エリザベス女王杯2014予想
クラシックじゃないということ

スコット
14期 予想歴13年

◎ラキシス
  1着/3人気

○フーラブライド4着/10人
▲キャトルフィーユ5着/8人
△メイショウマンボ12着/2人



 まずはポイントから。

 1.Tサンデー軽視(来たのはブエナビスタのみ)
 2.クラシックに出られなかった馬
 3.前走2200m以上
 4.ヌレイエフの血
 5.ファミナンは1,9,16号族
 6.ディープとロベルト(注)


 まずは、1番ですが、Tサンデー(ハーツクライ・スペシャルウィーク・マンハッタンカフェ・ゼンノロブロイなど)は、ブエナビスタが3着に入っただけでほぼ消しで良いと思います。

 あとは、2番と3番については、クラシックに出られなかった馬や、関連して1600m、2400m、2000mという根幹距離で良くなかった馬たちが走ってくるということですね。

 4番はヌレイエフの血。確かにノーザンダンサー系が走っているんですが、中でもヌレイエフが良いと思います。

 最後にディープとロベルトですね。

 ここ2年でディープ産駒が3頭来ていると。あとはロベルト系がここ5年で3勝していると。

 ロベルト系というのは牝馬クラシックではあまりこなくて、そういう意味でエリザベスには合っていると思うのですが、3勝中2勝がスノーフェアリーであり、レインボーダリアも含めてノーザンダンサーの血を持っていたことを考えると、ブランネージュは注意くらいの評価で良いかと思います。


 では印に。

 ◎ラキシス

 ディープ産駒であり、前走も2200mのオールカマー。去年以降、安定して走ってますし、ヴィクトリアマイルもまったく合わないコースですから、ここが勝ち時かな。

 今年のトレンドでもある重賞未勝利馬ですし。


 ○フーラブライド

 ヌレイエフ持ちで、ゴールドアリュールはトゥザヴィクトリーと父と母父が同じ配合。

 叩き良化タイプでもあるので、良いと思う。あとは前に行ってほしい。

 ただ、勝つ気はあまりしていないので、対抗に。


 ▲キャトルフィーユ

 今年ニューカマーのディープならこれ。クラシックでは走らず、牝馬限定の1800mで勝ってきたあたりが楽しいところ。

 前走は得意とは思えない東京で頑張ったし、今のGⅠで福永からルメールなら大変ありがたいところ。


 △メイショウマンボ

 ここで巻き返せなかったら終わりだと思う。牡牝混合戦では全く走らないけど、京都大賞典からの臨戦も良いと思うし、一応押さえてあげたいかなと。


 あと数頭。

 △グレイスフラワー

 ノーザンテーストの血を持ち、クラシックには出れず、前走は2400m。
 ダイワメジャーは1400mとかに強いが、サドラーズウェルズにかければ逆に延びて良しな血統。

 ただ、単純に足りない可能性もあるので、ここまで。

 △ショウナンパンドラ

 これは普通に強い馬だと思っているし、ディープで1号族なので押さえるが、秋華賞は位置取りの差があると思うので、4頭には入れず。


 ヌーヴォレコルト

 父はTサンデーのハーツクライだし、美浦からの輸送だし、ファミナンは極軽系だし軽視したい。
 ただ、秋華賞も内容自体はこっちが上なので三連複くらいには。

 ブランネージュ

 唯一のロベルトなので買いたいけど、母父がヴァイスリージェントなのはあまり気に食わず。

 ディアデラマドレ
 アロマティコ

 キンカメ×サンデーの2頭。前者は一気に勝ってしまう可能性も考えられるし、人気もない。

 後者は3着ならあるかな~と。


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エリザベス女王杯2014回顧
各々の適性と今後。と94%的中のデータ

スコット
14期 予想歴13年

次走狙い:ディアデラマドレ
次走狙い:スマートレイアー


 いつものように、血統を書いても良いんだけどせっかくだから、思うところの適性とかについても書きます。

 ・ラキシス

 まず、今日の川田は素人目の評価ながら良い騎乗だったと思います。

 血統的には、サトノアラジンの姉ですが、ディープにしてはあまりキレない印象で、東京とかは合わない。

 これからも非根幹距離が合うはず。


 ・フーラブライド

 よく頑張ったし、京都適性もやっぱりある。血統的イメージは昭和の差し馬といった感じ。

 母父がメジロマックイーンだし、加えて在来牝系。
 そう考えるとなおさらマーメイドSはよく走ったと思う。

 ちなむと、使った方がもしくは使い込んだ方が良い一族で、叩き2戦目以降がねらい目。


 ・キャトルフィーユ

 よく5着に来たと思うけど、鞍上の腕を思えば3着が欲しかった。

 血統的には、兄弟にレディアルバローザがいて、同様にやっぱりクラシックディスタンスとはズレた適性があるかと思います。



 ・ヌーヴォレコルト

 Tサンデー軽視ということで低評価でしたが、終始良い位置取りで勝負できたのが2着たるゆえんかと思います。

 ただ、この馬が勝ったオークスがあまりほめられる内容でもないので、今後もGⅠ戦線で活躍するかというとイマイチなイメージ。

 近親はゴッドインチーフでなおさら成長力は無さそうで、完成度と鞍上で勝負してた感じ。


 ・メイショウマンボ

 簡単な話で、馬がなんかおかしくなってる。

 もしくは、もしかしたら距離がこの馬も長いのかな…。
 近親は、メイショウアヤメとマイネレーツェル。

 エリザベス女王杯というレースは、本来マイラーというか距離が長いタイプでも3歳時は勢いで走れてしまうレースなので、もしかしたら…。

 物は試しに1400mとか使ってみてくれないかなぁ。


 ・ホエールキャプチャ

 この馬は明らかに長い。クロフネ×サンデーというのは、中山マイルとかに強い血統なので、2200mは明らかに長い。

 1800mとか2000mも能力でこなしてるイメージで、教授同様、なぜマイルCSに出ないのか甚だ疑問。


 ・ヴィルシーナ

 どうやら、トモというか腰辺りにケガというか不安を抱えていた(る?)と聞いていました。

 ちなみに、この馬も本来2200mは長いと思う。そういう意味では宝塚は上手く乗ったんだと思う。

 近親は、フレールジャックとかダノンシャンティとかマーティンボロとか。

 やっぱりマイルから2000m辺りまでかなぁと。


 ・レッドリヴェール

 何度も言ってるけど、消耗戦のマイラーというイメージ。
 いっそ有馬。

 ・ショウナンパンドラ

 やれるだけのレースはしたのではないでしょうか。もちろん、秋華賞は内外の差なので、現時点ではヌーヴォレコルトの方が上かもしれないけど、成長力ならこっち。

 一族的にも京都は大得意なはずなので、来年期待しても良いかも。


 ・コウエイオトメ

 北村友はこういう馬にのせるとやっぱりインを突ける。
 血統的にはハーツクライらしく、エンジンの点火が遅くて京都外回り向きかな。
 中山とかは向かない。


 ・ディアデラマドレ

 例年のエリザベス女王杯らしく、外からぶっ差してくるのはこの馬かと思っていたら来ましたね。

 強くなっていると思うし、母父サンデーだから1800mが良いかなぁ。


 ・スマートレイアー

 この馬は、距離延長はまったく走らない。し、2200mは長い。
 逆に言うと、次は多分距離短縮なので走る。



 最後に、ここではあまりしてこなかったデータ分析をちらっと。

 このエリザベス女王杯、18年の歴史で17回起きているのが、

 1,2番人気の馬から7番人気までの馬への馬連流し(11点)で当たるということ。

 これから外れたのはブエナビスタが3着に負けた、あのクィーンスプマンテとテイエムプリキュアの年だけ。
 今年もこれに当てはまってしまった。

 さて、来年は…?


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