08期 予想歴16年
◎レオパルディナ
6着/2人気
○ダノングラシアス2着/1人
▲ウインソワレ3着/3人
△ダイワプロパー11着/4人
★傾向分析★
2009年 タイム 1'21"2 (良) 1FAve=11.60 3FAve=34.80
テン34.5-12.0-上がり34.7 『一貫』
1着タガノエリザベート・・・スペシャルウィーク×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔2-b〕 16-16
2着ベストクルーズ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔12〕 5-5
3着グレナディーン・・・ スペシャルウィーク×Alydar=サンデーサイレンス×レイズアネイティヴ 〔A1〕 2-2
2010年 タイム 1'22"3 (良) 1FAve=11.76 3FAve=35.27
テン34.8-11.8-上がり35.7 『前傾』
1着マルモセーラ・・・クロフネ×タマモクロス=ヴァイスリージェント×グレイソヴリン 〔12-f〕 3-3
2着ホーマンフリップ・・・フジキセキ×フレンチデピュティ=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔19〕 5-5
3着ホエールキャプチャ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔12〕 17-15
2011年 タイム 1’21”3 (良) 1FAve=11.61 3FAve=34.84
テン34.1-11.8-上がり35.4 『前傾』
1着アイムユアーズ・・・ファルブラヴ×エルコンドルパサー=ノーザンダンサー×キングマンボ 〔8-f〕 9-10
2着アンチュラス・・・ディープインパクト×Wild Zone=サンデーサイレンス×ニアークティック 〔9-e〕 3-3
3着ファインチョイス・・・アドマイヤムーン×タイキシャトル=フォーティナイナー×ヘイロー 〔1-o〕 6-5
2012年 タイム 1’20”8 (良) 1FAve=11.54 3FAve=34.63
テン34.7-11.2-上がり34.9 『一貫』
1着サウンドリアーナ・・・ケイムホーム×ダンシングブレーヴ=ミスプロ×リファール 〔10-d〕 2-2
2着ローブティサージュ・・・ウォーエンブレム×Singspiel=ミスプロ×サドラーズウェルズ 〔8-d〕 8-8
3着アメージングムーン・・・アドマイヤムーン×テンビー=フォーティナイナー×ニジンスキー 〔1-b〕 3-3
2013年 タイム 1’21”1 (良) 1FAve=11.59 3FAve=34.76
テン34.3-11.5-上がり35.3 『前傾』
1着ベルカント・・・サクラバクシンオー×ボストンハーバー=プリンスリーギフト×ボールドルーラー 〔3-c〕 1-1
2着モズハツコイ・・・クロフネ×サクラバクシンオー=ヴァイスリージェント×プリンスリーギフト 〔11-d〕 10-8
3着アドマイヤビジン・・・クロフネ×ゴールドヘイロー=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔21-a〕 18-16
近年流れは、『前傾』になりやすく、展開的には厳しいはずだが、4コーナー5番手以内に位置した馬の好走が多い。これは2歳戦の完成度の高さとスプリンターとしての将来性をもつ馬が好走しやすい流れと思われ、事実のちのち1200mで実績を残すような馬の好走が多い(=アストンマーチャン、ラインクラフト、シーイズトウショウ、モンローブロンド、アルーリングボイス、ワンカラット、ローブティサージュなどが好走)。
血統の傾向は、ヴァイスリージェント系の好走が多く、特にクロフネ産駒の好走が多い。またファルブラヴ産駒も近年好走が多く、大系統ノーザンダンサー系で、芝・ダートの1200m(=短距離)に強い血統向きの傾向。
芝・ダート短距離という点では、フジキセキ産駒やミスプロ系などの好走もあり、前で展開してそのままなだれこむようなタイプは適性が合うと思います。フォーティナイナー系も複数好走馬を輩出して相性は良い。
牝系の傾向は、No.〔1〕〔2〕〔9〕〔12〕の牝系が好走馬多し。
この牝系は、比較的2歳戦から好走することの多い仕上がりの早い牝系。
分枝記号は、fが好走馬が多い。分枝記号fは、休養明けを苦にしない反面、叩いて一変も少ないが、前走好走だと調子が良いということで連続好走もしやすい特性があります。
ステップの傾向は、重賞やオープン戦の芝1200m実績馬はよく好走しています。函館2歳Sや小倉2歳S好走馬やすずらん賞好走馬は適性あり。
★予想★
ファンタジーSのポイントは、
①『前傾』や『一貫』の流れなら、よりスプリンター適性が問われるレースとなる。好走できるのはダッシュに優れ、そのまま前で押し切れるタイプが好走しやすい。
②2歳戦で戦える仕上がりの早い血統が好走しやすい。特注はヴァイスリージェント系(=フレンチデピュティ、クロフネなど)。
③2歳戦でも好走の多い牝系に注目。No.〔1〕〔2〕〔9〕〔12〕が近年好走多し。分枝記号fも注目。
④芝1200mオープン実績重視。芝1600mオープン実績は、芝1200mオープン実績馬がいない時には信頼しても良い。
◎レオパルディナ・・・スニッツェル×Seeking the Gold=ダンチヒ×ミスプロ 〔1-n〕
前走小倉2歳S2着(=小倉芝1200m:0.0秒差)。京都芝コースは初で、芝1400m戦も初。
スニッツェル産駒はダンチヒ系で、距離に融通性のあるディンヒル系ながら短距離~マイルで持ち味のスピードを発揮する。芝でこその血統で、素質のある馬は2歳の早い時期から頭角を現し成長力もある。さっと好位につけられる軽快さを備え、速いラップで先行して粘る競馬を得意とし、中山や小倉の芝1200mなどハイペースコースの良績も目を引く。時計のかかる馬場は割引でだが、もまれない外枠も好材料。母父Seeking the Goldはミスプロ系で、仕上がりの早さと軽快なスピードを持つ短距離・マイル血統。時計勝負に強く、芝の良馬場や湿ったダートを得意とする。人気での信頼性が高い反面、大敗からの巻き返しは少ない。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。2歳のこの時期は成長力で他の牝系よりも完成度は高い。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。また短距離向きの馬が多く、中距離馬は洋芝開催向き。
○ダノングラシアス・・・マンハッタンカフェ×Grand Slam=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔3-o〕
前走500万条件戦りんどう賞2着(=京都芝1400m:0.0秒差)。京都芝コースは(0-1-0-0)、芝1400m戦は(1-1-0-0)。
マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが素軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で、前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。また道悪の成績が良く、パンパンの良馬場よりも多少時計の掛かる馬場向き。丈夫さが取り柄で、詰まったローテーションや高齢馬が穴をあける。母父Grand Slamはミスプロ系で、仕上がりの早いマイラー血統。2歳新馬からいきなり走り、早い時期に2勝を上げてオープン入りもするが、オープン戦を勝ちきるには苦労し、3歳夏以降に条件戦で復活するのがパターン。芝で頭打ちになった馬のダート替わりでの復活にも注意。ダートでは中距離もこなす。
No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号oは、時計のかかる馬場や上がりのかかる展開で能力を発揮するが、急坂に弱い。シーズンオフも得意。
▲ウインソワレ・・・ロージズインメイ×ダンスインザダーク=ヘイロー×サンデーサイレンス 〔1-b〕
前走未勝利戦1着(=阪神芝1400m)。京都芝コースは初で、芝1400m戦は(1-0-0-1)。
ロージズインメイ産駒はヘイロー系で、本質は馬力型の持久力血統。芝・ダート兼用型だが、芝・ダートともに3着・4着が多く、尻を押したくなるようなジリ脚の馬が多く、瞬発力勝負では分が悪い。活躍距離はバラついているが、比較的芝1600~2000mにて穴の好走が多く、コーナー2つのコースよりも、中山芝2000mや小倉芝2000mなどコーナー4つのコース方が向いている。母父の特性を引き出しやすいのも特徴の一つ。母父ダンスインザダークはスタミナ型サンデーサイレンス系で、大物を輩出するしスタミナ抜群なのだが器用さに欠け、ギアが入れば迫力満点の長い末脚を使う一方で、トップギアまでに時間がかかり瞬時に反応できないという弱点を併せ持つ。また条件戦では手間取るも能力が引き出される格上挑戦は好走のプラス要因で、産駒が好走していた重賞で産駒が好走することが多いのも特徴。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。2歳のこの時期は成長力で他の牝系よりも完成度は高い。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。
△ダイワプロパー・・・ダイワメジャー×タイキシャトル=サンデーサイレンス×ヘイロー 〔2-c〕
前走新馬戦1着(=京都芝1400m)。京都芝コースは(1-0-0-0)、芝1400m戦は(1-0-0-0)。
ダイワメジャー産駒はサンデーサイレンス系で、力強いスピードを持ち、芝1600~2000mを得意とするマイラーや中距離型。フジキセキに近いイメージで、自身がダートを圧勝した実績もあるのでダートの得意な馬力型のタイプと、芝で鋭く斬れる脚を使うタイプと存在するはず。ダイワメジャー自身が中山芝コースで好走が多かったように、また古馬で本格化するまでは直線の長い東京芝コースや京都芝コースなどで最後につかまるレースが多かったことからも、キレよりもスピードの持続性能を活かしたレースに向くと考えますが、完成度は高い。本格化すると鋭く斬れる脚も使えるようになる(=父母父ノーザンテーストの成長能力で引き出される感じと思います)。また直線の短い中山・阪神芝コースでは1着も多いが、東京・京都芝コースになると勝ちきれずに2・3着になることが多い。母父タイキシャトルはヘイロー系で、芝ダート兼用の快速スピード型で、得意コースに1200mが並ぶ、速さと粘りの血統。高速決着も望むところ。仕上がりの早さを活かして、2歳の新馬からスピード全開。内枠からポンと出て最短コースを抜ける器用さを持ち、内枠の成績が良い。逃げ・先行馬が有利なローカル開催の前半に勝ち星を量産する。スプリンター中心ながら、2歳から3歳前半の時期や一流馬はマイルや1800mでも走るから安易に距離で嫌わないこと。また好調期は連続して好走し、勢いがなくなるとスランプを迎える波の大きさもある。“フレッシュ”が好走条件で、穴を狙うなら短期休養明けと距離短縮がオススメ。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
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