14期 予想歴17年
◎ミッキーユニバース
2着/2人気
○ニシノクラッチ3着/4人
▲ダノンプラチナ1着/1人
△シャインアロー11着/7人
×マイネルエスパス
ベゴニア賞は、過去十期において予想した年は大抵的中している相性の良いレースで昨年は本線的中もできた。よく当たってきたということは指数が通用する条件ということで、昨年と同様の観点から分析をする。
1.上がり実績
過去10年の馬券圏内馬30頭中、上がり連対実績がなかったのは3頭(ロゴタイプ、レオマイスター、カイシュウタキオン)のみで、うち2頭は指数2位以内馬。東スポ杯はほとんど1位だったことを思えば、クラスが下がるためか、あるいは距離が短くなるためか末脚の重要性は多少落ちるが、直線の長い東京コースであり、上がり連対実績はそれなりに重要である(昨年は3頭とも前走で上がり1位)。
2.指数
過去10年の指数1位馬(距離により調整後)は、ラドランファーマ(1着)、ブラックバースピン(1着)、マイネシャリマー(2着)、レオマイスター(2着)、ナンヨーアイドル(2着)、セイウンジャガーズ(3着)、ナカヤマナイト(1着)、ショウナンラムジ(4着)、メイショウオオゼキ(5着)、アブソリュカフェ(17着)と概ね馬券に絡んでいる。
指数2位馬も、マチカネオーラ(2着)、マイネジャーダ(2着)、エイシンイチモンジ(7着)、ドリームガードナー(1着)、マイネルシアター(4着)、キングレオポルド(1着)、ショウナンバーズ(4着)、フライングバルーン(6着)、ロゴタイプ(1着)、ロサギガンティア(2着)と健闘。
基本的には、指数上位馬と未知馬の組合せとなることが多い(昨年も、指数2位馬と未知馬2頭での組合せとなった)。
3.未知馬や低指数馬の手応え
前走が新馬戦か未勝利戦で、手応えが楽でベゴニア賞でも馬券に絡んだ馬は、ブラックバースピン、メイショウレガーロ、ドリームガードナー、メイビリーヴ、パールシャドウ、リアルフレア、ロサギガンティアといて、手応えが悪くても好走した馬は、マチカネオーラ、カイシュウタキオン、ディープスピリット、ヒシカツジェームス、コティリオンといた。後者のうち、新馬戦だったのは5頭中3頭なので、未勝利戦からの臨戦であれば、楽な手応えで勝っていたほうが良いということで良さそう。
前走の手応えが悪くて、人気で惨敗した例としては、プリンシペデルソル、ヒシブレーブ、ダノンシュナップス、レッドジャイヴがいる。ある程度使える見方なのではないだろうか。
4.血統系統
SS系とND系がほとんどで、RO系が続く。この3系統を持っていない馬券圏内馬はない(RO系はMP系との組み合わせなので、MP系との3系統のいずれかを持っていれば良いとも言える)。東スポ杯と比べると、瞬発より持続が優勢のように思う。いずれにせよ、有力馬は皆持っている系統なので、取捨には使いづらいか。
上記の観点から今年のレースを予想する。まず、持ち指数の低い、シンボリタビット、ダイワコンプリート、ショウナンライコウ、マイネルリード、ウップスアデイジイ、ハナズプルメリアを消去する。
上がり連対実績がないダイワコンプリート、ミッキーユニバース、マイネルリード、マイネルエスパス、ハナズプルメリアは軽視。
指数上位は、1位ミッキーユニバース、2位ニシノクラッチ。この2頭は重視したい。ただし、血統系統的にニシノクラッチはMP系×PG系で主要系統が入っていないことに注意。
手応えについては、二重丸の印を打っている、ダノンプラチナが好評価。
本命は指数1位で軸格付け的に3着以内を期待できるミッキーユニバース。スピードに優るタイプで、前半にマイネルエスパスやシンギングロージスと競り合うことになれば崩れないとも言えないが、前走では2番手で我慢できたので深追いしなければ、インの良い条件で内目を通れて、上位争いができると見ている。上がり連対経験がないのは心配だが、同じコースの重賞で3着の実績があるし、指数1位なので問題視する必要はないと考える。
指数2位のニシノクラッチは、外から追いこむ形になると崩れるかもしれないが、内枠を引けたので内を捌き切れれば、展開ひとつで突き抜けられる可能性もある。前述の血統系統だけが不安材料。
ダノンプラチナは外枠の差し馬なので、コーナーでのロスは生じる。ただし、前走は残り300mまで追い出しを待つ余裕の勝利で、指数を上げてくる可能性は高く、キャリアの少ない楽勝経験馬が馬券に絡む例年の傾向からも軽視はできない。
指数が中位であるオープンザウェイ、シンキングロージスと、上積みリスク馬のシャインアローは念のためおさえる。
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