば大物喰いも出来るが、いつ嵌るかあてにならない展開次第の大穴血統。旬の時期は格上げでも狙い、旬を過ぎた実績馬は深追いしないのがポイント。気合をつけて前々で勝負するか、後方一気に懸けるか、自分の型に徹すると高い能力を示し、逆に人気を背負って中途半端に脚を溜めると勝ちきれない。勝率や連対率が高いのは、福島・札幌・函館の芝で、小回りの方が届く差し馬も多い。ハイペースに強い反面、緩急があると勝負どころの反応が鈍かったり、馬群の外しか回れなかったり、展開に左右されるため安定感はないが、このツボの狭さが大穴の多さを生んでいる。また叩き良化型で、休み明けは不振。詰まったレース間隔で調子を上げる。母父サッカーボーイはファイントップ系で、ディクタスの特性がよくでていて、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスはスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性が特徴。強敵相手の格上挑戦など重賞挑戦はプラス要因。ひとたびスピードにのるとグイグイ加速して、息の長いロングスパートを繰り出せる。ロングスパートの消耗戦は望むところ。
 No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに3歳秋から古馬にかけて成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。


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