08期 予想歴16年
◎トーセンラー
4着/2人気
○フィエロ2着/3人
▲レッドアリオン14着/10人
△エキストラエンド5着/12人
★傾向分析★
2009年 タイム 1'33"2 (良) 1FAve=11.65 3FAve=34.95
テン34.8-中盤23.9(3F換算35.85)-上がり34.5 『加速・中弛み』
1着カンパニー・・・ミラクルアドマイヤ×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト 〔9-a〕7-7
2着マイネルファルケ・・・ムタファーウエク×パークリージェント=ロベルト×ヴァイスリージェント 〔4-l〕 1-1
3着サプレザ・・・Sahm×Pleasant Tap=ミスプロ×リボー 〔11-a〕 5-5
2010年 タイム 1'31"8 (良) 1FAve=11.48 3FAve=34.43
テン33.7-中盤23.0(3F換算34.50)-上がり35.1 『前傾』
1着エーシンフォワード・・・Forest Wildcat×Cure the Blues=ストームバード×ターントゥ 〔16-a〕 8-7
2着ダノンヨーヨー・・・ダンスインザダーク×フォーティナイナー=サンデーサイレンス×フォーティナイナー 〔18〕 16-17
3着ゴールスキー・・・ネオユニヴァース×Nureyev=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔9-h〕 8-7
2011年 タイム 1’33”9 (稍重) 1FAve=11.74 3FAve=35.21
テン34.4-中盤24.2(3F換算36.30)-上がり35.3 『前傾・中弛み』
1着エイシンアポロン・・・Giant’s Causeway×Sadler’s Wells=ストームバード×サドラーズウェルズ 〔1-l〕 5-4
2着フィフスペトル・・・キングカメハメハ×Bahri=キングマンボ×ネヴァーベンド 〔19-b〕 3-2
3着サプレザ・・・Sahm×Pleasant Tap=ミスプロ×リボー 〔11-a〕 12-13
2012年 タイム 1’32”9 (稍重) 1FAve=11.61 3FAve=34.84
テン35.0-中盤23.2(3F換算34.80)-上がり34.7 『一貫』
1着サダムパテック・・・フジキセキ×エリシオ=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔9-h〕 6-7
2着グランプリボス・・・サクラバクシンオー×サンデーサイレンス=プリンスリーギフト×サンデーサイレンス 〔8-c〕 8-8
3着ドナウブルー・・・ディープインパクト×Bertolini=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔16-f〕 8-8
2013年 タイム 1’32”4 (良) 1FAve=11.55 3FAve=34.65
テン35.1-中盤23.2(3F換算34.80)-上がり34.1 『加速』
1着トーセンラー・・・ディープインパクト×Lycius=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔17-b〕 15-14
2着ダイワマッジョーレ・・・ダイワメジャー×Law Society=サンデーサイレンス×リボー 〔12-e〕 3-4
3着ダノンシャーク・・・ディープインパクト×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔1-u〕 8-6
過去5年の流れをみるとテンが緩い『加速』にはなりにくく、基本は『前傾』で中盤の2Fで『中弛み』か『一貫』のオプションがつく感じ。
『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
例年速い上がりを使える差し・追込馬が、展開上で有利な位置取りにて少なくとも1頭は好走する傾向。
血統の傾向は、以前はサンデーサイレンス系が圧倒的に強かった傾向がありましたが、近年はストームバード系やミスプロ系、ヴァイスリージェント系など芝・ダート兼用型血統の好走が多くなりました。『前傾』の流れが多くなったことにより、スピードの持続性能が問われることが多くなったと思われ、そのため好走が多くなったと考えます。
大系統ノーザンダンサー系(=ストームバード系、ヴァイスリージェント系、ノーザンテースト系、ニジンスキー系、サドラーズウェルズ系など)も父か母父に入っているとなお良い傾向。
、
牝系の傾向は、No.〔4〕〔8〕〔11〕が好走馬が多い傾向。
No.〔4〕は、古馬での成長力が豊かな牝系。前走から距離短縮だと好走しやすい感じです。
No.〔8〕は、東京・京都コースに向く伏兵タイプ向き。阪神コースにも強い。またマイル~中距離実績馬が好走多し。
No.〔11〕は、東京・京都コースに向くのびのびと加速する流れに強い牝系。
分枝記号は、fやg記号が好走多し。
ステップの傾向は、天皇賞秋から出走した馬(=好走してもしなくても)が、人気の場合はよく好走しています。
また前走毎日王冠好走馬は、直行でも天皇賞秋を挟んでも好走が多い傾向。これはマイルCSが中距離よりの適性が必要ということと考えます。スプリンターズSとはつながりにくく、1800mや2000mの重賞好走馬に向く感じが傾向として出ています。
スワンSからは連対馬は少ないが、3着には好走ありという感じです。スワンSはスプリンター寄りの結果になりやすいことが原因で、マイルCSと適性が違うためだと思われます。ただしスワンSが稍重や重といった馬場が悪化するとマイル重賞向きの適性となるので、その場合はつながる可能性が十分と考えます。
富士Sは以前はつながりにくい傾向がありましたが、近年は好走馬が連続好走することが多くなってきています。
また近年は、朝日杯FSやNZT、ダービー卿CTや京成杯AHなど中山芝1600m重賞好走歴のある馬の好走が多くなってきています(=07年1着ダイワメジャー:05年ダービー卿CT1着、07年2着・08年2着スーパーホーネット:05年朝日杯FS2着、08年3着ファイングレイン:06年NZT2着、09年2着マイネルファルケ:09年ダービー卿CT2着、10年1着エーシンフォワード:08年NZT2着、11年1着エイシンアポロン:09年朝日杯2着、11年2着フィフスペトル:08年朝日杯FS2着・11年京成杯AH1着、12年2着グランプリボス:10年朝日杯FS1着など)。
好走歴のある馬は再度好走する傾向もありますが、3年連続は難しく、基本的には「老馬の法則」は通用すると思います。
★予想★
マイルCSのポイントは、
①流れは、『前傾』や『一貫』といった締まった流れになりやすく、差し馬に注目。
②持続した流れになりやすい点から、芝・ダート兼用血統に注目。ストームバード系やヴァイスリージェント系、ミスプロ系にも注目。
③大系統ノーザンダンサー系にも注目。
④No.〔4〕〔8〕〔9〕の牝系に注目。
⑤天皇賞秋からのステップ馬は好走が多い。距離短縮という点で有利。天皇賞秋の主要ステップである毎日王冠や京都大賞典からの好走馬の直行ローテーションも注目。
⑥スワンS好走馬は惜敗が多く、1着には向かないが注意は必要で、良馬場ならヒモ受けが正解。スワンSが馬場悪化なら1・2着もありうる。
⑦富士Sは1着馬に注目。2着以下の馬は近年では好走がなく、期待できるのは1着馬のみ。マイル重賞という点では、ストレスがかかりやすいステップとみるべし。
⑧中山芝1600m重賞好走実績が重要。好走歴があるとプラス要因。
⑨内枠の先行・差し馬には注意。
⑩前年度好走馬の再度の好走もあるが、「老馬の法則」は活き、3年連続の好走は難しい。
◎トーセンラー・・・ディープインパクト×Lycius=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔17-b〕
前走京都大賞典3着(=京都芝2400m:0.3秒差)。京都芝コースは(4-2-4-1)、芝1600m戦は(1-0-0-1)。13年マイルCS1着馬で、リピーターとしての好走に期待するが、京都芝コースはほぼ崩れずに好走している馬にて、京都巧者としての好走にも期待する。昨年好走時と同じようなローテーションで臨戦過程が同じであるので、「老馬の法則」が立ちはだかると思うが、それでも3着内好走の可能性が高い馬として好走に期待して評価する。前走は上がりも33秒6で2位の上がりは繰り出しているし、やや外枠なのは気になるが、衰えは少ないと思うので好走に期待する。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Lyciusはミスプロ系だが、母系のリファールやハイハットなど底力とやや不器用さを秘めた血統が入り、他のミスプロ系ほどの軽さがない。だがやはりミスプロ系であることに変わりなく、短距離~中距離までが守備範囲で、仕上がりも遅くはない。芝は時計のかかる馬場に向き、平坦コースならなお良い。ダートなら力の要る馬場もこなす。
No.〔17〕の牝系は、好調期に連続好走しやすい特性を秘めた短距離~マイル向きの牝系。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。
○フィエロ・・・ディープインパクト×Danehill=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔10-d〕
前走スワンS3着(=京都芝1400m:0.1秒差)。京都芝コースは(1-2-1-0)、芝1600m戦は(4-1-0-2)。14年マイラーズC2着(=京都芝1600m:0.2秒差)と重賞でも好走実績があり、またトーセンラー同様に京都芝コース巧者でもあるので、好走に期待して評価する。ローテーションで、距離延長となるスワンSの分をやや不利とみて、割り引いたうえで対抗評価と考える。前走は上がり33秒2を繰り出して上がり1位で好走もしているし、適性は向くと考えて評価する。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Danehillはダンチヒ系で、優れたスピードに加え、中長距離でも勝負できるスタミナと底力を備えている。本格化すると連勝街道を走り、一気に登り詰める爆発力と勢いを持つ。ハイペースでもバテないスピード能力が売りで、マイラーは下手に溜めるよりも突っ走らせたほうが強い内容を見せ、高速決着にも強い。弱点は揉まれた時の脆さと、勢いが止まるとしぼんでしまうこと。不調期に入った馬は嫌う方が良い。
No.〔10〕の牝系は、スピードの持続性能に優れた牝系。短距離だとペースの弛まない淡々としたペースに向く。または長距離と距離適性は幅広いが極端。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。
▲レッドアリオン・・・アグネスタキオン×ダンシングブレーヴ=サンデーサイレンス×リファール 〔9-f〕
前走富士S3着(=東京芝1600m:0.1秒差)。京都芝コースは(0-0-1-4)、芝1600m戦は(3-3-3-7)。京都芝コースでの好走は少ない馬だが、芝1600m戦の成績はそれほど悪くなく、今回前走重賞好走後の勢いに乗じて好走が可能なアグネスタキオン産駒とみて、好走に期待して評価する。前走富士Sでは、上り1位で32秒8を繰り出しての好走で、スタートがスムーズなら十分突き抜ける可能性は秘めた馬と考えて評価する。
アグネスタキオン産駒は、スピード型サンデーサイレンス系で、前走0.5秒差以内で5着以内だと好走しやすい特性を持ち、サンデーサイレンスの瞬発力を最も活かしやすい。基本的に人気馬や好調馬を素直に評価すべき順張り血統。高速馬場や瞬発力が得意で、スタミナ豊富とは言えないが芝2200mや2500mの重賞成績も悪くなく、華やかで完成の高いクラシック型。母父ダンシングブレーヴはリファール系で、瞬発力勝負や緩急のある競馬を苦手とするが、淀みなく流れる展開になると、距離や格に関係なく、先行しても追い込んでも無類の強さを発揮する。母父としても、ここ一番で凄みを見せる血統。成長力も豊富。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門で、広いコース変わりはプラス要因。3歳秋以降は本格化が始まり、堅実に走るタイプとなる。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
△エキストラエンド・・・ディープインパクト×Garde Royale=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド 〔4-p〕
前走富士S5着(=東京芝1600m:0.1秒差)。京都芝コースは(2-0-2-2)、芝1600m戦は(1-1-1-4)。14年京都金杯1着や14年マイラーズC3着(=0.5秒差)と京都芝1600mで重賞好走実績がある馬で、近走成績が今一つなためか、今回侮られた人気だが、十分反撃は可能とみて好走に期待して評価する。前走富士Sでも僅差には好走しているし、上がり2位の32秒9を繰り出してはいるので、うまく嵌れば十分好走は可能と期待して評価する。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Garde Royaleはネヴァーベンド系で、スタミナと持久力に優れたミルリーフ系。スローペースより消耗戦に強く、前走が不振でも展開が厳しくなると突っ込んでくる。強気な競馬をしてこそ持ち味が活きる。成長力があり、高齢になって甦る馬もいる。
No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに3歳秋から古馬にかけて成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号pは、時計のかかる馬場に強く、急坂も苦にせず安定性はある。ただしここ一番の大舞台に弱いところがあり、伏兵の立場だと好走しやすく狙いたい。断然人気では過信禁物。またスローの上がり勝負には強いが、時計の速い決着は苦手な傾向。
tipmonaとは?